ゆうとと

小説を書いたり書かなかったりしています。noteには小説の裏話とか、見たコンテンツの感…

ゆうとと

小説を書いたり書かなかったりしています。noteには小説の裏話とか、見たコンテンツの感想とか、その他の話とかを書いたり書かなかったりしようと思います。

最近の記事

【感想】『ゴジラ -1.0』を見ました(ネタバレあり)

ゴジラに踏み潰されれば一撃でパーになる人生を歩んでいる皆さま、いかがお過ごしでしょうか。同じくゴジラに踏み潰されれば一撃でパーになる人生を歩んでいるゆうととです。この度『ゴジラ -1.0』を見てきたので、感想を書きます。大学卒業間近に滑り込むように映画を見ることにしたんだけど、この作品自体上映開始から結構経ってるみたいなので、もしかしたら二重で滑り込んでいたかもしれません。 実は僕は高校の時『ゴジラ(ゴジラに恋した少女の話。原作は二時間脚本なので長いけど、無料で読めるので良か

    • ユニコーンオーバーロードをクリアしました(ネタバレなし)

      はじめに お久しぶりです。 とうとう就職を間近に控え、僕がnoteを書かずに何をしていたかというと、3月8日に発売されたばかりの『ユニコーンオーバーロード』、略してUOをやっていました。このゲームの略称については現在様々な議論が繰り広げられており、僕の観測範囲だけでも「ユニバ」「ニコバー」「ユニコバ」「バーロー」「ユニバード」「ンオー」「ーーーー」などの呼称が用いられていますが、とりあえずここでは無難そうなUOにします。期待が体験版の五時間に収まりきらなかった人たちによっ

      • 【日記】悪役の書き方について

        『ライアー』の次の話について考えている時、ふと「僕は魅力的な悪役をちゃんと書けているのだろうか」と思いました。面白い作品は悪役が魅力的だというのはもう散々言われてきたことですが、じゃあ実際自分はそれを実践できているのだろうか、と。そういうわけで、今回の記事では悪役の書き方について考えたいと思います。ついでに今まで僕が書いてきた悪役のことも振り返ろう。これは創作論の記事じゃなくて日記だから、こういうことをしたっていい。 悪とは何か? いきなり難しい問題にぶち当たってしまいま

        • 名大文芸サークル 作品集『銘文』 感想

          はじめに noteでお会いするのはお久しぶりですね。前回の記事があんなんだったからショックで失踪したと思われかねないんですが、マジで書くことがなかったというか年末に関しては書いてる場合じゃなかったので期間が空いてしまいました。 今回は冬コミ(C103)にて販売された名大文芸サークルの部誌『銘文』の感想を書きます。そう、今年度は文芸サークルもコミケに作品を出したんです。今年度の文芸サークルはすごいね、本当に。今が大革命の時代(なんかあんま聞こえが良くないな)なのか、ここ二年

        【感想】『ゴジラ -1.0』を見ました(ネタバレあり)

          【日記】

          今日、2023年12月9日、飼っていた犬が亡くなった。僕が小学二年生の頃から飼っていた、十四歳のゴールデンレトリーバー。名前は伏せたいので、少々冷たい印象にはなるが、ここでは単に「犬」と呼ぶ。亡くなったのが早朝で、昼前には色々落ち着いたので、今日中に記事を書き上げることにした。 はじめに断っておきたいのは、あくまでこれが僕の日記だということ。犬との思い出だの、もっと触れ合っておくべきだったみたいな後悔だの、そんな犬の死を一種の悲劇的なエンタメのように消費し、食い物としてぶら下

          おいてけぼりになるまで(『ライアー』 スピンオフ)

           日曜日の夕方、神土スポーツセンターの第一競技場。剣道の大会がいよいよ大詰めとなり、各部門の決勝戦が始まっていた。会場は熱気に包まれ、あちこちで応援の声が響いている————のだと、思う。  「霧江、頑張れ!」  今の私に聞こえるのは、目の前でそう言った同級生の声だけだ。せっかくの夏休みに、剣道部員でもないのにわざわざ試合を見に来たらしい。物好きな人だ。正確には、彼女の声も聞こえているわけではない。唇の動きを見て、発している言葉を判断しただけにすぎない。  この世界は、なんと静

          おいてけぼりになるまで(『ライアー』 スピンオフ)

          【日記】小説のネーミングについて考える

          小説に限らず、創作において実際そんなに大きくはないはずなんだけどなんか大きく感じる壁となる、ネーミング。サークルとかでもキャラの名前をどう付けてるか時々聞かれるので、この機会にちょっと考えてみます。ついでに僕は必殺技とかの名前を考えるのがめちゃくちゃ苦手なので、それについても考えてどうにか打開策を探っていきたい。これはちゃんとした創作論みたいなやつじゃなくて、僕はこうしてますという紹介にすぎないので、参考になる部分があると感じた人はそれを持ち帰っていただくというような具合で気

          【日記】小説のネーミングについて考える

          【西洋古典学】卒論 議論の整理(随時更新)

          卒論の議論が全然整理できてないので、ここで整理していきたいと思います。研究の手の内を易々と明かすな。いいんだよ、西洋古典学なんて日本の学生はほぼやってねえんだから(火種)。硬い文体では書かず、口語的に説明していくつもりなので、西洋古典学全然知らんよという人も何となく眺めてもらえれば幸いです。あとnoteでやる以上引用がガバガバで不便かもしれませんが、一応ちゃんと情報元を辿れるようにはしておくので、その辺りは大目に見ていただければと思います。質問や反論なんかももしあればコメント

          【西洋古典学】卒論 議論の整理(随時更新)

          『シロナガス島への帰還』紹介兼感想(ほぼネタバレなし)

