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新書執筆日記

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現在執筆中の新書にまつわる日記です。
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#新書

新書執筆日記20240315

新書執筆日記20240315

今日は2023年3月の室謙二さんインタビューと資料、文献を整理しながら書く。 #新書 #研究

新書執筆日記20240305

新書執筆日記20240305

昨年始めに新書の企画が通り、今年出版するために原稿を書いています。
そのメモを。

今日はこれまで書いた原稿をまとめて章の構成を作成して字数も計算する。いい感じで書いていて、これからも良いのが書けそう。

鶴見俊輔と音楽文化
鶴見と音楽文化については『限界芸術論』に収録された「流行歌の歴史」があり、ここでテーマとして取り上げられている「替え歌」は、1960年代後半に展開されたフォークソング運動にお

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新書執筆日記20240216

鶴見俊輔が関係する資料を読んでいて、鶴見の大衆文化論は漫画が代表的ではあるが、音楽についてもさまざまな場面で語っていることを発見した。音楽と限界芸術論としては、ルソーのコミュニケーション論を媒介にして展開されていたのだが(粟谷、博士論文、2018,2023)、フォークソングへの関心以前にも行進曲の歌を作ったということを語っている。 #新書 #研究

新書資料

新書資料

今日の資料。三島由紀夫のヤングベ平連への取材記事。三島はビートルズ来日公演の記事も書いていたり平凡パンチの三島由紀夫という本もあったと思うが、三島のジャーナリスト的な側面は著作集でもフォローされているのか。

新書執筆日記20240129

新書執筆日記20240129

現在執筆中の新書で、その中の一章となる「鶴見俊輔と音楽文化論」では、『限界芸術論』に収録の「流行歌の歴史」が「ルソーのコミュニケイション論」につながることを改めて取り上げています。これは、2016年の博士論文とその書籍化である『限界芸術論と現代文化研究』(ハーベスト社)で書いていたことです。

フォークソング運動関係のインタビューを聞く。資料では書かれていないこともわかるのがインタビューの良さの一

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新書執筆日記20240126その2

新書執筆日記20240126その2

今日はインタビューの録音を聞きながら文章にしていく。これまで書かれていない新しい証言がいくつも聞かれた。楽しみだ。博士論文で、社会的世界が生まれるいくつかの領域について記していたが、今回の新書でもその重要性が浮かび上がる。その時は社会関係資本として書いた。 #新書

新書執筆日記20240125

新書執筆日記20240125

戦後日本文化の研究をしていると、フォークソング運動に関しては<68年>というより69年から70年が重要な転換点であったことがわかる。これは博論構想では考えていたがテーマではなかったので(つまり歴史の評価をする論文ではなかった)、明確には書いていなかったと思う。

メモ
一般論ではないかもしれないが、機会はいきなりやってくるのではなく、兆候があって準備が必要だということ。兆候をsymptomとしてア

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新書執筆日記20240124

新書執筆日記20240124

たしかに歴史の中に消えてしまった資料はある。自分の場合は、博士論文を書くためにどうしても必要で資料をいろんなところで探した。フォークソングを運動として捉えた『フォーク・リポート』とミニコミの「かわら版」。これは現在書いている新書に書きます。 #新書

新書執筆日記20240123その2

新書執筆日記20240123その2

『思想の科学』における、mass,common men,ordinary peopleについて英語圏で研究されている。
『思想の科学』では「大衆」というワードを避けていたという記述がある。言わんとすることはわからないでもないが、字義通り受け取ってしまうと間違う可能性があるだろう。つまり集団は否定されていない。鶴見俊輔は大衆をポジティブに捉えているところがある。これは博士論文から研究しているところで

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新書執筆日記20240123

新書執筆日記20240123

今日の朝の研究。
これまでの原稿をまとめる。

新書執筆日記20240122その2

新書執筆日記20240122その2

今日はいろいろと事務的な連絡など行って近くの神社まで出かけた。
『清水幾太郎の覇権と忘却』を読む。 #新書

新書執筆日記20240122

新書執筆日記20240122

昨日は竹内洋『清水幾太郎の覇権と忘却』中公文庫、2018年と、小熊英二「戦後日本の「リベラル」と平和主義──その所与条件と歴史的経緯」『世界』2024年2月号を読む。
2020年の『世界』に載っていた加藤周一論(「沈黙する羊、歌う羊 : 戦後思想における加藤周一」)も良かった。 #新書

新書執筆日記20240121

新書執筆日記20240121

これまで書いたものを読みながら少しずつ書き足していく。
夕方、自転車で出かけて古本屋などへ行く。書いたものをまとめる前に見出しで分けていく。 #新書

新書執筆日記:20240118

新書執筆日記:20240118

現在執筆中の新書のために、2月の資料調査の打ち合わせ。これまで言及されていない議論になると思います。グローバルに引用されたらうれしいな。
あとは図書館で調べもののために問い合わせ。

昨日は芥川賞と直木賞の受賞インタビューをYouTubeで見た。
#新書