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今まで私が読んだ記事の中で「そうそう。コレコレ。私が言いたかった事!」と共感した記事を紹介。
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2023年4月の記事一覧

【海外生活】 日本人保育士から見たカナダでの幼児保育と子育て【カナダ】

第7回目は、Buddings Daycareのマネージャー保育士である加藤亜友未さんにお話を伺いました。日本とカナダの幼児教育に携わって15年、その中で感じる保育と育児の楽しさ、難しさを話してくださったと同時に、私たち大人が受け入れ変わっていかなくてはいけない部分もあるのだと熱い気持ちをシェアしてくださいました。そんな亜友未さんの生き方や想いを少しおすそ分けしてもらった記事がこちらです。 さまざまなバックグラウンドやキャリアを持つ人々が集まる町、カナダ・バンクーバー。 そこ

法律を守る欧米人と、常識を守る日本人

法律を守る欧米人と、常識を守る日本人、なんていうと新書のタイトルぽいですけど。欧米を長年、旅をしてきたバックパッカーの人と話す機会があって。日本人の人ですけど。で、日本にいると、いわゆる常識を守らないといけないので、疲れる、というか、田舎社会だと、何を「常識」と思っているか、分からない。で、一方、欧米人ははっちゃけているように見えて、意外と、法律は守っている、という話をしていたんです。 この話は、僕は以前に何回か書いているので、焼き直しですけれども。人間が共同体(群れ)を作

底意地の悪い社会

ある中学生が、学校でいじめられていたそうです。 本人はとてもおとなしく、優しく、嫌なことに怒りを表すこともなく、いつもニコニコしています。 こちらが問いかけたことに、すぐに反応が返ってこなくて、「うーん」と考え込むことが多くて、おそらく問われたことを頭の中で整理して、応えを出すまでに、とても時間が掛かるのではないかと思います。 だからといって、考える力が無いわけではなくて、整理に時間がかかるので、すぐには応えられないのでしょう。 彼の応えを待てないと、周りが勝手に結論を出し

各国にある日本人コミュニティに入らない方がいい理由

Vol.097. 横浜の中華街や神戸の中華街、コリアンタウンなど、そこに中国人や韓国人のコミュニティがあるのは知られている。 これは何も日本に限られたことではなく、海外にも同様にある。 やはり外国で暮らすことを決めても、自分の祖国への繋がりというかコミュニティには入っていたいのだろう。 私の場合は、日本生まれ、日本育ちで日本語を母国語にしているので、すっかり日本に帰依する。 日本人学校があるところには必然とコミュニティがある ローマとミラノには全日制の日本人学校があるので

日本の会社員の働き方を、真面目に批判したい

かねてより、きちんと書きたいと思ってきたことを、ようやく書く気になりました。 4月といえば日本では入社の季節ですが、新入社員よりも、中堅クラス以上の会社員にお伝えしたいことです。 結局のところ、企業風土の問題に行き着く出社する必要ってあるの? と最初に疑問をもったのは、2000年のことだった。 当時 28歳の私は、UAE のドバイで現地法人の管理業務全般を行っていた。 ある日、オフィスに泥棒が入り、金庫などが荒らされたことがあった。警察による現場検証のため、しばらくオフィス

「 敬う気持ち 」はどこからくるか?

 先日、都内のあるお店にいたら、怒号が聞こえてきました。 「ふざけんじゃねえよ! 謝れ!」 振り返ると、40代くらいの男性が店員の男性を怒鳴っていました。 「客に対しておかしいだろ? 敬う気持ちがねえだろうが」 店でずっと大声を上げながら、店員の対応に敬意がないと怒鳴り続けていました。  そのお店は平日のお昼でも結構混んでいて、周りにいる人や外国人観光客らしきグループもその異様な光景を見ていました。その視線に気づいたのか、男性は5分程度怒鳴った後、退店しました。  怒鳴られ

実母より夫と一緒に過ごすほうが心地いい

出産して退院した翌日から実母が私の家に手伝いに来てくれた。 期間は二週間。うちに泊まりつつ家事や育児を手伝ってもらうのが目的だった。 入院中は夫がほぼ寝ずに子供の面倒と私の介護をしてくれた。私は出産後だったので痛くて動けない状態だった。 母が来てくれて初日、夕飯を作ってもらえて、翌日は朝から部屋の片付けと掃除をしてもらえて助かった。 しかし助かったのは正直2日くらいだった。 私は母が作ってくれるご飯は世界一だと思っていたが、実際母が作ってくれた私の好物はそこまでおいし