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女性のライフワークバランスで考えたい〜仕事のバランスと考えかた〜

はじめに

現代、「これからも先も、働き続けたい」と考える女性が73%もいます。(「みんなの転職『体験談』。より)対象者が20〜50代の女性を対象としたものなので、年齢によっても多少の幅はあること、生活的背景があるとしても全体的に女性は「働きたい」と思っているということがいえます。
しかし、女性のライフイベントやステージを考えていくなかで必ずそのままでは難しいケースが出てきます。
ですので、ライフワークバランスを含めての仕事のバランスについて今回は考えていきたいと思います。

〈このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です〉

妊娠・出産でみる女性のライフスタイルの変化

女性で大きくライフスタイルが変わるものが、妊娠・出産によるケースがほとんどです。実際に下記の調査でも女性は働き続けることが難しく、出産前後で退職されている人が多いです。直近のものだと、正規職員の就業継続率52%と自営業の73.9%に比べてもだいぶ低い数値となります。
退職するにあたっての理由としては、介護を行う場合もありますがその多くが
「育児のため」と答えています。
現代の傾向として共働きの家庭が増える一方で、核家族化が進んでおり夫婦の関係性のなかで「女性が仕事を辞める」ということが選択肢として多いことが伺えます。

出産前有職者の就業形態別妻の就業継続率

さらにはこのような結果も…

同調査にて、(女性の未婚・既婚別「働きたい/働きたくない」割合について、
表したものでは未婚70%、既婚76%という結果が出ており未婚者より既婚者の方が仕事を続けたいと考えています。


仕事を継続するためには?

先ほどの結果で、仕事と家庭を両立したいと考える女性は多いことがわかりました。では、仕事と家庭を両立するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
仕事を継続するために考えたいことや働きかたについてご紹介しますね。

【正社員からパートへの変更を考える】
正社員として働く場合だと、責任を負う業務が多いため残業をしなくてはならない場面も出てきます。育児中だからと考慮をしてもらえる場合には、正社員のままでも問題ないと思いますが、それが難しいケースだと保育園などのお迎えにも間に合わなくなる場合も。
残業があるとわかっている場合には、正社員時代と同じ仕事内容でもパートに変更することで責任などの負担を減らすことができます。

【短時間勤務制度】
3歳までの子育てをしている人が活用できる制度になります。原則、1日6時間勤務として行います。正社員・契約社員・パートタイムといった勤務形態を問わず利用することが可能です。申請は勤務先の就業規則に従う形となります。
会社によって、「1年以上雇用されていること」「短時間勤務でも支障がない仕事内容であること」という条件がある場合もあるため、あらかじめ確認が必要です。

【在宅支援制度を利用する】
業種によっては外勤でないと難しい場合もありますが、もし在宅でできる仕事内容なのであれば在宅支援制度を利用されてはいかがでしょうか?
在宅勤務制度はパソコンとネットがあればできる仕事内容が中心になりますが、通勤勤務がないだけで出勤・保育園送迎などの負担がかなり軽減されます。

【両立できる仕事に転職する】
もし、現在の職場が妊娠・出産などでライフスタイルに変化があった場合に継続できない働きかたであればライフスタイルの変化があっても働き続けることができる職種へ転職することも必要です。
例えば、夜遅くまで働く営業職はママになった後には難しいケースがほとんどです。ですので、WEBデザインを学んで在宅で働けるWEBデザイナーになる。というのも良い案でしょう。

家庭のバランスをとるためには?

【家事育児は夫婦で協力する】
これは基本的なことではありますが、女性が家庭の家事育児などの負担が多いケースがほとんどです。家事育児は家族というチーム内のタスクです。ひとりで全て背負うことは負担でしかないので、夫婦で協力できるように話し合いなどを含めて相談をしましょう。

【子ども向けサービスは全力で活用する】
育児ボランティア、ベビーシッター、病児保育、地域の子どもイベント、女性・ママ向け講座など地域を中心としたサービスや有料サービスも登録をすれば利用できます。あらかじめ活用しそうなサービスがあれば調べつつ、利用登録をしておくことで急な用事や体調不良で預けたいという場合などに子どもをみてもらうことができます。子ども向けサービスはいつ何があるかわからないので、前もって準備ができていると安心ですよ。

仕事も大事、家庭も大事。

アンケート結果でもわかるように、現在仕事上では男女平等と言いつつ妊娠・出産・子育ての際には現代でも女性が制限ある場面が多いですよね。
そんな状況でも、女性が自分の生き方について「どんなふうに生きたいか」を考えながら仕事や家庭を大事にしてください。



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