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ペンタックスのモノクロ専用機
各社から新たなカメラが次々と出るなかで、今日のニュースは個人的に衝撃があった。リコーイメージング株式会社よりペンタックスの新商品“PENTAX K-3 Mark III Monochrome”が発売されるとのこと。名前の通り、モノクローム撮影専用のデジタル一眼レフだ。
モノクロームの世界のみ
モノクロ専用機と聞くと、個人的にはライカを思い起こす。現在だとMシステムとQ2で販売されており、後者の方は“ライカ印がない”という理由で検討もしていた。しかし、「ファースト・ライカがモノクロって渋すぎない?」と思い至って断念(参考)。現在のところはその判断に間違いはなかったと思っているけれど、カラーで撮ってからモノクロに編集することが多々ある。そんな時「モノクロ専用機って面白いかもな」と真剣に思う。
特に、よく晴れた日の街並みをモノクロで撮影(カラー機で)するのが好きだ。色味が無いことで、鮮やかな被写体を写しても白か黒にしかならない。ただ、そこに絶妙なコントラストの違いがあるように思う。真偽は分からないけれど、某芸能人が言う「白って200色あんねん」も何となく頷ける気がしている。それをより体感するにはカラー機でモノクロ撮影するのではなく、そのために調整されたセンサーを持つ専用機がベストなことも納得だ。
ペンタックスのカメラ
ペンタックスは昨年12月に“フィルムカメラプロジェクト”の開始を発表した。今回のモノクロ専用機と同じく、かなりチャレンジングな姿勢を感じる。社内のことはもちろん分からないけれど、アラサー会社員としては「この時代にどうなの?」という意見も多いのではないかと勝手に妄想してしまう。しかし、こういう挑戦が日本のカメラメーカーから発表されるのは嬉しい。ちなみに、すでに想定を超える予約受付が来ているとのことだ。
我が家にはフィルム機の“MZ-5”しかないけれど、お気に入りのカメラだ。1995年11月より販売を開始したらしく、1991年に誕生した自分と“年齢”が近いところも好きなポイント。カメラ選びはそんなフィーリングが機械の中身と同じぐらい、またはそれ以上に重要な気もしている。贅沢かもしれないが「今日はモノクロ写真を撮りたいな」という日のためのカメラを持っていても良い。そんな経緯から、モノクロ専用機の購入を考える日々である。
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