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産業主義社会と資本主義社会 予告編

産業主義社会 社会における科学技術の質的向上を目指す社会 
連帯的 資源活用的 国家防衛的
資本主義社会 個人の蓄財の量的向上を目指す社会 
個人利益主義的 資源浪費的 対外侵略的

これらの違いを解説するシリーズを開きたいが、おそらくは不定期連載

資本主義や経済学の誕生の歴史を再検討し、実は高度産業社会に適した経済学はいまだに生まれていないことを示す予定

そもそも、高度産業主義社会は一次大戦の大英帝国とドイツ帝国が鏑矢となったものであって、後者はプロイセンのビスマルクの遺産である。
実は、第一次大戦のドイツ帝国の奮戦は凄まじく、これに比べると二次大戦のナチスなど弱兵集団以外の何物でもなかった。
高度産業主義社会同士の戦いにおいてのみ、総力戦という戦争の形態が発生する。
数多くのユダヤ人科学技術者を追放したナチスなどは、産業主義社会としては最低でしかなかったと言えよう。
プロイセンこそが高度産業主義社会であり、ナチスドイツなどはロマン主義社会に過ぎない。

筆者は後発のドイツ帝国が何故産業主義社会として飛躍的に成長したかを検証し、現代の経済学に欠如しているものを探り出す次第だ。
当時のドイツ帝国は植民地から収奪を行っていなかったため、内需産業で回していた記憶があるが、そのことは深く掘り下げなければならない。

現在のウクライナであってもロシアを相手に奮闘しているが、あれはウクライナが産業主義社会であるが故に為し得る技であって、果たして現代日本に同じことが可能であるかはそれなりに怪しいと筆者は考えて居る。

Pre産業主義社会として、グスタフ・アドルフのスウェーデンも扱う予定。
蒸気機関を開発したのはイギリスであるが、近代製鉄を開始したのはスウェーデンである。
実は、スウェーデンにしてもプロイセンにしても植民地獲得よりも内政を重視していたが、植民地の安価な労働力に頼ると奴隷経済のみが発展し、産業主義社会が成立し得なくなる問題が存在している。

追記
脱産業化社会は永久に来ない。
情報化社会?メタバース?それは物理的な実体を破壊することが出来ない。
そもそも、そんなものは発電所の力によって動いているだけであって、電力を造る力こそが、情報を保存する力なのだ。

侵略者を追い払うことが出来るのは炎と鋼の力であって、重工業は何時の時代であっても社会の主軸足り得る。
もしもウクライナが武器輸出大国でなければ、キエフは48時間以内に陥落したことだろう。
今回の戦争の最初に、ドイツの閣僚の一人が「48時間に負けるウクライナを支援する必要はない」と発言したようだが、プロイセン人とは異なってゲルマン民族にはやはり戦闘の才覚が存在しないと思ったのは筆者だけではあるまい。
状況を見て的確な予測を立てることが出来ないならば自分の頭で判断が出来ないというだけでしかなく、士官として使い物になるわけがないのだ。
当時はNoteをやっていなかったので申し訳ないのであるが、機甲部隊と砲兵が主軸のロシア軍は市街地での戦いに不利があることは明白で、首都を48時間以内に落とすことは殆ど不可能であると筆者は考えて居た。

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