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【男子メンバー求む!】#YCPでは男子メンバーも活躍中!一緒に社会を変えませんか?

みなさんこんにちは!#YourChoiceProject編集部です。

#YCPには地方女子の課題やジェンダー問題について取り組むという性質上、女子メンバーが多いのですが、他のジェンダー系団体と比べて、男子メンバーが多いという特徴を持っています。多いときには3割程度の男子メンバーが所属していたこともあり、チーム長やライターとして活動しています。

当事者ではない男子の立場から、何を考えて団体に所属し、どのような課題に取り組んでいるのか。今回は男子メンバー3名にインタビューを行いました。何か行動を起こしたいけれど勇気が出ない、という方にぜひ読んでほしいインタビューです。

男子メンバー1人目:やまこう

<プロフィール>
やまこう
東大文科三類2年。
静岡県の公立高校出身。
PRのチーム長として、主にHPの管理を担当。

<#YCPについて>
#YCPに入会したきっかけはなんですか?
地元で過ごしていたときに、周囲の反対や地元志向の強さから女子学生の進学の選択肢が狭いことに対して、漠然と問題意識を持っていました。#YCPはこのモヤモヤにアプローチすることができると思い、入会を決めました。

#YCPの団体としての特徴を教えてください。
目的意識が高いと思います!社会を変革していこうという意識で活動しています。

今までの活動の中で、活動していてよかったと感じた瞬間はありますか?
高校の女子の友人などが活動に理解を示してくれたときや、活動してくれて嬉しいという反応をもらえたときに、活動してよかったなと感じました。

活動していて難しい・大変だなと思うことがあれば教えてください。
地元の同期や問題意識を特に持っていない女子に地方女子の課題について説明しても、ピンと来ていないことも多々あります。現時点で課題に気づいていない層にこそ届けたいけれど、アプローチが難しいと感じます。

#YCPメンバーの特徴があれば教えてください。
やりたいことが絞られている団体なので、明確な目的意識や意思を持っている人が多いです。様々な境遇の人がいるというのも特徴です。

<#YCPが取り組む課題について>
#YCPが取り組む課題には、もともと興味を持っていましたか?
高校生のとき、進路選択の場面でなんとなくモヤモヤを感じていました。でも、女子学生でも問題意識を持っている人は少ないと感じます。

当事者でない者として課題に取り組む難しさはありますか?また、だからこその意義はなんだと考えますか?
難しさは今のところ感じていません。むしろ、世間の皆さんに「男子メンバーもいるんだ!」と思っていただければ嬉しいです。男子メンバーも参加する価値がある重要な活動だということで、団体の活動に説得力を持たせたいです。また、特に男性に対して、課題に興味をもってもらうきっかけになればいいと思っています。今は当事者として考えられないかもしれませんが、もし今後娘が生まれ父親になったとしたら、すぐに他人事ではなくなります。女子だけに限らない問題であるということを伝えていきたいです。

東大の男子学生の中には、ジェンダーの問題に対して偏った考えを持っている人もいると言われますが、周りの同級生をみていてどのように思いますか?
大学に入って初めて、女性蔑視の考えを持つ人たちが本当にいるのだと知りました。たとえば、東大には別学出身者がかなり多いですが、正直、自分自身は別学をあまり好意的には捉えていません。特に、男子校出身者は女性の課題やジェンダー問題に触れる機会が少なかったように思えます。

今はまだジェンダーの問題・地方女子の抱える課題にあまり興味を持っていない人にアプローチするにはどのような方法があると思いますか?
当事者である地方の女子学生が、自分の置かれている状況が課題であることをわかっていないという現状があります。「反対されて困っている」ではなくて、「反対されるものだ、こういうものだ」と自分の環境を所与のものとして納得している人がほとんどですが、それは決して普通ではないということをまず知ってもらわないといけません。まずは #周囲の反対 カテゴリの記事を読んでほしいですし、僕たちとしても充実させていきたいです。また、プロジェクト面でいうと、女子寮をつくってほしいです。女子寮が少ないのはなぜでしょう?男子寮と比べてここまで少ないのは問題だと感じています。

最後に、#YCPに興味を持ってくれた方へ歓迎メッセージをお願いします!
自分が置かれている状況や周りの人が置かれている状況に、ちょっとでも違和感を持っている人が入会してくれたら嬉しいです!


男子メンバー2人目:S

<プロフィール>
S
東大理学部数学科4年。
東京都の私立中高一貫校出身。
SEOなどの業務を経て、現在は主にWeb記事のライターを担当。

<#YCPについて>
#YCPに入会したきっかけはなんですか?
同級生が参加していたことで団体を知りました。また、教員志望なので、ジェンダー問題に関して知っておくべきだと感じました。自分自身は東京の私立高校という「地方女子」とは真逆の環境出身なので、その環境を知ってみたいと思い、参加を決めました。

#YCPの団体としての特徴を教えてください。
目標(活動内容)を絞っているからこそのやりやすさ、効率の良さ、効果が期待できることです。

今までの活動の中で、活動してよかったと感じた瞬間はありますか?
以前、#YCPの活動で訪問した静岡高校の元生徒が、団体に興味を持ってくれて、サークルオリエンテーションに来てくれたとき。
筆者補足:ちなみに彼女は現在メンバーとして、メンタリングの運営に関わっています!

