セントジョーンズワート1

夕摘みのセントジョーンズワートのオイル

お庭で育てているハーブの一つ、セントジョーンズワート。

夏至の日に摘んだセントジョーンズワートの黄色い花びらをオイルに漬けてお日様の下に置いておくと、真っ赤なオイルが出来上がります。(お日様の力で、オイルに植物の薬効を抽出する方法のことを「太陽抽出法」といいます)

この真っ赤なオイルをお好きなオイルで5倍に希釈して外用すると、切り傷、日焼け、やけど、腰痛、筋肉痛、神経痛に有効とされています。


(※内服については「サンシャインサプリメント」という別名の通り、うつ状態の緩和、精神安定などの効果があるとされていますが、市販薬との飲み合わせなどの禁忌事項があります。)


植物と接していていつも思うのが、感覚を開いて植物と接することの大切さ。


特定のお花をオイルに漬けて薬効を抽出するとき、その植物の種類にもよりますが、花が一番開ききった状態であるとか、開ききる一歩手前で採取して抽出するのが原則です。


セントジョーンズワートは、お花の時期は毎日次々に小さな花を咲かせます。


本来ならば朝一番の花の状態が一番良いのですが、、毎日セントジョーンズワートと接して、指先を黒く染めながら花を手で触ったり、蕾を取ってしまわないようにそっと花を摘まんだり、収穫した花をオイルの瓶の中に入れて色の変化を観察したりしていると、朝開いたばかりの花びらを摘んでしまうことができなくなるのです。


セントジョーンズワートは薬効として精神安定の作用がありますが、毎朝セントジョーンズワートと接していると、実際にセントジョーンズワートを摂取しなくても、もうほとんど精神が安定してくるのです。それは精神安定の薬効が特に無い植物でも同じです。


本を読むと、植物の採取の時期や時間、使うことに望ましいオイルなど、たくさんの情報が載っていますが、大切なのは、心を開いて草花と接すること。


というわけで、私の作るセントジョーンズワートオイルは朝一番に開いた花弁は使っていません。


一日を生き切ったセントジョーンズワートの花びらを夕方摘むか、朝、前日に開ききった花びらをオイルに漬けています。


オイルは、本を読むとおそらくバージンオリーブオイルに浸けると書いてあると思いますが、私は自分の好きな、マカダミアナッツオイルを使っています。


感覚で植物と接して、自分の好きを優先することが、心の安定に繋がると思っています。


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