加速する事業の変化に合わせた、技術に強く柔軟性のあるチームづくりを目指して
ユアマイスターは現在、社内の全部署が一丸となってMarketplace、SaaS、新規プロダクトなど複数のプロダクトにおいて新たな挑戦を進めています。
その中でキーを握るのが、プロダクト開発。エンジニアチームをマネジメントする星さんには前回のインタビューでVPoEとしての役割とユアマイスターのエンジニアに関わる環境についてお話いただきました。
https://note.com/your_my_star/n/n189c934160f8
今回はピープルマネジメントの観点からユアマイスターの面白さをお聞きします。
事業拡大の重要な一手を担う面白さ
– まずはじめに、ユアマイスターにおけるエンジニアリングマネージャーの仕事内容について教えてください。
ユアマイスターのエンジニアリングマネージャに求められる役割は、エンジニアチームの課題も他チームの課題も把握しながら、課題解決につなげていくことだと考えています。エンジニア各々がエンジニアリング面で自走できる人間になるよう成長を支援していくことももちろんですが、目指しているのはチーム外のメンバーと協力して事業を成功に導けるようになることです。
そのために社内の声を広く聞くことが大切だと考えています。聞く耳を持ち、フィードバックできる口を持って、関係各所と積極的に関わり、エンジニアと繋げ、巻き込み、課題解決に向けて推進していくことが重要です。
– ユアマイスターのエンジニアチームをマネジメントをしていてどんなことが面白いと感じていますか?
将来の組織の拡大を見据え、チームで取り組む挑戦が楽しいです。
今年に入ってユニット制を導入しました。背景は、今後エンジニアを年間で10人以上採用するにあたって、チームが拡大した時に私一人で全員に指示を出すことは難しく、より自律して開発に取り組める体制が必要だと考え他ので、小分けのユニットを作りました。
導入当初、ユニットリードを任されたメンバーたちは目的は理解してくれましたが、自分はどのような動きをすればいいのか戸惑っていました。そこで何度かMTGを設けて、期待している役割や業務の線引きを話し合い、明確にしていくことで、納得して動けるようになりました。
結果的にユニットリードは週次のふりかえりや日常の開発プロセスを通して軌道修正を繰り返すことで、チームの中核的存在となり、チームも自律的に動いています。それを見ると嬉しいですし、ユニット制を導入して本当によかったです。
ユアマイスターではこれまでユニット制のような体制をとったことがなかったので、色々な本を読んだり、人の話を聞きましたが、それはどれもn=1での話。うまくいくかは保証されていないので、やはり実際に現場を見て、話を聞いて、問題点を明らかにしたり、解決策をロジカルに組み立てることが必要とされ、難しかったですが、良い経験になりました。
また、個人の成長を感じられることも楽しいです。
チームは年齢や経験など多様なメンバーが集まっていますが、皆共通して素直な人たちばかりです。エンジニアリングにも熱心で、プロダクト開発を進めています。そのため、個人個人から出てくるアウトプットの品質が高まっていることが認識でき、とても心が揺さぶられます。
ユアマイスターは社員間で月間や年間での表彰、年間最も功績をあげた人への投票などを行なっていて個人が注目されやすい環境があるので、難しいプロジェクトをやり遂げたエンジニアメンバーがスポットライトを浴びて喜んでいる姿を見ることができ、そんな時はいつも「よっしゃ」と思っています。(笑)感動を与えてくれる熱心なメンバーと共にプロダクト開発することは楽しいです。
エンジニアから営業まで、連携したプロダクト開発
– この9月に新たな挑戦としてチーム体制がさらに変わりましたが、具体的にどのように変わったのでしょうか?
