#36 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜

■ストレス反応を抑制する(ブレーキとして働く)「前頭葉」
「海馬」がストレス反応のブレーキの役目をしているとともに、もうひとつ「前頭葉」が脳内のブレーキとして働いているようです。その「前頭葉」の前の部分「前頭前皮質」と呼ばれる領域は、衝動を抑えたり、抽象的思考や分析的思考を行ったりする高次認知機能をつかさどっているとのこと。またストレスを感じているとき、前頭葉は感情が暴走しないように、また理性を失った行動に出ないように働いているとのこと。
この「前頭葉」も心配事が多くなると萎縮していくようです。
ストレスを抑えたければ、脳の思考領域、この「前頭葉」を強化した方が良いといっています。

では、何をすれば?

■長時間1回よりも短時間数回の「有酸素運動」
身体を活発に動かすと脳の血流が増え、前頭葉に大量に血液が流れ、機能を促進するようです。これを長期間していくとこの前頭葉に新しい血管が作られ、血液や酸素の供給量が増えて、それによって老廃物がしっかり取り除かれるとのことです。

運動は、筋肉を増やすとともに脳も運動によって大きくなる!

知らなかった!

一石二鳥!それどころではないじゃありませんか!
水泳とかも良いみたいですね!
ただ、やりすぎは良くないとのことです(笑)


■「抗ストレス・ニューロン」を活性化させる
ストレスという視点では、脳細胞が興奮することで増幅してしまうようです。ストレスや不安を抱えやすい人の場合、脳細胞はやたらと興奮せず、穏やかでなければならない・・・

わたしは最近まで
“いかに穏やかになれるようにするにはどうしたら良いのか?”
ばかり考えていました。

運動をすると脳に新しい活発な神経細胞(ニューロン)が生まれてくるそうです。
運動が脳に与える影響において、運動によって新たに生まれた新しい脳細胞、新生が興奮すればストレスや不安が増えてしまうのではないかとわたしはずっと思い込んでいましたが、実際には運動をすると気持ちが穏やかになっていくGAVAを放出するニューロンがあるためだそうです。

■勘違いと良くない思い込み
このHSPの生きづらさをメカニズム的に知ってみたくなり、脳科学の本を読み漁り始めました。なかなかピンとくるものがありませんでした(専門的過ぎて入り込めなかったものが多かったです。ごめんなさい)。
以前、わたしは部活動・体育会でバレーボールを約10年間していたときは、ほとんどHSPの兆候は感じなかったようなお話をさせてもらっていますが、“なるほど!こういうことからなのか!”と腑に落ちることがありました。

今さら50歳オーバーのわたしがまたバレーボールをしたら?なんて所詮ムリな話ですが・・・
ウォーキングでは科学的には効果が表れないようです。

今できること
サイクリングが有効であること!
・適度な汗をかくことで代謝を促す
・ひざ・腰の強化
・スポーツジムに行かなくてもできる

最初この本を読むまでは、特にそこまで意識することはできませんでした。
体力が落ちないように何かできないか?くらいの意図で始めただけでした。
それがなんと想定以上にいろいろなモノに効果があるなんて!

サイクリングして、買い物して、そのついでに休憩がてら近くで気になっている本や資格試験参考書を読む・・・
確かに理にかなった方法ではないか!
“知りたい”“なんとかしたい”を鈍くなりつつある脳にいかに刺激を与えることができるのか・・・

「点」が「線」で結ばれる・・・

高揚感!いいですね!!

思い込みってよくないですね!

参考書籍
一流の頭脳(アンダース・ハンセン著・御松由美子訳・サンマーク出版)
脳からストレスを消す技術(有田秀穂著・サンマーク出版)
ストレスに強い脳、弱い脳 そのカギはセロトニンが握っていた!(有田秀穂著・青春出版社)
ちょっと「敏感な人」が気持ちよく生きる本(苑田純子著・長沼睦雄監修・三笠書房)

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