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サウナの楽しみ方を勝手にまとめてジャンル分けしてみた! 【その3:サウナ思想編】

サウナブームど真ん中の2020年においてサウナ界には一昔前では考えられないような多様性豊かな思想が生まれ、多くの楽しみ方が誕生しました。

インターネットのインフラ化が進み、SNSによる個のメディア化がサウナ思想を加速的に発展させ、未開拓だったサウナ業界は急ピッチで発展を繰り広げています。

現代サウナは2020年現在においては進化の途中であり、今後もサウナは更なる発展とともに文化を形成していくことになると思われます。

そんな多様性があふれ個性的なサウナにおいて渦巻く様々な思想を勝手にまとめてみました。

サウナを楽しむときのネタになれば幸いです

・水風呂原理主義

サウナの本質はどこにあるのか?

現在サウナは再評価され注目を集めたことで多くのサウナ愛好家を生み出しました。そしてその結果ある疑問点にたどり着くことになったのです。

それが「サウナの本質」はどこにあるのか?

そして、その回答の一つとして現在サウナ界のど真ん中にいるのが「水風呂」になります。

サウナの醍醐味は水風呂にあり。

水風呂に入るためにサウナへ行くのであり、水風呂に入らないサウナはサウナに非ず…そう言われるほどサウナにとって水風呂はなくてはならないものですし、水風呂の質が高いサウナ施設を求めて日々サウナーは探究を続けています。

そんな水風呂第一主義のサウナ思想が「水風呂原理主義」でとなります。

水風呂の世界は深く正解がないからこそ、真理を求め今日もサウナへ足を運ぶのです。

<水風呂原理主義になる方法>
・水風呂の温度、水質、水深を追求する
・水風呂でニルヴァーナを見る
・水に感謝し、水を崇める

→水風呂を探究し続ける姿勢はプロサウナーにもみられる特徴であることから、サウナ界のど真ん中であることは間違いない。
静岡県にある「サウナしきじ」は水風呂原理主義の聖地であることでも有名。(全サウナーの聖地でもあるのでサウナ界のエルサレムのようなものである)

・温度原理主義

サウナの本質は「温度にある」

水風呂原理主義とは対局の位置におり、サウナ室の温度こそがサウナの醍醐味であり本質であることを信条にサウナへ入るサウナ思想が「温度原理主義」です。

彼らは水風呂を重要と捉えつつも水風呂の気持ち良さはサウナ室の温度で決まるという考えのもと「温度」へこだわりを見せ、理想のサウナ室を求めてサウナへ足を運ぶ…

こちらもサウナ界のど真ん中にある思想で、サウナ室の温度をこれでもかとこだわり抜く性質があります。

熱さを追求する姿勢はサウナブーム以前からあり、その歴史は長いためサウナ界の王道でもあります。

<温度原理主義になる方法>
・理想の温度を追求し続けよ
・湿度にもこだわりを持て
・同じ100度でも差異を感じとれ

→サウナ室の温度は重要な要素のため、温度を追求することもまたサウナの本質であると言える。
熱を愛し、熱とともに果てる。それもまたサウナの道なのかもしれません。

・休憩原理主義

サウナにおいて大切なのは水風呂後の休憩である。休憩により得られる快感こそがサウナブームを起こし、サウナに革命を与えたのだ!

「ととのい」の境地へ至る道のなかで「外気浴」をサウナの本質とし、休憩にこそサウナの全てが詰まっていると主張するサウナ思想が「休憩原理主義」になります。

休憩こそがサウナの精神である。それがサウナの最高の快楽なのだ…!

最高の外気浴をするために大自然の中や大都会の真ん中など様々なシチュエーションの休憩スポットを求めて日々冒険する性質があります。

<休憩原理主義になる方法>
・外気浴に身体の全てを預ける
・非日常の空間で休憩せよ
・時間に縛られず自身にとって心地よい休息をとれ
・快楽に身を委ねトリップせよ

→サウナによるトリップ体験をしたものはその魅力に取り憑かれ、もう一度あの世界を見たいと願いサウナへ通い詰めるようになる…
休憩はサウナトリップをする入口であり出口であるからこそ奥深い

・サウナ浴原理主義

細かい御託はどうでもいい…俺たちはサウナ浴(サウナ室→水風呂→休憩)を愛しているんだ。どんな環境でも構わない。その変化こそがサウナの醍醐味なのだから!!!!

サウナ浴そのものにこそサウナの本質があるという思想が「サウナ浴原理主義」です。

水風呂、サウナ室、休憩に特化するのではなく、その工程に対して醍醐味を見出し、ととのいに行き着く過程に対して道を見出すのが「サウナ浴原理主義」になります。

一見するとこだわりがないように見えますが、彼らは自身にとって最も最善のサウナ環境を求めており、他の思想とは異なり総合得点で120点を求めるある意味最もストイックなサウナーでもあります。

<サウナ浴原理主義になる方法>
・サウナに入ることを愛するのだ!
・総合得点120点を追求せよ!
・細部にまでこだわり続けるのだ!

→「サウナを楽しみ方は人次第」自分は自分であるという思考の人が多いイメージです。サウナへの愛も強いので厳格なサウナーでもあります。

・フィンランド原理主義

サウナの本場フィンランドにこそサウナの魂は宿るのだ!

