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かわる風景、おさめる写真

東京は常にかわっていく。住んではいないけれど、通った高校・大学も現在の職場も東京だ。これまでの人生の約半分は東京を行き来していると思う。そんな“かつて”の道を歩いてみると風景が変わっているものだ。ただ、悲しいことに違いは感じるが「どう変わったか」までは思い出せなかったりする。「ここはコンビニだった気が・・」なんていう調子だ。

今週水曜日のこと。いつもの如く新宿西口の電気街を見て周り、歌舞伎町方面へ向かって歩いていた。すると、向こう側にアルタが見えたのだ。かつて“笑っていいとも!”の生放送が行われていた場所。「まぁ、新宿だしな」と情報処理をしようとしたが違和感が残った。そう、私がいるのは西口で東口のアルタが見えるはずがない。何かが変わっている。

それはもちろん小田急百貨店・新宿店本館の解体だ。工事現場の様子は詳しく見れないが、ほぼ更地になっている。そのため、今まで見えなかったはずのアルタ(東口方面)が見えたわけだ。新宿に通っている方には「そりゃそうだろ」という日常に過ぎないと思うが、自分にはとても新鮮だった。そこで1枚の写真を撮る。2029年までに見えなくなる風景だ。

「2023年12月27日の新宿」

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