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自己流ケアにご用心

先日の背中の痛み

慣れない環境で、寒い環境での作業となって腰と背中に痛みを感じた後日談になります。


痛みを感じた翌日は朝から特に問題なく活動していました。

ボディケアを1件、買い物を数カ所。


でも、なんというか夕方に向けて身体が硬くなっていくような感覚でしたね、たしか。

「少しほぐそうか」

と思い、寝る前にストレッチなどをしていました。


久しぶりに刺激を入れる部分もあったり、痛めていた部分にも軽く刺激を入れたりしながら。

そして翌日。

朝から痛い。

先日の比ではなく、ハッキリ痛い。


立っていても座っていても、長時間の姿勢保持が難しくなる程度の痛みでした。

仕方なく、頻繁に寝転がって休憩を取る羽目に。


こうなってしまうと、なるべく刺激しない方が得策です。

「痛みのでない行動」を積極的に選びます。

つまりじっとしている作戦です。


1日経って痛みと硬さはピークを越えた感じでした。

痛みの後の話

身動きとれないほどの激しい痛み、というわけではないとはいえ、ハッキリと痛かったのですが、痛みが小さくなってきたらある事象が生まれます。

「感覚との相違」です。

力を入れているつもりなのに入っていない、とか。

逆に、力を抜いているつもりなのに入りっぱなし、のような感じです。

怪我をしたりして、何かしら「痛み」を知覚すると、脳からの神経刺激が非常事態になります。

1)「力を入れたら痛みが出るから力を入れないようにしよう。」
2)「動かしたら痛みが出るから、その部分は動かないように力を入れっぱなしにしよう。」

そういう判断を無意識に行います。

防衛本能といえるのでしょうかね?

人間に備わった野性の部分かもしれない。


まず、この反応を無視すると、ろくなことがありません。

そして、この反応を放っておくと、ろくなことがありません。

1)も2)も身体を守るための反応で大事なのですけど、非常事態のアラートが出続けている社会ってどうですか?疲れ果てるし、暴動が起こりますよね。

この状態を放っておくと、現場(筋肉、関節)と司令部(脳)の連絡系統(神経伝達)が破綻するのです。

力が入らない、ふらふらする、そんな感覚です。

痛みが落ち着いたらやったほうがいいこと

痛みを感じながらだと、脳が非常事態モードになるので、痛みが落ち着いたら、痛みのない種目で身体を動かした方が得策です。

各部位もれなく動かせるようになるのを目指します。痛かったところもそうでないところも。


例えば、私の身体でいうと、

・腰の周りの筋肉(お尻周り)がえらい硬い状態だった。
・その結果股関節の動く幅が制限されていた。
・足の力の加減が上手くコントロールできないで、階段の昇り降りが苦に感じた。同時にふらふらしていた。
・しゃがんだ体勢から立つ時もふらついた。
・腰を守るため、無意識に手をついて運動をしていた。(立ち上がる時、姿勢保持の時)
・その結果、手首に痛みを感じていた。同時に肩甲骨周りの筋肉が硬い状態だった。

そんなことが起きていました。


腰の痛みと直接関係のないところからほぐしたり動かしたりして、「脳から指令を飛ばして、指令通り動けているかのフィードバック誤差を減らす」作業を始めました。

思った通りに身体を使うためです。

これは、痛くなくても時々やると良いし、実際にやっています。

人の身体は習慣に影響を受けるので、気付かないうちに「動かせる場所/動かせない場所」、「わかる場所/わかりにくい場所」が生まれてしまいます。


自分の身体の点検は常にやっておきましょう。

そうすると痛みが出た時にも役に立ちます。

そして、痛みが落ち着いた後にもやっておくといいですね。


脳は「痛み」という経験によって、様々な情報が書き換えられてしまいますから。

痛みの経験による情報で動き続けると、別の関節や筋肉を痛める結果にもなります。

youtubeには気をつけたい

私はある程度知識を持っている方です。(国家資格を持っていますし、それなりに勉強を続けています)

そうであっても、こうやって自分の身体を痛めてしまうことがあります。

YouTubeで視た動きを真似てみて、身体を痛めた経験もあります。

自己流はリスクを併せ持っているのですよ、なにごとも。

COVID-19の騒ぎのおかげで、セルフケア、セルフエクササイズ関連の情報が増えましたものね。


なので、お勧めは「現実に誰かの指導を受けながら」身体をケアすることですね。


雑誌、書籍、テレビ、Youtubeで多くの情報が発信されています。

「こんな凄い話が無料で見られるなんていい世の中になったなあ」

と感じることも多々ありますが、

「これを見た人が誤解したら大変じゃないの?」

と感じたこともあります。


専門的なトレーニングを積んだ人や知識を持たない、いわゆる一般の人は動画や雑誌やテレビの情報を興味本位で真似するのはリスクが伴います。


リスクを管理できる人なら「研究」の意識で自己流に取り組むのは良いと思います。私はそっち派です。


軌道修正することが適宜できるのなら。

そうではなく盲信して、ただただ続ける、みたいなのは逆に危険です。

だから情報の選び方と、実践には注意されて欲しいなと思います。


身体がなんともない時から「身体のケア」に関する専門的な知識を持った人を探しておいて、定期的にチェックを受けると安全ですね。

そうすれば不調の時に相談ができます。

身体に不調が現れてからだと後手に回り、苦労しますからね。

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