見出し画像

「中川政七商店から学ぶ、ブランド体験を向上させるCRM戦略論」セミナーレポート

ハロー!Zちゃんだよー
今日は、先週の木曜に開催したブランディングセミナー
「中川政七商店から学ぶ、ブランド体験を向上させるCRM戦略論~愛されるブランドはいかにして創られるのか?~」をめっちゃ簡単に紹介しちゃいます!

セミナーのテーマは「ブランディング×CRM」

CRM(シーアールエム)って何だっけ?という方のためにあらためて、Customer Relationship Management(直訳では「顧客関係管理」)の略で
ざっくり言うと、“お客さんのことをめっちゃ理解して、自社ブランドをもっと好きになってもらう”ということです。
理解するためにはお客さんの情報(データ)が必要なので、以下のような接点を軸に取得します。

■CRMで使うデータの例
・デジタルのポイントカードから、過去に買った商品情報
・ECサイトから、何を買い物カゴに入れて何を買わなかったかの購買行動・閲覧履歴
・アンケートから、細かい要望を聞いたり  
など、ほんの一例ですがこんな感じ!

こうしたお客さんの情報を収集・分析することで、
中川政七商店はファンを増やし続けることに成功しているすごいブランドという訳です!
(そんなうまい話あるかいな!って思った人は正直にコメントしてくださいね✋笑)
中川政七商店がしていることを3つポイントでご紹介しちゃいます。

☑︎その1「なかったら作ったらええやん!CRMの開発」

一般的なCRMのツールは汎用化されていて使いやすいが故、
分析結果も施策も似たようなものになってしまいがちです。
なんと、中川政七商店はペイフォワード(シナジーマーケティングの親会社)とVeBuIn の3社で「株式会社MONJU」という会社を立ち上げ、
独自のCRMを開発しちゃったんです。(すごすぎぃ!)
オンライン・オフラインの垣根なくデータを統合し、
「プロダクトが好き」「ライフスタイルに合っている」「ブランドビジョンに共感している」の3つの軸でブランド理解度を解析、
可視化して把握することができます。

☑︎その2「100日プログラム」

メルマガ登録をしたお客さんに「100日プログラム」というものを導入されています。
会員登録をしてから100日間は、新着商品情報や、読み物コンテンツなど、多彩な情報発信をメルマガで配信しているそうです。そして
この100日の間に行った行動(開封やクリック箇所、ページ回遊ルート)でどれだけ中川政七商店を理解したかスコアリングし、
その後のコミュニケーションを考えているのです。

☑︎その3「“商品”ではなく“暮らし方”を訴求」

メーカーや小売業などであれば、どうやったら商品が売れるかを考え、まず商品をアピールしますよね。
より潜在層に対しては、商品よりも、まず「伝統工芸品(ひいては中川政七商店のアイテム)」を好きになってもらい、
購入の選択肢に入れてもらうことが重要だと考えておられるそうです。
そのためには、日本の伝統工芸品が自分の暮らしに、どうフィットし、どんな風に豊かな気持ちになるのか?そんなキモチのデザインも考えておられるようです。
伝統工芸品のある暮らし方やライフスタイルに共感してもらうことで、
お店を好きになってもらい、積極的に来店するお客さまを増やすことに繋がっているようです。

今日は、中川政七商店のセミナー内容を一部抜粋してご紹介しましたが、
他にもセミナーを実施しているので、ぜひチェックしてくださいね!