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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
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#映画レビュー

和歌山カレー事件・ドキュメンタリー映画『マミー』続報 特報予告編公開

 和歌山カレー事件をテーマにした初のドキュメンタリー映画『マミー』の特報映像が14日、公開された。2人の男性が話す声、カチカチと刻まれる時計の音・・・。刻一刻と緊張感が増す中、「保険金詐欺」「大量のお金」「ヒ素」「楽勝」と気になるワードが登場。事件発生当時の林眞須美さんの懐かしい姿も短いながら映っており、見る人の心を引き込ませる要素が詰まった約40秒となっている。  情報解禁時の第一報についてはこちらをご参照願いたい。  ※確定死刑囚として大阪拘置所に収監中だが、一貫して

-映画紹介-「SHOGUN 将軍」 巨額な制作費で戦国時代末期の武将たちの陰謀を描いた一大絵巻!

《乱れ撃ちシネnote vol.197》鑑賞日:2024年5月3日 Disney+ 【Introduction】 24.05.01(01) -☆- 「キミと僕の警察学校」 監督 2022年 韓国 Disney+ ヒロインが誰かに似ている。 1話ではそれが誰だか分からなかったがチェ・スビンは満島ひかりにどことなく似ている。 顔が小さいので背が高く見える八頭身。 美人というよりも表情が少女っぽくて愛くるしい。 警察学校に入学したヒロインと仲間たちを描いた青春偶像ラブ・コメでそれ

【映画】🕶高倉健主演版「ゴルゴ13」を鑑賞する。千葉真一版では出せない重厚感。

高倉といえば、無口で、ストイックで、実直というイメージが強く、 私生活でもそのイメージを壊さぬよう"真の映画スター"としての生き方を貫いた映画人で、 そんな高倉の存在感を堪能できる作品が映画「ゴルゴ13」(1973年)だろう。 「高倉といえば任侠もの」というご意見もあるだろうが、今回はあえてこの作品を推したい。 なぜなら、彼の輝かしい経歴の中でも貴重な芝居が観られる作品だからだ。 同作品は、言わずと知れたさいとうたかをによる同名漫画を初めて実写化したもので、「ゴルゴ13

【映画感想文】観了『余命10年』(ネタバレあり)

ありきたりな設定だと感じていました。 難病モノの恋愛作品は、どれもどこか似ていて、お涙頂戴を目的とした美談化された印象が強いものが多いと感じていました。 美談化された話はどこか創り手の意図が透けて見えるようで、時には嫌な感情を抱くこともあります。 しかし、この作品にはそのいやらしさがありませんでした。 ✄- – – – – – ネタバレあり – – – – – ✄ 難病を演じる時、その人物を主人公にする時、通常はその人をまっさらで純真な人物に描きがちです。しかし、生

『戦場のメリークリスマス』の素晴らしさを考えてみたい

少し前に『20240424』というテーマで戦場のメリークリスマスに触れることができたが、この映画の素晴らしさをもう少し感じてみたいと思う. 坂本龍一演じる「ヨノイ大尉」とデヴィット・ボウイ演じる「ジャック・セリアズ」による戦時中のジャワ島を舞台とした映画は今は亡き小島渚監督によって手がけられた.今は亡きと書いたが大島渚監督だけでなく坂本龍一もデヴィット・ボウイもこの世にはもういない.映画のストーリーは歴史の1ページだったが、映画自体も歴史の1ページになってしまった. この

【まとめ考察】劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン【大事な人と、もう一度観たい映画】

 こんにちは(o・ω・o)虫圭です。オタク色濃いめです。    ついに劇場版の絵コンテ集が発売されました。  考察的に言うと絵コンテ集は答え合わせです。  ですので、本来この考察まとめも書く必要はないのかもしれませんが、まだ私は絵コンテ集を入手出来てないので、同じように絵コンテ通販待ちの方は「まだまだ考察と映画で楽しめんじゃん!!」    てことで、答え合わせするまでの繋ぎとして、これまでの考察を振り返りつつ、劇場版のストーリーに沿って、  読みやすさ  重視で考察まとめ

『本当にやる気になれば物事は進む』

【生きる LIVING】 黒澤明監督の「生きる」のリメイク映画です。日本版と比べると随分とオシャレな感じに仕上がってます(^^) 時代は1950年代のロンドンです。役所勤めで堅物なウィリアムズ(演:ビル・ナイ)は末期がんを宣告されます。余命は半年ばかりと言われ、お金をおろして、仕事を休んで遠出します。 残りの人生をどう過ごすかを考え、彼はロンドンに戻ります。今までは流れ作業のように取り組んでいた仕事でしたが、一つ一つに真摯に向き合い、人との接し方も変わっていきます。やがて

