見出し画像

『シロナガス島への帰還』紹介兼感想(ほぼネタバレなし)

時間がねえ!!!!!!!!!!(70%OFF、230円ぐらいで買えるセールが10/10 23:59まで)
手短に行きましょう。人を選ぶ作品だから最低限の注意はしてほしいんだけど、読んで覚悟ができた人からeShopへGoだ。セール期間中に限り、この記事は途中抜けを推奨します。僕もセール終了ちょっと前まで踏ん切りがつかなくて、クリアしたのが昨日の深夜3時とかで、日中色々やってたから記事書くのがこんな時間になっちゃった。
端的に言いましょう。確実に求められるのはまあまあのグロ耐性(Fate/stay nightぐらいかな)と多少のホラー耐性(その辺の有名ホラーゲームぐらい。青鬼とか魔女の家とか夜勤事件を人がやってるところを見られるなら多分大丈夫。ねないこだれだがキツいなら厳しいかも)。人によってはキツいかなってのは女性キャラの嘔吐描写(確か男性キャラはない。船酔いとか気持ち悪いものを見たとかでえずくような感じ。現物はないが、フルボイスなので)と性的描写(これCEROはDなんだけど、なぜかこの内容で「性的なほのめかし」のマークがない。なんで?)。まあ率直に言えば一昔前のノベルゲーってこんな感じなのかなって感想です。インターネットそれなりに長い人間ならまあ大丈夫だよ。では、決心がついた方は先に購入の方をどうぞ。


作品紹介(あらすじ、ゲーム内容)

☆あらすじ
あなたはニューヨークで探偵業を営む「池田 戦(いけだ せん)」。相棒の天才少女「出雲崎 ねね子(いずもざき ねね子)」とともに、大資産家ロイ・ヒギンズの邸宅に招かれる。しかし、ヒギンズ氏の姿はなく、彼の部屋には「シロナガス島」という島に関するメッセージと、その島への招待状だけが残されていた。娘のエイダ・ヒギンズに依頼され、二人は招待状を手に「シロナガス島」へと向かう。その先で発生する奇妙な事件を皮切りに、池田とねね子の二人は島に隠された真相に迫ってゆく––––––––

こんな感じです。僕が勝手に書いたので、詳しくはeShopの商品紹介を見てください。今ランキングにも載ってるから。この期に及んでスイカゲームとか見てんなよ、マジで。今だけは、それより安いから。

☆ゲーム紹介
ゲームとしてはまさしく定番のアドベンチャーです。ノベルゲームのようにシナリオを読み進め、時には辺りの調査をして手がかりを探し、事件の黒幕を推理する……そんな感じのアレです。選択肢の前にはちゃんとセーブしましょう。僕から言えるのはそれだけだ。僕もノベルゲームはFate/SNぐらいしかやったことないし、アドベンチャーに至っては逆転裁判の体験版か何かをやったかどうか記憶が定かでないぐらいのド素人なんですけど、それでも選択肢の前にセーブする、あと「最近セーブしてなくね?」と思ったらセーブする、セーブファイルはちゃんと分ける、それを守ってるだけで特に苦はなく全イラストを回収できました。そう、作品は人を選ぶんだけど、ゲームとしてはかなり親切なので、耐性ある人にとってはアドベンチャーゲームデビューにちょうど良いと思います。ほんとに。

シナリオ

シナリオ主体のゲームでネタバレなしで記事書くってのも変な話かもしれないんですけど、それが自分のスタンスなんだから仕方ない。だからまあ「良かったです」としか言えないんですけど、良かったです。シナリオのテイストとしては結構王道で、まあ先が読めるような場面もあったんですけど、だからこそあんまりこういうゲームに馴染みがない人にやってほしいと思っています。
ちなみに全部クリアするとおまけシナリオがあるんですけど、これは完全に別物として考えた方が良いです。本編では語られなかった部分が明かされるとかそういうのはほぼありません。僕は好きなんですけど、ネット見ると「本編の余韻が台無し」って意見もあったので、まあ本編が終わった段階で余韻に浸れるだけ浸ってからやっても良いと思います。そう、別におまけシナリオに限らず、このゲームはいつやっても良いんだ。買うタイミングが今なら問題ないんだから。

デザイン

デザインは良く言えばノスタルジーを感じる、悪く言えばチープって具合。これもまた一昔前のノベルゲーはこんなんだったんだろうなってのを感じます。もしかしたら意図的にそこに寄せてるのかも?僕は好きだけど、「ちょっと綺麗な英語の教科書」って言われたらまあそうだねって思う。
声優陣は打って変わって超豪華。僕は声優マジで知らないけど、それでも名前をよく聞くような人たちが並ぶ。ここにリソースを割きすぎたんじゃないか?ってぐらい豪華。あとおまけシナリオのエンディング曲がかの「いとうかなこ」さんでびっくりした。深夜三時だったから声は出さなかったけど。
そんなわけで、声優とイラストのミスマッチが大きいってのは否定できないと思います。見ての通り僕はそこまで気にしない人間なんだけど、気になる人は気になるかも。

BGM

特にこれが印象に残った!ってのはあんまりなかったけど、全体的に雰囲気によくマッチしていたと思います。まあフリー音源だろうが何だろうが、選曲センスがぶっ壊れてたり、極端にレパートリーが少なかったりしない限り「BGMが悪い」ってそうそうないからね。これも例に漏れずって感じです。

不満点・問題点

・サウンドテストがない
→インディーゲームに贅沢言うなって話なんですけど、せっかくなら……って気持ちもあります。

・ボイスの聴き直し機能がない
→インディーゲームに贅沢言うなって話なんですけど、せっかくなら……って気持ちもあります。ボイスに関してはかなり力入ってるだろうし尚更ね……

・普通に怖いのにホラーの記載なし
これeShopが全体的にそうだと思ってるんですけど、「ホラー」って明言してる作品少なすぎないですか?まあCERO:Dだしこの内容なんで覚悟はしてましたけど、ビックリ系のやつもあるのでそれは勘弁してよ〜ってなりました。これだけはネタバレさせてくれ。ビックリ系のホラーが、ある。まあ全イラストを回収したとしても驚かせる回数は結構少ないし、ネットの悪質なブラクラみたいな威力は全然ないからそんなにビビる必要はないです。僕が大丈夫だったんだから、大抵の人は多分平気だ。

終わりに

色々言いましたが、間違いなくセールで買って良かった。いい意味で。本来は700いくらなんですけど、定価で考えても値段以上の満足感があったと思います。シナリオについても本編もおまけも「もうちょっと続いて……」って思いました。いい意味で(シナリオの不明点が多いとかじゃなくて、この世界が、時間が、もうちょっと続いてくれの意)。
そういうわけで、人を選ぶのは間違いないものの、適合者は確かな満足感を得られる、そんな作品でした。まあ今は230円なんだから、1000円のプリペイドカード買えばスイカゲームのついでに買えるので、買ってからやっぱダメでした、でもギリ許せるぐらいの値段になってると思います。セール終了まで残りわずかですが、明日仕事や学校の帰りにコンビニ寄れば間に合うので、是非、是非、是非!



























正直に言う。俺は……アレックスが、好きだ……
ねね子……俺を、許してくれ……


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?