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『身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質』を読んだ備忘録と感想。

こんにちは、youmeiです。

今回は本の備忘録です。



この本との出会いは、いつも拝見している方のnoteの記事に載っていたものでした。


リアルでもお世話になっており、「この方が読む本は面白そうだなぁ」と思い読んでみました。


読んでみると個人的には大当たりでした。


先に”身銭”について、誤解のないように解説しておきますと、

金銭的な問題ではなく、一部の損害を被ったり、うまくいかなかった場合の相応のペナルティーを支払うこと(本文要約)』

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

とあります。


要は自分の責任、またはリスクを承知した行動において、その結果を受け入れることだと思います。


一言で言えば、

他人に尻拭いしてもらうのではなく、自分の尻は自分で拭く”

ことだと個人的には思います。


今回はそんな本の備忘録として心に残ったものや感想を書いていきます。




知識は地に足ついたものでなければならない

この場合の”地に着く”というのは身銭をきることだそうです。

どんな仮説を立てても、実践しなければ”机上の空論”です。


職種の中には、仮説の上に仮説を載せてトンチンカンな解決案を出す人もいるそうです。


この原因としては、実際にやってみないことによって現実を知ることができないということです。

人は頭の中では、都合のいいようにシュミレーション(ご都合主義)出来ますが、現実はそんなに甘くありません。


いかに現実と頭の中のものがズレているかを知るためには、実践する(身銭をきる)ことでしか知り得ないといいます。


頭の中の理論よりも、試行錯誤・実践した方が有意義で確定的ということだと思います。


痛みは学びを導く

もちろん、実践の結果失敗もありますが、それも学びの一環ということです。

身銭を切らない限り、進化は起こり得ない

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質


失敗という切り傷の数だけ、学びより進化していくのだと思います。


人は理解するよりも実行する方が得意

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

のようです。



アドバイスが間違っていた場合の罰則が存在しない限り、アドバイスを生業としている人間のアドバイスは間に受けるな

要は無責任でアドバイスして、その結果受けた側が損を被っても、なんの痛みも損失もないわけです。

さらに言えば、それを飯の種にしていることは自分の利益や目的があるはずです。


本当に受け手の立場になって考えているかというと疑問ですよね。


受け手が被害を被っても何の影響もない人にアドバイスを受けても仕方がないですよね。


安全圏からの物言いと、”実際に経験していた”もしくは”自分にも影響がある”方の物言いですと、後者の方が良いわけです。



【実体験】過去にカウンセリングを受けていたが、壁に話してた方がマシだった件

少し話外れて、私の過去の話になります。


一時期、心理カウンセリングを受けていたことがありました。

そのカウンセラーは教科書的で、全然共感されている感じもありません。


自分がクライアントの立場まで来ることはなく、ただ相槌と上部の話を聞いているという感じだ出ているだけでした。


相談内容も本当の意味で理解していたとは思えませんし、ただセオリー通りにカウンセリングを行っていただけだと、今も思います。


カウンセラーは安全圏の人間ですし、クライアントに何があっても被害は及びません。

話を聞くだけで収入が確定するのですから、規定の時間話を聞けばいいだけです。


「これはカウンセラーとしてはアレだ」と思いすぐに通うのをやめました。


この件はアドバイスとはズレてしまうかもしれませんが、”安全圏で自分が何にもリスクを負わず話を聞く点”では同じだと思います。


やはり経験者や同じリスクを負う同士でしか、本当に信用はできないのかもしれません。


これ以降はカウンセラーに限らず、

その方の言動が”安全圏で自分が何にもリスクを負わない”場合は基本スルーするようにしています。


一言で言えば、『他人だし、自分が損をしないなら何をしてもいいと思うタイプの人間だと思います。


この本では、

リスクを他者に転嫁するのがペテン師

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

だそうです。



介入するなら何より害なすなかれ、リスクを負わぬもの意思決定に関わるべからず

自分たちの行動が起こしたことに対する代償が払われないのなら、意思決定に関わるべきではないと思います。


よく他人の選択に口出しする方がいますが、それは他人事だから言えるものだからだと思います。

その人がやることを、何の損失も被らない人間が口を出してどうするんだと思います。


よく『あなたのためを思って』という人がいますが、「それならまず自分がやればいい」と思うわけです。


そう人に限って、自分はやりません。

なぜなら他人事で被害がないからです。


個人的には『あなたのためを思って』の裏には”自分の利益や目的を達成したいから都合のいい方向へ動かしたい”という思念が透けて見えると思います。


被る責任やリスクを全て他人に押し付けて、アドバイスしたように見せる人間が多いことは事実です。


私も20代前半に散々煮湯を飲まされたので、この手のやり方に対しては憤りを感じています。

端的に言えば、こう言うやり方は嫌いです。



その他、身銭を切らないと…

本文の中に、

身銭をきることによって直接ふるいに分けられることのない
活動やビジネスは、

専門用語を知っていて
専門家ぽく佇まい、

表面的な知識に精通していても、肝心の中身については全くわかっていない人々が大半を占める。

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

それっぽく言えるけど、少しつつくとボロが出る方っていますよね。


一言で言えば”頭でっかち”で、


本などの知識は豊富でも、実際にやると…みたいなタイプだと思います。


説得力のある意見を言えるかと思うと、そうでない方が大半なのではないでしょうか?


そういう方に限ってプライドが高いですから、

身銭をきるという行為が人間の傲慢を抑制する

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

とありますが、まさにそうだと思いました。



またネットやTVでとんでも意見を言う方がいますが、

身銭をきれば上辺は重要ではない。

身銭を切らなければ、どんどん出鱈目が膨らんでいく。

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質


とありますが、冒頭でも書かせてもらいましたが、

身銭を切らず仮説の上に仮説を載せてしまい、どんどんスゴい方向へいってしまっているのだと思います。


それは本人は気付けなくても、周囲の方はすぐ気づけると思うのですが…

これが思考の落とし穴なのかもしれませんね💦



最後に

身銭をきることは、

公平性・商業的な効率性・リスク管理に必要でこの世界を理解するのに必要。

現実と空想の剥離をなくし、正しく現実を捉えられる

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質


とあります。


思い込みや間違った経験で歪んだ現実をみる方が多くいらっしゃると思います。

正しく現実を見たいのなら、身銭を切って実体験して学んだ方がいいと言うことだと思います。



また本を読んで心に残ったものに、

相手が間違っていることを言葉で完全に納得させることはできない。

それを思い知らせることができるのは現実だけ

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

どんなに人が忠告しても、実際に肌で感じ取れないのであれば納得させることはできないと思います。


私自身も、言葉よりも実際にやってみた方が納得しやすい方なので。


記事を書きながら思ったのは、「”書き出すこと”も身銭をきることになるのでは?」と思うようになりました。

書き出すことで新しい発見もありますし、思考が先に進みますし。



と話が逸れてしまうことが多かったですが、今回はここまでにしたいと思います。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。


今回読んだ本

身銭をきれ「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質



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