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【体験談】2歳イヤイヤ期、保育園を嫌がるこどもとの向き合いかた

はじめに

こどもが1歳半~2歳頃になると、「イヤイヤ期」がママを襲います。
これは多くのこどもが

・おむつを替えるとき
・ごはんを食べるとき
・お風呂に入るとき
・お出かけをするとき

多くの機会で「イヤ」と拒否する時期のことをいいます。
そのなかでも特にダメージが強いのが「保育園を嫌がるイヤイヤ」です。

ママが全員通る道ですが、少しでもママのメンタルが和らぐよう私の体験を通じて、「保育園イヤイヤ期の対応」についてご紹介します。

〈このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です〉


イヤイヤ期はなぜ起こる?

そもそも、イヤイヤ期とはなぜおこるのでしょうか?
イヤイヤ期というのは、1歳半~2歳ほどになるとこどもが成長していくなかで自分を認識し自我を持つなかで自己主張をする時期のことを指します。

これは、こどもにとっては重要な成長過程で
こどもが唯一、自分を抑えることなく自己主張ができる時期ともいわれています。


科学的に言われている原因は?

科学的な根拠でいうと、脳の「我慢」の部分を司る前頭葉の発達に関係があるようです。
脳の前頭葉の役割はこのようにいわれています。

前頭葉の働きは、
・注意
・思考
・意欲
・情操

などの機能を有している。

前頭葉は「人間らしい」活動を行うために必要な機能であり、
これが低下してしまったり前頭葉の障害が生じてしまうと
・注意障害
集中力が持続しない、スムーズな行動転換が難しい
・記憶障害
新しいことがすぐに覚えられない、すぐものをなくす、うそつく
同じことばかり話す
・遂行(実行)機能障害
要点のまとまらない話をしてしまう、計画が立てられない、優先順位がわからない
・感情と社会的行動の障害
何かをする気力がない、物事に関心がない、抑うつ・イライラなどの気分のムラが激しくなる、欲求を我慢できない、

ブレインケアクリニックより

この内容、少しこどものイヤイヤ期の状況と似てませんか?
特に気分のムラ、欲求を我慢できないなどの部分がこどものイヤイヤ期と似た瞬間が多いように感じます。

そうなんです。イヤイヤ期の原因として、前頭葉の発達に関係があります。
まだ2歳児の状態ではこの前頭葉の発達が追い付いておらず、自分の感情をコントロールできないことも原因なのです。
前頭葉の発達は8歳頃からといわれており、まだまだ2歳児の状態では発達が追い付いていない状況になります。

なので、こども自身の状況としては成長し自我が芽生えており
それを全力でアピールする時期。ということなんですね。

ただの「イヤイヤ期」というわけではなく、良い意味で成長している証でもあります。


それでも、保育園を嫌がるのはつらい…

脳の発達の関係でどうしても乗り越えなければいけない「イヤイヤ期」。
とはいえ、この時期には特に多い

【保育園を嫌がるイヤイヤ】

は保育園を嫌がられるのはママとしてもつらいですよね。

この1歳~2歳の間に、多くのママが育休から復帰する時期でもあり
育休明けに仕事復帰したタイミングでのイヤイヤ期はママの精神的にもダメージは大きいものです。


こども自身も環境の変化を理解はしているものの、ストレスも溜まる
時期でもありさらにイヤイヤ度が増すことも多いです。

実際に私が経験した保育園イヤイヤ期で危なかったことも何度かあり

・こどもが保育園イヤイヤで登園途中に道路に飛び出す
・保育園に入るも、隙をみて保育園から脱走する
・自転車から無理やり降りて、走りだす


ということがありました。
この時はさすがに、私自身も精神的に追い込まれてしまいました。

育休復帰で仕事の内容が大きく変わってしまったため仕事にも慣れず、
一生懸命仕事のことを覚えながらこどものことも行っており精神的につらくなってしまいました。

こどもが保育園に向かう度に泣かれると
私自身も泣きたくなるほどにつらい時期でした。

保育園に行く時間を楽しみにする


私の子どもは、「保育園イヤイヤ」な時期がとても長かったです。
数か月はずっと、保育園に登園する度に大号泣でした。

上着を着るのもイヤ、
靴を履くのもイヤ、
自転車に乗るのもイヤ…

保育園に関わる行為をすべて拒否していたように思います。

当時、私は仕事内容も変わり仕事も忙しく
こどもと過ごす時間が急に減ったこともあり

寂しいのかな?とも思いました。

こどもとしっかり関わる時間が少ないなかで
さらに時間が減っている状況じゃないか。。。



こどもが保育園に行く時間を楽しく過ごせるようになれたら違うかもしれない。


そう思い、保育園の登園の時間をこどもとゆっくり触れ合う時間に使えるように心がけてみました。


・いつもより早く家を出て歩いて散歩しながら保育園へ登園する
・朝が遅い日は、少しだけ公園で遊んでから保育園へ登園する
・登園前に家で少しお話したり絵本を読む時間をつくる
・登園前に気分が乗らないときは、チョコを一粒口に入れてあげる

朝の時間がない時間に行うことは、大変ではありましたが
これらの取り組みをしていくと、こどもが徐々に保育園登園を嫌がらずに行けるようになったのでしばらく継続して続けていきました。

私は夜勤や遅出の仕事があるので
朝の余裕がある時間には、保育園で30分ほど遊んでから登園をさせ
た際に

「さっき、ママと公園で遊んできたんだ」と笑顔で話すこどもをみて

やってよかった!と心から思った瞬間でした。

遊ばせるまでの時間がない日でも
歩いて登園すると、こどもは散歩感覚なので楽しみながら保育園に通えたようです。

イヤイヤ期は、ママと子どもをつなぐきっかけにも

正直、イヤイヤ期はママにとってはストレスも多く大変な時期でもあります。
でも、それはこどもにとって必要な過程でもあるので
その時期にこそ、こどもと向き合う時間をつくり

「あなたのイヤイヤ期は大変だったけど、同時に多くの学びと愛を得られた」

こどもたちがいずれ大きくなり
子育てに奮闘する時期が来たら、そばで見守りながらこの内容と伝えたいと思いました。

おわりに

ママにとっては大変な時期というイメージだけが先行してしまっていますが、
実際には子どもの成長で必要な時期。

保育園イヤイヤをされると、ママのライフポイントとしては減りがち。
ひとりでの対処は大変だと思います。

「保育園に行けただけでもエライ!」と全力で褒めてあげながら
楽しく保育園に通える方法を探していきましょう^^


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