NPO法人 #YourChoiceProject

「地方女子学生を取り巻く、進路選択上のジェンダーギャップ」解消をめざす、東京大学を拠点…

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「地方女子学生を取り巻く、進路選択上のジェンダーギャップ」解消をめざす、東京大学を拠点とした学生団体 | 令和6年度東京大学総長賞 | 第2回Policy Pitch最優秀提言賞 | ご寄付はこちらから:https://yourchoiceproject.com/donation

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県人寮への女子学生受け入れに関する実態調査レポート【2024年度調査結果】

サマリー首都圏に県人寮を設置する35自治体のうち、およそ半数が男子学生専用の寮しか設置しておらず、52県人寮のおよそ6割が男子学生専用寮で占められています。これは深刻な男女間格差だと言えます。 特定非営利活動法人#YourChoiceProjectは、男子学生専用寮しか持たない17自治体・24舎に対してアンケート調査を行い、女子学生受け入れに関する議論の進捗状況や受け入れのハードルを明らかにしました。 県人寮一覧表はこちら 調査概要対象:首都圏に設置されている県人寮52

    • 【インタビュー】 政治はなぜ教育のジェンダーギャップを解決しないのか? 〜元自民党女性議員に聞いてみた!〜

      1. はじめにこんにちは。#YourChoiceProject ライターのSです。 今回の記事では、「政治はなぜ教育のジェンダーギャップを解決しないのか?」というテーマで、2015〜2023年まで自民党議員として東京都中央区の区議会議員を務めていた佐藤敦子さんにインタビューを行いました。  政界におけるジェンダーギャップを目の当たりにして、今は米国でジェンダーについての研究をしているという佐藤さん。その経験を踏まえた話から、男性優位になってしまっている日本の政界の根本的な

      • なぜ男子校出身の人間が#YourChoiceProjectにいるのか?

        1 はじめに この記事の書き出しとして、まずは簡単に自己紹介から入ろうと思います。「なぜ?」という感じもしますが、今回の記事にも関わる部分です。  私は早稲田高校という有名な(自分で言うものではないですが)男子校の中高一貫校を卒業し、東京大学理科一類に合格しました。そして入学後、東大に存在するジェンダーギャップを解消する役に立ちたいと思い、2023年の7月から#YourChoiceProjectに参加しています。  さて、このように、私は男性メンバーとしてジェンダーギャッ

        • 【東大卒ママ座談会】 親になった今考える「地方女子」の障壁

          はじめに #YourChoiceProject ライターの竹内です。実は、私は学生ではなく社会人で、東京大学を卒業したのは10年以上前のことです。ですが、自分自身高校時代までを地方で過ごした経験から、#YourChoiceProjectの活動にとても共感し、こうして記事を書かせていただいております。  今回は、私と同様に地方から東京大学へ進学し、今は働きながら子育てをしている2人の卒業生に話を聞きました。彼女たちの経験談をもとに、昔と変わらない点、昔から変わった点、教育や地

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        県人寮への女子学生受け入れに関する実態調査レポート【2024年度調査結果】

          【座談会】東大女子は「女子枠」に賛成?反対?メリットと課題について考える

          みなさんこんにちは!#YourChoiceProjectライターのききです。 2024年3月、京都大学が2026年度の入学者選抜から、女性比率を向上させるため理学部・工学部に特色入試(女性募集枠)を設定したことを発表し、賛否の議論を巻き起こしました。その他、東京工業大学や東京理科大学でも2024年度入試から「女子枠」を実施。全国の国公立大学に「女子枠」導入の動きは広がっています。 多様性確保のための制度?しかし、結果として女子生徒を優遇していることにはならないのか?今回は

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          東大が超えられない「女子2割の壁」が生む「男クラ」の問題とは?

          初めまして。#YourChoiceProjectでライターを務めている理科一類一年の たけ です。  さて、この記事をご覧になっている方の中にはご存知の方もいるかもしれませんが、東京大学の女子学生の割合は約2割と非常に低いです。その中でも私の所属する「理科一類」の女子率の低さは際立っています。その割合はなんと、 8.4%[1]。[1]代々木ゼミナール「東京大学-入試情報」より引用  これは30人クラスがあったとすれば、女子は2、3人しかいないことになります。これでは女子

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          「男女別学」の実態調査 〜男子校・女子校出身者のジェンダー観を探る〜

          みなさんこんにちは!#YourChoiceProjectライターのききです! 東京大学には男子校出身者、女子校出身者が多数在籍しています。大学通信ONLINEによると、なんと東大合格者上位20校のうち、7割が男女別学となっています。 筆者自身は地方の公立高校(共学)出身ですが、大学生になるまで別学に通っている知り合いがいなかったこともあり、その世界は本当に想像できません。男女別学の世界においては、性別という枠にとらわれずのびのびと生活できそうで羨ましいと思うと同時に、現実

