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私らしさは出逢えた全て。

私の年齢は今年で36歳になります。


とある友人から貰った連絡。


本当にこのままでいいのかな?って感じてる。


的な内容でした。

その友人は同郷で、小中と一緒でした。

当時は全くと言っていいほど関わりがなく、

広島へ引っ越し転校した後、

再度、この地へ戻って来たそうなのですが、

それすら知らない仲でした。

でもなぜか、大人になり地元の集まりでの再会を経て

よく会うようになりました。


私と彼は全く真逆の人生を歩んできました。

彼は本当に優等生で、頭も良くて勉強もできるし、

スポーツも出来る。

人を笑わすことにも長けていて、

人気モノでした。


私は以前のnoteにも書きましたが、

どちらかと言うと、

学校の勉強にはあまり興味がなく、

好き勝手、カッコいい!!!と思えるものを追い掛け続けてきたタイプ。


学歴でどうこう言う気はないけれど、

私はギリギリで高校も卒業したのに対して、

彼は大学院まで出て、大手企業に就職し、

今では高給取り。


なのに、彼は、ホントに質素なんですよ。

どこにお金使ってるんだろう?

と思うくらい、

質素なんです。

もちろん、スーツや靴はとてもキレイなモノを履いているんだけど

家も社宅を使っていたり、

車も持っていなかったり、

彼女もいないし、

良く言えば、何物にも染まってなくて

私からすればそれがいかにも彼らしい。と感じていたんだけど、

どうやら彼は、

その人生そのものに疑問を抱き続けている様子。


裕福な家庭で、所謂、上流家庭だと私は感じていたんだけど、

彼は、そもそも親が敷いてくれたレールをただ歩いて来ただけな気がすると。


だから、やりたいことやって生きてる人が羨ましく感じる時があると言う。

一度、気持ちを病んでしまって1年程休職をしたらしいんだけど、

それからはなんとか小さなことにも遣り甲斐を見つけて今は頑張ってると。


彼のなんとなく柔らかい優しさはそんなところから生まれているのかなと感じた。

彼は、私にとって初めて出会うタイプだった。

私の周りには、裕福な環境で育った人はあまり多くないけど、

そういった環境で育った人も、

親元を離れて、自分の道を進んでる人が多かったから。

地主の御子息で、企業の役員をやってる親を持つ。なんて人も

数名知り合いにいるけれど、

家業を継いだって人は、確かに一人もいない。

恐ろしく野心家な人たちと出逢ってきたな~と再認識する。


多分、そういう人が周りに多くいたから、

私もまた、こうして自分の歩きたい道を自分で選んで歩いてる。

それはもちろん、当たり前のように楽しい事ばかりではない。

でも、だからこそ、

逆境すら、苦境すら、

闘志を持って挑めてる。

私は、見たい景色を見たいだけなんだ。

たとえ、それがどんな仕事でも、

それを想像するだけで、意欲に繋がるという単純なやつだ。


私はたくさんカッコいい人間を見てきた。

でも、それは生まれながらに備わっていた奴らばかりだ。

もう出逢った頃には、何か違う雰囲気があって。

ただただ、惹き付けられた。

どんだけみんなと同じようにバカをやっていても、

どこかキレイで、

ボーダーラインをわかっていて、

ただの悪ノリで痛い奴。には絶対にならなかった。

※そこにいる人間のうちの8割は痛い奴だったような・・・w

もちろん、中には危ない橋を渡った人もいた。

でも、その人は本当にすごかった。

良い仕事をしていたかと聞かれれば、

全くそうではない。

でも、それくらいの野心の強さがあった。


その人たちと今どこかでまた会えたら、

きっと仲間になれるだろうなと思う。

一緒に居た頃は、ホントに家族のように大切にしてくれた。

妹のように可愛がってくれた。


縁が縁だったから、

今はもうほぼ繋がりもないけれど

いつかまた会いたいと思う。


あの頃よりは、理想の私に近付けてる。

ちなみに、その人は、私が10代の時に付き合っていた人の

親友達だ。

紅蓮。

まさにそんな繋がりの強い仲間達だった。


たとえ別れて会えなくても、

出逢えた人間達をこうして今なお、誇りに思う。

こんな風に思える人間はそう多くないけれど

少なからず一緒に過ごした時間は

私にとって血となり、肉となり、誰にも傷付けられることない宝だ。


私が出逢った親族以外の他人の中で、

彼が一番、私に影響を与えた人物だと思う。

本当に出逢えたことを嬉しく思う。

何かに迷った時、傷付いた時、

いつだって彼のくれた言葉が私を奮い立たせる。

”誰を傷付けてもいい。お前はお前の納得のいく道を、信じる道を行け。お前なら大丈夫だ。”