活動していて難しい・大変だなと思うことがあれば教えてください。
地方女子の生の声が聞きにくいことです。今でこそ質問やメンタリングコミュニティがありますが、それまでは生の声を聞く機会が少なかったため、何のための活動なのか見失ってしまう時がありました。

#YCPメンバーの特徴があれば教えてください。
問題意識を強く持っています。また、地方出身の人が多いですね。

<#YCPが取り組む課題について>
#YCPが取り組む課題にはもともと興味を持っていましたか?
団体に入ってから、初めて実感しました。いろいろな人の話を聞いて、各地方によって様々な事情があるのだと知り、印象深かったです。

当事者でない者として課題に取り組む難しさはありますか?また、だからこその意義はなんだと考えますか?
女子学生の方が向いている仕事がある、と思うこともあります。また、当事者ではない男子メンバーが地方女子の問題を口にしても、あまり説得力がないのではないかという歯痒さもあります。

東大の男子の中には、ジェンダーの問題に対して偏った考えを持っている人もいると言われますが、周りの同級生をみていてどのように思いますか?
僕自身の周りには、偏った考えの人はそんなにいませんでした。考えが偏っている人に関してはなんでそうなった?としか言いようがありません。僕が幼いときにはジェンダーの問題はあまり一般的には取り上げられていませんでした。偏りがある人は、幼いときからの刷り込みが、今の考え方に影響しているのでしょうか?

今はまだジェンダーの問題・地方女子の抱える課題にあまり興味を持っていない人にアプローチするにはどのような方法があると思いますか?
地方女子の課題に関して問題提起をしている人がそもそも少ないので、メディア露出やHPなどで発信を続けていくことが重要だと思います。調査事業も有効だと感じます。

#YCPに興味を持ってくれた方へ、歓迎メッセージをお願いします!
少人数ゆえの意見の通りやすさやスピード感があります。意見が言いやすいところなのでぜひ来てください!


男子メンバー3人目:たけ

<プロフィール>
たけ 
理科一類2年。
東京都の私立中高一貫校出身。
過去にメンタリングコミュニティの運営などを担当し、現在は主にWeb記事のライターをメインに活動中。

<#YCPについて> 
#YCPに入会したきっかけはなんですか?
ジェンダー論の第一人者である瀬地山角先生のジェンダー論の講義でジェンダー問題に興味を持ち、さらに団体を知りました(瀬地山先生のジェンダー論はもはや現代人の必修です、みんな履修しよう!)。ジェンダー系の団体は「思想が強い」と言う偏見が残っていた当時、瀬地山先生の紹介なら信頼できると思い、団体に入会することを決めました。「男性メンバーも多く関わっている」というビラの文言を見て参加のハードルも低かったです。

#YCPの団体としての特徴を教えてください!
NPO団体として、大学内にとどまらず、社会のいろいろな側面で活動できることです。今まさに成長中の団体なので「社会を変えるロマン」を感じられます。

今までの活動のなかで、活動して良かったと感じた瞬間はありますか?
「社会の現状を変える」という意識からこの活動をしていることについて、高校の先生など他の人から賞賛されたとき。なんか現金な言い方ですけど、こうして明確な課題意識を持って何かに取り組むって素晴らしいことなんですよ!笑

難しい/大変だなと思うことがあれば教えてください!
自分自身が当事者ではないことは、やはりこの問題に取り組むにあたって理解の限界を感じるときがあります。

<#YCPが取り組む課題について>
#YCPが取り組む課題には、もともと興味を持っていましたか?
受験生時代は「なんか東大理一って女子少ないらしいなー」くらいには思っていて、入学直後のクラスも男クラでしたが、課題意識はほとんどありませんでした。ジェンダー論を履修して、初めて、この現状に対して課題意識を持って対峙することができるようになりました。

当事者でない者として課題に取り組む難しさはありますか?また、だからこその意義は何だと考えますか?
自分の体験等ではなく人から見聞きしたことをもとにして取り組むしかないので、課題に対する理解度に限界があるし、説得力のある発信が難しいように感じることがあります。

東大の男子の中には、ジェンダーの問題に対して偏った考えを持っている人もいると言われますが、周りの同級生を見ていてどのように思いますか?
ジェンダー問題に興味を持っている人も一定数います。一方で、女子枠のようなジェンダー問題の解決へ向けた取り組みを悪く言う人も多い印象を受けます。

今はまだジェンダーの問題/地方女子の抱える課題にあまり興味を持っていない人にアプローチするにはどのような方法があると思いますか?
たとえば東大がやっている情報セキリュティ教育のように、拘束力のあるD&I教育を実施するのはどうでしょうか。この問題について考える機会を、確実に確保することが必要だと思います。

#YCPに興味を持ってくれた方へ、歓迎メッセージをお願いします!
東大のジェンダーギャップを解消するには、男性の方が関心を持つことが不可欠です。男性の方が#YCPに興味を持っていただけると、必ず大活躍することができます。ぜひ、我々と一緒に活動してみませんか。


まとめ

ジェンダー系団体には男子メンバーが参加しづらいという側面があります。しかし、当事者ではないからこそ、見えてくるもの、できる仕事もたくさんあります。

地方女子の課題や、日本のジェンダー問題に少しでも関心がある方、社会を変革したいと思っている方。いつでも、どなたでも、大歓迎です!最初は入りづらさを感じる方も多いかもしれませんが、入ってみたらきっと活躍できる場所があります。ぜひ私たちと一緒に社会を変えていきませんか?

#YCPは現在、NPOメンバーとWeb記事ライターを募集しています。理念に共感し、活動に参加していただければ、所属・年齢は問いません。参加したいという方は、以下のメールアドレスからご連絡ください!また、HPから寄付も募集しております。団体の活動を少しでも応援したいと思ってくださった方は、単発から金額指定も可能ですので、ぜひよろしくお願いします。(寄付ページ:https://yourchoiceproject.com/donation)

文責:きき

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