【詩】ツギハオマエダ
とある職場に勤務するようになってから約1年
新入社員は確かにやってくる
だが2カ月で一人辞めてしまう
3日で来なくなるものもいる
ぽっかり空いた穴
現れる白い壁
あの人と汗を一緒に流したかった
淡い期待 すぐに消滅
あれから一年経った
朝起きてみてみるととあるメッセージが
「〇月×日をもって契約終了となります
お疲れさまでした。」
彼らと同じ道を辿ることになったようだ
気づけば私の周りには誰もいなくなった
先輩の叱咤激励の声はここに届かなくなった
あの人の声はもう聴かなくなった
聞こえるのは風と行き交う車
そして蛙の鳴く声
「次はお前だ。」
風にそう囁かれたような気がする。
「別にどうってことないさ。」
ふと笑みを浮かべて見せる
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