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          女子が少なすぎる!東大工学部で感じたマイノリティの苦悩

          東京大学全体の女子率の低さは周知の事実ですが、その中でも特に工学部の女子率が低いことをご存知でしょうか? 東大の女子率が約2割ということから考えて、少し減って15%くらいかなという感じでしょうか? 正解は……、なんと11.7%なんです。(理学部はさらに低く10.4%です) もちろん学科によって違いはありますが、工学部の女子学生の中には私も含め、女子が1〜2人しかいない授業を経験している人も多いと思います。 この、工学部に女子が少ないという点に関して「女子同士で仲良くなり

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          なぜ理系に進む女子が少ないのか? その理由を考察

          みなさんこんにちは。#YourChoiceProjectライターのききです。 高校生になると、おそらく多くの人が「文理選択」に直面します。文系・理系に分かれて、それぞれ別の分野の勉強をしていくために、ここで選択することになりますね。文理選択をするときは、自分の興味のある分野・得意な分野は何か、あるいは将来どんな職業に就きたいかなどを考慮して決定することになります。 でも、その選択は本当に中立的でしょうか。文系・理系に関する知識はそれぞれ同じくらい持っていますか?社会にどの

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          浪人時代に通っていた河合塾水戸校を徹底レポ!

          大学受験に向けて塾・予備校に通うとなると選択肢にあがる河合塾。浪人期に通っていた河合塾水戸校の元塾生の目線の紹介です。  本記事では主に高校生や受験生の方へ、水戸校の話を中心に河合塾大学受験科についてお伝えします!(茨城の方を意識して書いていますが、他の地域の方でも参考になる部分があるかもしれません。)  また、河合塾に関しては 河合塾マナビスや、河合塾浜松校 に関する記事がありますので、ぜひそちらもぜひご覧ください! 河合塾の大学受験料の特徴 通常授業 チューター

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          河合塾浜松校徹底レポ!料金は?自習室の実態は?

          河合塾への入塾を検討しているけど、今ひとつ実態が掴めない...こう思っている方はいませんか?この記事では、高3の間河合塾浜松校に通い東大に合格した私が、1年間の経験を基に浜松校の実態を掘り下げようと思います。ぜひ参考にしてください! 概要 学費 (2024年1月現在) グリーンコース(高校1・2年生) グリーンコース(高校3年生) 大学受験科 現役生の受講講座数は? 気になる自習室のリアル 場所・席数など 勉強環境としての質は? 混雑の度合いと回避術 自

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          【役員候補募集】20年解決しない難関大学の女子比率問題を起点に、本気で日本のジェンダーギャップを解消するNPOの仲間になりませんか?

          はじめまして。 地方女子の進学の選択肢を広げようという東大発の学生団体、#YourChoiceProject 代表の川崎です。 学生団体としては異例のことかもしれませんが、2023年度に完了しましたNPO法人化も踏まえ、この度役員候補を募集することにしました。 少し長い記事になりますが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。 私たちの取り組む課題 何をやっているのか 私たちの目指す姿・なぜ採用するのか 何をするのか・求める人物像 お任せしたい仕事 求める人物像

          【役員候補募集】20年解決しない難関大学の女子比率問題を起点に、本気で日本のジェンダーギャップを解消するNPOの仲間になりませんか?

          #YourChoiceProjectのイマとミライを語る─ジェンダーギャップ解消に向けて─

          調査事業の結果公開などで最近目にかけていただく機会が増えた #YourChoiceProject 。この機会に、団体の自己紹介も兼ねて、運営対談を行いました。 調査事業やメンタリングコミュ二ティなどをきっかけに団体を知っていただいた方、ぜひこの記事を読んで、運営メンバーの活動への思いなどを知っていただけると幸いです。 まずは前編として、団体のビジョンやミッションについて、各活動を始めたきっかけから今後の展望まで、運営が団体の姿を語り尽くします! ー#YourChoicePr

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          なぜ、地方の女子学生は東京大学を目指さないのか【2023年度調査結果】

          サマリー 調査概要 地方女子は東大進学にメリットを感じない傾向にある 地方女子は資格取得を重視 地方女子は安全志向 保護者の期待は生徒の難関大志望度に強く影響する 地方女子は自己評価が低い傾向にある 残存する「女子は地元」の呪縛 家庭の影響 本人の意思にも影響 まとめ サマリー 地方女子高校生の進学支援を行う団体である#YourChoiceProjectは全国の高校生3716名を対象として、地方/首都圏・女/男の間にどのような意識格差が存在するのかを明ら

          なぜ、地方の女子学生は東京大学を目指さないのか【2023年度調査結果】