『オッペンハイマー』 のフィルム上映 / ラスベガスの核実験博物館
『オッペンハイマー』 のフィルム上映
先日、109シネマズプレミアム新宿で映画『オッペンハイマー』を見た私ことアラサー会社員。なぜこの映画館を選んだかというと、35mmフィルムでの上映を唯一(たぶん)行っているからだ。ご存じの通り、昨今はデジタル上映が主流となっておりフィルムを扱う映画館はかなり少なくなっていると思う。以前も綴ったかもしれないが、この映画館は教授こと坂本龍一が音響などを担当している。その教授から「フィルム上映ができる映画館にしてほしい」という提案もあったそうだ。プレミアムというワードが付いてるだけあって他よりもチケットが高価だが、ここでしか見れない映像があると言える。
映画自体の感想はいつもの如く割愛したい。ただ、メインではないにしても原爆投下が関わっているため他人事としては見れなかった。「ぜひ見てください」と勧められる内容でもないが(3時間あるし)、おそらくそれぞれ異なった感想が生まれる映画ではないかと思う。さて、個人的にはおそらく初めてのフィルム上映体験だった。入場前の注意事項にも記載されていたのだが、ノイズや揺らぎのようなものは確かに感じる。ただ、想像以上に映像がクリアで驚いた。今年1月の記事でも紹介したが、本映画はIMAXフィルムカメラというもので撮影されているらしい。そうした親和性もあるのかなと邪推した。
特にカラー部分は暖かみが、モノクロ部分はデジタルなのではないかと思うほど解像しているように見えた。さすがコダック。なお、広大なインターネッツで調べると様々な映画館(フォーマット別)で同映画を鑑賞しているライターさんがいた。確かにIMAXなどでも見てみたい。しかし、内容の重たさや上映時間を考えると足が動かないのも事実である。ちなみに前述のライターさんの記事によると、109シネマズプレミアム新宿のフィルムはオリジナルネガの質感を再現したポジプリントを取り寄せているそうだ。そのうちにサブスク配信されるかもしれないが、これは映画館で見るからこその作品だと思う。
ラスベガスの核実験博物館
2018年、私は諸事情(仕事)でラスベガスへ向かった。カジノに興味もないし(やり方も分からない)、空き時間はホテルのバフェに通う日々。そこで、何かないかと調べてみると中心地から少し離れたところに“国立核実験博物館”なる場所があった。映画『オッペンハイマー』では“ロスアラモス”という地が出てくる。ニューメキシコ州にあり、そこに原爆開発をするための“町”が作られたのだ。その後、ラスベガスを有するネバダ州に核実験場が作られた。ここにオッペンハイマーは足を踏み入れていないらしいが、影響はしているだろう。この博物館では、それら施設の歴史や模型などが展示されている。
ウーバーだったか普通のタクシーだったかは忘れたが、ホテルから車で10分程度だったと思う。カジノホテルが犇くストリップ通りとは異なり周辺は閑散としている。以下はその時にキヤノンの“SX280HS”と富士フイルムの“写ルンです”で撮影した写真だ。私が考えるこの博物館の意義とか感想はどうでも良いだろう。映画を見て、単純にこの時の記憶が蘇ってきたため本noteに掲載しておく。現在も同じ場所にあるようなので、ラスベガスでの空き時間(そんなことある??)に行くことをおすすめしたい。当時は展示スペースがわりとコンパクトな感じだったので、そこまで期待しないようにご注意いただきたい。
ラスベガスでの銃乱射事件があった翌年でもあった
これまで
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