学生時代によく聴いたポップス3曲。テクノを中心に。
時は「バブル直前」。巷には、イエローマジックオーケストラ(YMO)を中心とする、コンピュータを駆使した新しくてどこか懐かしいポップミュージックが流れていました。
1960年代のアメリカンポップス&ブリティッシュポップのフレーバー漂う音楽たちに、当時の私は、酔いしれました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなポップミュージックの中でも、とくに、良く聴いた「厳選3曲」をご紹介いたします。
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『ヨジレアン・ツイスト』 ラジ (「真昼の舗道」収録)
作詞:糸井重里 作曲:鈴木慶一 編曲・プロデュース:高橋幸宏 1980年
高橋幸宏(高橋ユキヒロ)の「音楽殺人」の流れを組むテクノスカツイストといった趣。特徴はテンポの良さと「男性外人によるギミック」。ラジの歌にあわせて、「Boyfriendo~♫」とか「And You!」といった男性コーラスが、コール&レスポンスを行います。ひたすらカッコいい。
糸井重里はインタビューに対し、「慶一とも話したんだけど、このギミックはうまくいったとおもう」と語っている。
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『スイミングスクールの美人教師』 高橋ユキヒロ (「音楽殺人」収録)
作詞:インストゥルメンタル 作曲・編曲・プロデュース:高橋ユキヒロ 1980年
高橋幸宏つながりというわけで、名盤「音楽殺人」から一曲。もともと、この曲は加藤和彦さんがプロデュースしたザ・ベンチャーズのアルバム『カメレオン』に提供するために作られました。
曲名は全て「糸井重里」が命名。一曲、10万円が支払われたという伝説も。
サウンド的には「テクノスカ」。スペシャルズとかに似ています。
ギターのクレジットに立花ハジメさんの名前があるのですが、どう聴いてもギターの音色やプレイは大村憲司さんなので、当時は少々悩みました。考えた末に謎が解けました。この曲のプレイは大村憲司さんですが、3分55秒~4分8秒の部分でアーミングを使った過激なプレイをしているのが立花ハジメさんだったのですね。
♫ スチャラカ スチャラカ ズンチャチャ ズズチャ〜 ♫
っていうコミカルな部分。曲に良いアクセントを与えています。
江口寿史さんの『すすめ!パイレーツ』の1シーンの指定 BGM がこの曲でした。
この曲、アルバムの中で唯一ドラムを高橋ユキヒロさんがプレイしていない曲でもあるのが興味深いところです。
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『ブラウン管の告白』 一風堂 (「NORMAL」収録)
作詞・作曲・:土屋昌巳 1980年
「ストップ!!ひばりくん!」の1巻「ば・れ・た!?の巻」でひばりくんが文化祭で歌うシーンがあり、興味が湧いて聴いて見た次第。これが名曲でビックリしました。
ユーチューブを探したのですが、オリジナルバージョンが見つからず、カバーヴァージョンで、どうぞ。
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さて。少しでも、「バブル前夜」の日本のポップシーンをご理解いただけたでしょうか? 「ヒカシュー」「ジューシーフルーツ」などは、次の機会に。。。
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