ユニット制から新たに事業別のマトリクス型組織へとチーム体制を変えました。営業からマーケティング、プロダクト部と一丸となった横串の体制を作り、事業が持つKPIを組織的に達成するという目標にフォーカスして各プロダクトごとのチームとなって動き出しています。
具体的にはMarketplaceとSaaSを担うtoCチームと法人事業を担うtoBチーム、そして基盤開発チームです。
そもそもの開発体制の歴史をお話すると、創業当初から4回チーム体制を変えてきました。創業当初は短いスパンでの開発を繰り返す、いわば短距離走が得意なチームを作ろうとしてきました。
それが2年前くらいから中距離走であるリードタイムの長いロードマップに沿った開発にも取り組み、計画的に未来を見据えた取り組みができる組織を作りました。
そして今年に入って導入したユニット制は、どのメンバーであっても何でもキャッチできて、どこでも動けることを目指し、柔軟性高く変化に強いチームになることを目的としたものでした。
これまで基盤や新規機能の開発に各プロジェクト1、2ヶ月かけてきたのですが、4回目になる今回の体制は、細かい粒度での課題感を潰していくことに手をかけられるようにするための各領域の専門のチームです。
短いスパンでトライアンドエラーを行い、PDCAを回して定量的に判断し、次のアクションを見定められる状態を作りたく、新たな体制で挑戦を始めています。
– これから取り組みたいことを教えてください。
新たな目標設定と評価に取り組みたいと思っています。
これまではプロダクト部のエンジニアとして同じチームだったので全員同じ目標や評価基準をもとに話をしていましたが、これからは各チームで求められる役割や課題が違ってくるので、それを1on1などでそれぞれのメンバーと話し、業務の実態をとらえて振り返りや評価に繋げていく必要があると考えています。そこからメンバーに対して新たな目標に向かって意識して走れるような働きかけをしていきたいです。
いつかまた、事業の成長や求められている動き方に合わせて、長期スパンと短期スパンに強みがあるチーム体制を行き来するような、事業が良い状態になるための変化はこれからも続きますし、それに合わせてから考えることは出てくると考えています。そのためにも今の状態を整える取り組みは非常に大切です。
チームを大切にする1人目のエンジニアリングマネージャー
– エンジニアリングマネージャーが入社した後、どのように動いてもらいたいと考えていますか。
私が考えるEMに向いている人は、1人では限界があることを経験していて、さらにチームでは大きな成果をあげられた、もしくはチームでこそ最大パフォーマンスを出せると考えている人だと思っています。チームのパフォーマンス向上を実現するためには、メンバーの士気を高めるマネジメントが大切です。
そのため入社後については、まずエンジニアリングとともにチームの理解もしてもらいたいと考えています。エンジニアチームはみな人が良く、面白いメンバーばかりなので、開発しながらメンバーを知ってほしいです。そうしてユアマイスターのシステムを触って把握をし関係も作ることで、事業やチームの特性が理解できると思うので、それに合わせて適切なシステムやチーム作りを考えていきます。
その後、エンジニアリングマネージャーとしての業務がメインになると、相手はプロダクトから人に変わります。チームの拡大のために新しくエンジニアを採用し、チームが成果を出すために個人の成長を支援できるオンボーディング設計や組織開発を進めていこうと思っています。
また、技術の面でもともに進めてもらいたいことがあります。
1つ目は開発プロセスの自動化、2つ目はデータをもとにした意思決定のためのデータマネジメント。そして、3つ目がサービスレベルの向上です。
もっと規模が大きくなった時を見越して、バグを減らし、プロダクトの品質を高めたいと考えています。
– エンジニアリングマネージャーに興味を持っている方へ最後に一言お願いします。
私たちが目指しているのは日本一のチームです。売上規模や利用者が日本一のプロダクトを作り、運用、改善、新規チャレンジなどができる変化に強い日本一のチームになろうと進んでいます。
それに向けて、今は技術的にも、チームづくり的にも色々な挑戦を自らの手で行えるフェーズです。興味のある方はぜひ、一度カジュアルにお話しましょう。
Profileーー
星 永亮
東京大学ラグビー部出身。新卒で楽天株式会社に入社。楽天カードの会員向けのWeb開発を担当し、 全社MVPを受賞する。 2017年にユアマイスターにジョイン。創業期からユアマイスターを支える「忘我忠客」の権化。現在は開発責任者・VPoEとして、プロダクトチームのマネジメントに従事している傍ら、東京工業大学 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程に在学中。三度の飯より自由が丘「渡来武」のラーメンが好き。
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