          時間がねえ!!!!!!!!!!(70%OFF、230円ぐらいで買えるセールが10/10 23:59まで) 手短に行きましょう。人を選ぶ作品だから最低限の注意はしてほしいんだけど、読んで覚悟ができた人からeShopへGoだ。セール期間中に限り、この記事は途中抜けを推奨します。僕もセール終了ちょっと前まで踏ん切りがつかなくて、クリアしたのが昨日の深夜3時とかで、日中色々やってたから記事書くのがこんな時間になっちゃった。 端的に言いましょう。確実に求められるのはまあまあのグロ耐性(

          『シロナガス島への帰還』紹介兼感想(ほぼネタバレなし)

          【スマブラSP】上手い人間は「これ擦ってるだけで勝てます」って言うな(アイク 初心者向け解説)

          はじめに すみません、記事の内容より先に私情がタイトルに出てしまいました。アイクの解説記事を書いていこうと思うんですが、僕自身は例によってVIPに行っただけです。スマメイトなどはもちろんやっていないし、魔境にさえ行っていない。そんな人間が解説記事を書こうと思ったのには、もちろん理由があるわけです。 皆さんはアイクの解説をご覧になったことはありますか?もちろんちゃんとした解説もあるのは間違いありませんが、ざーっと見てると「空N」「空N擦ってれば勝てます」「扇風機」「空Nしろ」

          【スマブラSP】上手い人間は「これ擦ってるだけで勝てます」って言うな(アイク 初心者向け解説)

          【スマブラSP】ベレト/ベレスでVIPに行っただけの人のキャラ解説(初心者向け)

          よく一緒にスマブラをやっている友達が最近ベレトスを買ったので、それに乗じて書けるだけのことをメモしておこうと思って書き始めました。本当にVIPに行っただけなので、それ以上のことは期待しないようお願いします。ただせっかくなので、ベレトスを使いたい人に限らず、広く初心者の方のためになるような解説記事にしたいと思っています。よろしくお願いします。 はじめに 今回の記事は「ベレト/ベレスの解説記事」として書いていますが、内容としては性能の分析、立ち回りの意識、苦手なキャラの対策な

          【スマブラSP】ベレト/ベレスでVIPに行っただけの人のキャラ解説(初心者向け)

          『CRYSTAR』 をクリアしました(ネタバレなし)

          セールで買ってよかった〜 かなり丁寧にやりましたが、クリアまでのプレイ時間は25〜30時間ほどでした。ティアキンの半分ぐらい。 CRYSTARとは?(あらすじ・ゲーム紹介) あらすじ少女が目を覚ましたのは、死せる魂の集う「辺獄」。そこを彷徨う中で、彼女は幡田 零(はただ れい)という自分の名前を思い出す。一緒に辺獄に来ていた妹のみらいと再会した直後、突如悲劇が襲いかかる。悲しみに暮れる零は、ヘラクレイトスと名乗る「守護者」の声を聞き、その力を受けてみらいを救うことを決意す

          『CRYSTAR』 をクリアしました(ネタバレなし)

          名古屋南高等学校演劇部『月曜日の彼女』感想

          お久しぶりです。皆様いかがお過ごしでしょうか。 僕は2023年7月28日(金)、やることあるのに何もしてなさすぎ罪で現行犯逮捕されました。今、拘置所でこの文章を書いています。 そんな灰色の一日を送った僕ですが、今日は名古屋南高等学校演劇部の『月曜日の彼女』を見てきました。おかげで今日という日が何とか極彩色になったと言えましょう。ここにあれこれと感想を書き連ねることで、どうにか不起訴に持っていきたいと思います。よろしくお願いします。 あと県大会行くと信じてるので、後半の展開にも

          名古屋南高等学校演劇部『月曜日の彼女』感想

          名大文芸サークル 作品集『泡』感想

          サークル内部の人間がサークル誌の感想をインターネットに流したって、良い。 はじめに 『泡』を持っていない側の皆様、いかがお過ごしでしょうか。『泡』を持っている側の人間こと、ゆうととです。先の名大祭でご購入くださった側の皆様、誠にありがとうございました。今年度は強気にも前回の1.5倍、150部用意しましたが、おかげさまで8〜9割方売れました。うれしいね。「用意しました」などと抜かしておりますが、僕は製本期間と教育実習がダダ被りして全然作業を手伝えませんでした。ごめんね。 文

          名大文芸サークル 作品集『泡』感想

          十三機兵防衛圏をクリアしました(ネタバレなし)

          十三機兵防衛圏を、やろう 正直、中間レビューで言いたいことは大体言い尽くしてしまった節があるので、今回はそんなにしっかりレビューすることにはならないと思います。前回の補足程度の感じでご覧ください。 良かったところ ・シナリオ 本作はシナリオを売りにしているところが大きいと思いますが、非常に良かったです。看板に偽りなし。最初は主人公同様、本当に状況がわからない中でいきなり機兵を動かすバトルに巻き込まれることになるんですけど、物語が進むにつれて情報が整理されてくると、それぞ

          十三機兵防衛圏をクリアしました(ネタバレなし)

          長編小説の話の作り方について(1)

          Twitterでこの話をしようと思って一回途中までツイートしちゃったんですけど、思いのほか膨らみそうだったのでこっちに避難してきました。マジでアマチュアの意見にすぎないので、「参考になればいいな」ぐらいの気持ちでご覧いただければ幸いです。 長編小説の定義について まず、「長編小説」という語が曖昧なのではっきりさせておきましょう。長さは大体10万文字(文庫本一冊分ぐらい)以上とされていると聞いたことがある気がしますが、僕は正直5万文字ぐらいでも全然長編だと思っています。難し

          長編小説の話の作り方について(1)