和歌山カレー事件・ドキュメンタリー映画『マミー 』情報解禁

 和歌山カレー事件をテーマにした初のドキュメンタリー映画が公開されることになった。配給会社から10日、発表・情報解禁された。タイトルは『マミー』。8月3日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、大阪の第七藝術劇場など全国で順次公開される予定。  「和歌山毒物カレー事件から26年目の挑戦」と銘打っているように、事件が公式的に映画化されるのは初めて。林眞須美さんの長男氏は「カレー事件の現在がしっかり描かれているこの作品を通じ、実状を広く知っていただきたいというのが本心だ。

-映画紹介-「マイネーム・偽りと復讐」 復讐を誓って人生を捨てた少女は殺し屋になった。

《乱れ撃ちシネnote vol.183》鑑賞日:2024年3月10日 Netflix 【イントロダクション】 第一話の冒頭30分ほどでよくあるイジメものかと思って観ていたら復讐劇でしかも意外な展開となり俄然面白くなったきました。 演出のテンポも画角も好みだけれど何と言っても主演のハン・ソヒの表情が魅力的です。 【物語の概要】 父親が麻薬組織の一員であったために高校の同級生からいじめに遭っていたユン・ジウ(ハン・ソヒ)は教師からも見放されて希望がなくなり高校を退学した。 ジ

『ゴジラ-1.0』を観た感想(酷評)

あまりにも酷い駄作でした。 前半部分を視聴している際、台詞や演出の妙なチープさに目が付き、わざと間抜けで醜悪にデフォルメして描かれたような日本人らの姿からは、「戦勝国であるアメリカへの供物」または「見世物」として悪ふざけで作られた映画なのではないかと危惧してしまったほどです。しかし、後半部分の印象からそれらを払拭出来たことは唯一良かったところです。 物語の大筋としては、特攻隊の生き残りである主人公が、過去の"とある失敗"についてを悩み苦しみ、その後悔を乗り越えるまでの軌跡

『止まるなよ』

【BLUE GIANT】ホントに最近はアニメがアツいですよね(*´∀`*) ここ数年で鑑賞した激アツアニメ映画といえばSLAM DUNKだったのですが、こちらの作品もアツい!!!ジャズに青春を捧げる10代の青年たちの物語です。 物語は、主人公『宮本大』が世界一のジャズプレイヤーを目指すため、仙台を旅立ち上京するところから始まります。大は、東京で大学生活を送る旧友の玉田のアパートに転がり込み、東京で夢を追いかける生活をスタートさせます。ある日、大はライブハウスで一人の青年ピア

「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う

北山:カルチャーに敏感な俺たちがいま観るべき映画は、「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(デデデデ)だ! みんなで観ようぜ。 四ツ谷:良いよ。浅野いにおは読んだことないし。 北山:あ、でもアラサー独身男が3人並んで観るのは恥ずかしいから、離れて座ろうな。 高端:勝手な奴だ……。 ~鑑賞中~ 北山:どうだった? 高端:面白かったよ。キャラクターも魅力的だし、飽きることはなかった。ただ、プログレ音楽を聴いてる気分だったね。キャッチーな部分もあるけど、物語

【訃報】作家・宗田理さん死去「ぼくらの七日間戦争」など。95歳で逝く。

作家の宗田理さんが、4月8日に死去したことが分かった。享年95歳。4月16日、KADOKAWAの公式サイトにて発表された。 「ぼくらの七日間戦争」、まだ可愛かった宮沢りえを観るために劇場に行きました。 原作は、子供たちの親御さんたちが1970年安保の学生運動の闘士だったひとたちで、自分たちが叶えられなかった思いを子供たちに託すというような内容だったような気が(間違ってたらゴメンなさい)。 でも、映画では、親御さんたちの話はスッキリとカットされて、子供と大人の戦争ごっこに

Take-30:映画『沈黙のパレード(2022)』は面白かったのか?──「殺してやりたい!」は、まだ殺人ではない──

【映画のキャッチコピー】 『沈黙は連鎖する──それは罪か、愛か』 【作品の舞台】  タイトルにもある劇中の“仮装パレード”で重要なロケ地となった商店街などの一部は静岡県の牧之原市で撮影されている。  市内の「本通り商店街・しんまち遊ロード周辺」、「相良小学校グラウンド」、「肉の食遊館クリヤマ」などで撮影。  なお牧之原市はこの作品で人を動かしたり、観光を活性化させたりした作品や地域を表彰する「第13回ロケーションジャパン大賞」に初めてノミネートされている。  皆様、よ