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ピアノ練習5 暗譜と記譜法

昨日はショパン・エチュード10-2を復習しました。

右手1、2で重音、3、4、5で半音階が延々と続く難曲です。

移動中にイメージ練習しようとしても、指使いや記譜上の階名が思い浮かばず、暗譜の甘さが露呈しました。

指任せで暗譜した気になっていただけなのは分かっていました。ゆっくりとでも運指と音の階名がイメージできなければ本当の暗譜とは言えませんね。

暗譜をやり直しながら、以前から疑問に思っていることにあらためて直面しました。

半音階の場合、上行の場合シャープ、下降の場合フラットをつけていくような気がしていましたが、必ずしもそのような記譜になっていません。

仲良しの音大出のピアノ教師に聞いたてみても、ショパンが未熟だったんじゃない?とか言って来たりします。

確かにショパンは自作のコンチェルトを弾くための練習曲としてこれらのエチュードを書いた時にはまだ10代でしたが、既に完成した演奏技術と時代を超えたピアノ作曲技法を持っていました。

私は、意識的に臨時記号つけているんじゃないかと考えています。例えばamの和音では導音としてのソ♯、レ♯でなく調性を表すミ♭、fmではラ♭という感じで。

作曲家の方に聴けばすぐ分かりそうですが、色々な曲を暗譜して行く過程でパターン認識から帰納法で答えを見つけて行こうと思っています。

それが独学の醍醐味ですから。

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