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Twitterツリーより②

前回の記事に引き続き、
Twitterツリーからの投稿です。

以下、2019/08/01のツリーより。

午後の予定がキャンセルされたので、
急遽美容院の予約を取った。

たった一コマのテストのためだけに

早起きをして、
化粧をして、
炎天下を歩き、
満員電車に乗った

だけの1日にはしたくなかったのだ。

予約が取れたのが17時から。
11時からの約6時間をどう過ごそうか。

日中に日の元を歩き回ることは
避けたい。

駅隣接の本屋にて
小説を一冊調達して
カフェでランチをしつつ時間を潰そう。

方針が固まれば足は早い。

本屋で棚を眺めつつ、
手のひらで気になるタイトルを
書き留めているメモをスクロールする。

目に留まったのは
平安時代が舞台の小説の第8巻。

検索機にて1巻の在庫を確認。
しかし目視では発見できず。

幸いレジにお客さんは並んでおらず、
店員さんが2人で
和やかに作業をしていらっしゃる。

「すみません、
在庫があるそうなのですが
見当たらなくて…。」

「確認いたしますね。
お待ちください。」

その道のプロがいるのだから
頼らせていただくのが最善策かと。

快くひとりの店員さんが
本探しを引き受けてくださった。

おっと、
会計待ちのお客様がいらしたので
カウンター横へ大きく一歩スライド。

カウンター内の店員さんから
会釈をいただく。
こちらこそお世話になります。

お待たせしました、

と普段手に取らない雑誌を
物色していたため、
全く待たされていないわたしに
声がかかる。

お手数おかけしましたと感謝を伝え、
いざお会計。

そうして手に入れた本が
『ばけもの好む中将
平安不思議めぐり』

ナツイチのにゃんこの栞をいただき、
レジ2人体制の至れり尽くせりで
ブックカバーもかけていただいた。

客入りもまばらな時間ゆえか
終始穏やかな対応をしていただき退店。

2巻以降もここで買います。

熱風に吹かれる体は
迷うことなくすぐ隣の
セイレーンがロゴのカフェへ。

ここでも手厚く対応をしていただく。

経験値の高さがうかがえるお姉さんに、
初々しさの滲むお兄さん。


指示をもらいながらも
丁寧に接客しようと
動作にたどたどしさが残っていたり、
スピード感がなかったりするのも
いとをかし。

2人でレンジに張り付きながら
温めているくださったフィローネを
チーズが熱いうちにいただく。

冷房が効いたなかで
熱さでちょくちょく持ち替えながら
食べるフィローネは絶品。

お腹も落ち着いたところで開封の儀。

切れ長の目に白い肌。
際立つ薄紅の唇に
繊細で中性的ながらも
すらりとした長身。

なんとも気品溢れる容貌。
人間にはあまり興味がなく
塩対応かと思いきや、

思ったよりも表情豊かで
いらっしゃる公達。
(どこまでネタバレが許されるのか
わからなくてふんわり)

取り急ぎ一章を読み終えたところで、
平安時代の貴族の文化や
階級等々について知識を入れようと
心に固く誓う大学生。

弘徽殿の女御は
源氏物語に登場していらしたはずですが
こちらにも…?

役職名なのでしょうか。
お恥ずかしながら知識が乏しいので、

架空のものか実在したものかの
判別がつかないのです。

源氏物語とて、
高校生の頃の古文で
冒頭の桐壺に触れただけの身。

歴史的大長編の
さわりにも触れていないも
同然のような。

小学生の頃、
母が図書館で借りて読んでいた
あさきゆめみしを
ちらっと読んだことがありますが、

当時のわたしにはあらゆる方面で
複雑すぎて難解なものでした。

しっかりストーリーを
理解しているわけではないのですが、
好きなんですよね。
源氏物語。

玉鬘、花散里、澪標、夕霧、夢浮橋。

巻名だけでも
とても綺麗だと感じていて、
色鮮やかで美しいなと。

ちょっと(かなり)脱線。

二章に入った頃には中将殿の虜です。

宗孝に対しての
いいおもちゃを見つけた子どものような
無邪気なまでの懐きよう。

またからかうときの茶目っ気や、
それでも損なわれない品格や漂う余裕。

好きなことに対して
わくわくが抑えられない感じが
子どものようで可愛らしい
とさえ感じる宣能。

宗孝から帰ってくる反応に
喜ぶ様子もまたよい。

対して女ばかりの姉弟の末っ子ゆえに
強く反発できず
押しの弱さが隠しようもない宗孝。

それでも矜持を守ろうと頑張るあなたを
わたしは応援したい。

https://twitter.com/yu95948181/status/1156799636583022593?s=21

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