彼がそう言った。


4つ上で、誕生日も五日違い。

同じ星座で、

その当時の彼にも、お前とあいつはそっくりだ。と言われてた。


その言葉が彼じゃなく、元彼の言葉ならさほど響かなかったかもしれないけれどw

私が同じ匂いを感じ、信頼を寄せていた彼に言われたからこそ、

これだけのパワーがあるんだと思う。


だから、私は自分の思う理想の場所を目指して突き進むことが出来た。

もちろん、親にも心配は掛けた。

だけど、そんな私を親も、見守ってくれた。

父にも、

お前は大丈夫だ。お前のしたいようにしろ。ケツは俺が持つ。

お前は俺の子だから何も心配してないよ。

と、いつも私を信じ、支えてくれた。


正直、行きたい道を行ったって、

痛いことは山ほどある。

苦しい時間も多い。

なんなら、喜びを感じる瞬間の方が少ないとも思う。

仕事だから、結果に追われるし、

チームでの仕事だから、遅れを取る仲間もいる。

結果だけを欲しがれば、私が3人いれば・・・って思うくらい。

だけど、店長だから、チームで結果を出していかなければ意味がない。

それが出来ないなら、私は店長ではなく、プレーヤーでいいんだ。


でも、自分で望んで店長を目指した。

店長になったらやり遂げたいことも、しっかりリストアップして望んだ道だ。

でも、今、こうしてwithコロナという時代になり、

新たな自分の気持ちにも気付けた。


薄々どこかで感じていたけど、

これからはしっかり対価について考えたいと思うんだ。

趣味の延長線のようにこの仕事をしてきた。

この10余年、携わった接客業で培った”私”という武器を

売っていく時が来たんじゃないかと思う。


本当にお金に無頓着だった。

お金は生活が出来るだけあればいいと思ってた。

だけど、

こうして困ってる人が多い中で、

私はただ家で自粛するしかなくて、

募金したくても、生活をする為の資金となり、大きな募金なども出来ない。

そんな自分が情けなくなった。

こんな大変ななか、自分の命を顧みる事も出来ずに仕事してくれてる医療関係者、

私達が生きる為に必要な物資を販売してくれてる人たち、

その物資を運んでくれてる人たち。

感謝してもしきれないのに、

フォローすら出来ない。


これまで、どれだけ自分の為に生きてきたんだろう。

もう自分の為だけならお腹いっぱいになるくらい生きてきた。

もし、今の仕事が歩合制ならまだ私の理想は叶ったかもしれないけれど

私はもう自分を満たすことよりも、

もっと多くの人たちが安心して暮らせるお金を少しでも作っていきたい。

そんな言い方したら、すごく莫大な金額を想像させてしまうかもしれないけれど

大切なものを守るという生き方をしていきたいと思ったんだ。

お金ってあるに越したことないんだなって、

そう心底感じたんだ。


もし、私が培ってきた接客力が今以上にお金を回せるのなら

そちらで使った方が世の為になるのなら

次の場所へ行こうかなと思うわけであります。


私にとっては、未知の世界で、挑戦です。

だけど、

こんな私を欲しがってくれる人がいる。

こんな私を。

私の何が人に喜ばれるかなんて自分では全くわからないけど、

でも、仕事人として、職人気質なことだけは確かだ。

それがどこで使えるのか、

どう通用するのかは私にはわからない。

だけど、試してみたい。

これまでたくさんのお客様に支えて頂いた。

たくさんの”ありがとう”に遣り甲斐を感じさせて貰ってきた。

”やっぱりあなたから買いたい”と言って下さったお客様がたくさんいてくれた。

それは、間違いなく私を自立させてくれて、

私を私でいさせてくれた言葉だ。

私が、私でいいんだ。と思えた大切な私の財産。

私は、正直、それしか持っていない。

何も特別な武器などない。

店長やってましたっていう肩書きしかない。

でも、この仕事を10余年続けてこれたのは、

間違いなく、お客様の愛情のおかげだ。

それなりにお洋服は好きだけど、

でも、

お洋服が好きだからって理由だけでは絶対に続けて来れなかった。

だから、所詮、私は私で居る事しか出来ないけど、

それだけで喜んで頂けるなら、

そんな私に任せたいと思って頂けるなら、

扱うものは変わるけど、

私は変わらずにいられる。


個人事業主になるみたいですよ、私。

まぁ、今の仕事をまずしっかり片付けないと先に進めないけど、

善は急げ。


仕事って、人生だと思う。

仕事って、どう生きるかだと思う。

対価がお金だから、もしかしたら、とてもデリケートかもしれないけど、

でも、

仕事ってやっぱり楽しいから。

未来は何が待ち受けてるかわからないけど、

楽しい事してたいから!

そして、

仕事以外も心地よく生活する為に、

やっぱりお金ってあっていいんだ。


未来が輝いてくるとワクワクするね!

そんな事を私はその友人と話してみようと思う。

全ては自分次第で、

自分で選んでいけるんだ。ってことも。


これまで沢山辛い時があったけど、

本当に、こういうこと考えてると、

私は私で良かった!と思えます。

辛かったことが経験出来て、

それを乗り越えた先に今いられて、

また、まだ先がある!って思えて、

私は、本当に強くたくましくなったな!と思う。


もう連絡先もわからない人ってたくさんいるけど、

本当に全ての出会いに刺激を受け、

取り込める自分で良かった。

指くわえてるだけの人間じゃなくて良かった。


本当に、私で生きれてることを感謝します。

お父さん、お母さん、ありがとう。

御先祖様、私に繋げてくれてありがとう。

そして、私と出逢ってくれた人たちも、

生まれてきてくれて、

こんな私と出逢ってくれて、

たくさんの刺激をくれてありがとう。

私を愛してくれてありがとう!!!


まだまだ逞しく、

私らしく、

生きていきます!!!

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