フィンランド式サウナを求め北欧への憧れと敬意を持つフィンランド原理主義は北欧環境に限りなく近いサウナこそ至高であるとし、本場フィンランドへ想いを寄せている…

フィンランド式サウナを求めるためロウリュのできない乾式サウナは好みではなく、強めのセッティングよりもロウリュ可能で85度〜90度の中温の温度設定を好む傾向にあります。

また、水風呂はシングルを好み、休憩も内風呂ではなく露天の外気を好むためラグジュアリー系のサウナ施設やサウナー御用達の施設に出没します。

<フィンランド原理主義になる方法>
・フィンランド式サウナへ足を運ぶべし
・ロウリュは絶対条件である
・水風呂は冷たい温度を求めよ
・休憩は絶対に外気であること
・フィンランドに想いを寄せよ

→フィンランドへの強い憧れはある程度サウナにどっぷりハマった人なら誰もが抱く感情ですよね。北欧文化を愛し、北欧へ行くことを夢見る。人生に目標を与えてくれるサウナはやはり素晴らしい…

・静寂空間至上主義

「静寂な空間こそ至高のサウナ」

サウナ室、水風呂、外気浴で求めるものは「静寂」

自然音のみのアンビエントな空間、己と向き合える邪魔なノイズが一切存在しない環境こそが究極のサウナであるという思想のもとサ活に勤しむのが「静寂空間至上主義」である。

この道を極めた先に待つのは大自然の中、自分しか存在しないプライベートサウナでととのうこと。

孤高のサウナーが目指す遥かなる高みを目指して彼らは今日も静寂を探究し、己と向き合っている。

<静寂空間至上主義になる方法>
・静寂こそ至高であると心得る
・自然音に耳を傾け、生命の神秘を感じよ
・己と向き合い本質を追求せよ
・最高の環境を求めてサ道を歩け

→静寂はサウナにとって最高の贅沢かもしれません。
ただ静寂を許容するのはいただけないので気をつけましょう。
静寂という瞬間が希少だからこそ追い求めたくなる。
最高の瞬間は簡単に手に入らないからこそ探究しがいがあるのです…

・サウナオンリー主義

サウナにしか入らない!サウナのみを目的に温浴施設へ行く彼らは「湯船」へ入ることは稀。

原則湯船には浸からずにサウナのみを堪能する習性があるのが「サウナオンリー主義」です。

サウナで始まりサウナで終わる。

ストイックにサウナのみを探究する彼らを崇めるサウナーも少なくは無いとか…

<サウナオンリー主義になる方法>
・サウナで始まりサウナで終われ!
・入る湯船は「水風呂」のみ!
・サウナマジックを余すことなく堪能せよ!

→サウナのみを目的に全国を旅する猛者なのでサウナ愛は桁違い。
一度は挑戦してみるのも悪く無いと思います。
新しい扉が開かれるかも…!

・サ道主義

サ道に影響を受けサ道を経典として崇めるサ道主義は、サ道に登場したサウナを聖地とし、聖地巡礼を行う習性があります。

聖地はサ道の影響もあり混雑していることが多いがサウナ界のトップランカーとして「憧れの地」であり「共通語」でもあるため一度は行ってみることをオススメします。

【サ道主義の聖地】
▶︎サウナ&カプセルホテル北欧(サ道主義にとって最大の聖地)
▶︎みやこ湯
▶︎ニューウイング
▶︎ゆ家 和ごころ 吉の湯
▶︎タイムズ スパ・レスタ
▶︎麻布黒美水温泉 竹の湯
▶︎草加健康センター
▶︎サウナセンター
▶︎秋山温泉
▶︎湘南ひらつか太古の湯 グリーンサウナ
▶︎サウナしきじ
▶︎サウナ&カプセルホテル ウェルビー栄店
▶︎サウナラボ
▶︎大磯プリンスホテル THERMAL SPA S.WAVE
▶︎天空のアジト マルシンスパ
▶︎サウナと天然温泉 湯けむり天国 湯らっくす
▶︎星野リゾート OMO7旭川 サウナプラトー
▶︎吹上露天の湯
▶︎吹上温泉保養センター 白銀荘

<サ道主義になる方法>
・ドラマ サ道を観るべし
・登場したサウナに行くべし
・ニルヴァーナを感じるのだ

→回想シーン含めて全てのサウナを回った頃にはサウナーとして一皮も二皮も剥けていることは間違いなし!!!!

・しきじ信者

「『サウナしきじ』こそがキングオブサウナである!」

しきじを愛し、しきじに魅了された者たちはサウナの本質をしきじにあるとし、サウナ観に大きな変化を与えたしきじを讃えるサウナーとなります。

しきじ信者の特性として「聖地への巡礼」にあり、普段は自身の住む地域に近いサウナへ通いますが定期的に「し、しきじ…しきじにイキタイ…!!!!」と感情の起伏が激しくなり聖地へと向かいます。

しきじ信者はサウナ愛が強い人がなる傾向にあり、サウナ全体を愛している。そして「聖地」をしきじとし、サウナを愛でる日々を送っているため表向きに信者であることを出す人は少ない傾向にあります。

<しきじ信者になる方法>
・サウナしきじへ行くべし
・日本最高峰の水風呂で天に召されるべし
・聖地のサウナで「サウナの心」に触れよ
・しきじを愛そう

→サウナの聖地「しきじ」
百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず
まずは一度聖地に行きサウナを体験してみよう

まとめ:深すぎるサウナの世界を楽しみつくそう

サウナはとてもシンプルだが、とても奥深く、果てしない旅です。

正解のない先の見えない探究の旅は終わることなく続きます。

2000年の歴史を紡ぎ、次の世代にサウナを伝えるために、私たちはサウナを探究し、その道を極めていきましょう。

全てはととのいのために…

素敵なサウナライフをお過ごし下さい!


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