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想像力とどう向き合うか【幸福論 アラン】

おはようございます、今日はアランの「幸福論」を読みました。「幸福論」って何人かの人が書いてるらしく、世界三代幸福論なるものがあるらしいです。みなさん知ってました?!

アランの「幸福論」はそのうちの1つで、あとはラッセルとヒルティっていう人が書いた「幸福論」があるらしいです。また、読んでみましょうかね。

さて、今日は「幸福論」から、想像力とどのように向き合っていくかということを書いていきたいと思います。

想像力というと、結構ポジティブなイメージがありますよね。よく部活動の最中だと、「このあと何が起こるのかを想像しろ」なんてよく言われます。想像することは必要不可欠だみたいな感じで言われます。

アランは、想像力は情念から発生すると言います。情念とは心の底から湧き上がってくる感情とでも言えばいいでしょうか。人間誰しもが抱く感情です。あまり詳しく書くと訳わからんなくなりそうなんで、さらっと書きます。そして、この情念によって想像が生じると言います。この時いい想像なら万々歳ですが、よくない想像をしてしまうことをアランは危惧しています。

心配性とは想像力を敵に回してしまった人のことだ。

想像力の働きは理性では抑えられない。何故なら想像力は思考とは別物だからである。

そうなんです。想像力とは、いいようにも、悪いようにも転ぶ何とも不安定なものなんです。例えば、10万円が給付されると分かった時、何だか「嬉しい」気持ちになったと思います。その時に想像することって、何買おうかな〜とか、貯金に回そうかな〜っていうポジティブな想像をしますよね。そんな時に、保護者さんから何か電話がかかってきたら、一瞬にして「なんかまずいことしたかな」とネガティブな想像に切り替わります。

人間はいったん情念のとりこになると驚くほど大ばか者になる。理屈をいくつも考えだし、事態をいっそう悪くするような事情を探しては見つけ出す。ついには先例までさかのぼる。そしてこう言い出すだろう。「ほら、俺が怒るのは当然なんだ。怒るのをやめて、落ち着くなんてできやしない。」と。

じゃあ、どうすればいいか。考えないようにするしかないんです。アランはとにかく行動を起こすことを勧めます。「情念から解放されるのに必要なのは、思考ではなく、運動である。何かを生み出すのは思考ではなく、行動。」想像する時間を止めようと言います。

確かにこの頃、コロナのせいで家でひきこもる時間が増えていますよね。とに買う行動が大事なのかもしれません。

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