続・高級コンデジ“iPhone 15 Pro”を買うべきか
その後、何だかんだありつつも無事に我が家へやってきたiPhone 15 Pro。14 Proから機種変更をしてまもなく3週間。手元にある“職業:カメラ”たちとやんわり写真の撮り比べをしてみたので、何かの参考になれば幸いだ。ちなみに操作性は14 Proから変わった感じはしない。近年のiPhoneをすでに使っている方であれば、そこまで急いで替える必要はないのではないかと思う。USB-Cの恩恵については、前回記したように“辟易”する部分もある。
やんわり比較、その前に
iPhone 15 Proではメインカメラを設定することが可能だ。選択できるのは24mm(1×)、28mm(1.2×)、35mm(1.5×)の3つ。これまでは24mmのみがメインだったと記憶しているので、新たに28mmと35mmが追加されている。カメラを開いて、いきなり35mmで撮影出来るのはとても便利に思う。ただし24mmは約4800万画素(RAW撮影)のままだが、28mmと35mmのRAW撮影では約2400万画素で保存されているようだ。
やんわり比較
写真はどちらもRAWで撮影し、後に編集してJPGで書き出しています。カメラで撮影したものはLightroomで、iPhoneで撮影したものは純正の“写真”Appを使用。基本的には「自動(修正)」を押した状態です。
35mm
スナップ写真において人気がある、と思われる焦点距離。日頃あまり撮っていない焦点距離のため一際慣れていませんが、雰囲気よ届いて欲しい(願い)。
24mm
「iPhoneといえば」の焦点距離とも言える24mm。個人的にはVlogを作っていた頃にメインでこの焦点距離を使っていました。写真でも面白いかもしれない。
28mm
森山大道さんをはじめ、ストリートスナップで使われている焦点距離。私もライカQ2を持ち歩いて28mmを楽しんでいます。ゆえに写真の枚数が多めです。
ポケットから
「カメラで写真を撮る“行為自体”が楽しい」と思うことがある。むしろ、私が“職業:カメラ”を使う理由はそこにしかないかもしれない。iPhoneはいつでもポケットやカバンに入っていて、サッと取り出してパッと写真を撮ることが出来る。それは便利なのだけど、同時に味気なさも感じたり。ただ、iPhoneの写真は年々良くなっている。その良し悪しは人それぞれではあるものの、スマホでしか撮れない写真もありそうだ。これはこれで別の面白さを感じる。
毎日写真を撮ろうと思っても、毎日カメラを持ち出すのはわりと難しい。その点ではスマホを家に置いて外へ出ることはない。また、カメラを持ち歩いていても「今すぐ撮りたい!」と思った時に間に合わなかったりする。そういう場面でもスマホのカメラならば何かを残せるかもしれない。さらに、例えばミラーレスカメラを向けるよりも被写体の素の姿を収めることが出来るかもしれない。どの時にどのツールを使うのか、選択肢は広がっているように思う。
これまで
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