#読書感想文
#4.1 怪談×ミステリ×ドキュメンタリー『火のないところに煙は…』
『ー怪談を集めた短編集にすれば、今よりいろんな人の目に触れるんじゃない?』
私は目をしばたたかせる。
なるほど、たしかにそうだ。怪談と銘打って出せば、さらに多くの人にー
しかも怪談が好きな人に読んでもらえる可能性が高くなるだろう。怪談好きであれば、何か似たような話を知っているかも知れない。
だが、そう考えた途端、私は自分の頭の中に何のアイデアもないことに気づいた。
本にできるくらいの量といって
#2『正欲』〜「普通」じゃない「普通」って…〜
あらすじ動画配信を始めた不登校の小学生の息子を持つ啓喜。
デパートで働く他人から理解されず、理解もできない夏月。
その同級生の佳道。
大学祭のミスター/ミスコンにおけるルッキズムに疑問を持ちダイバーシティフェスの成功に奔走する女子大生、八重子。
同じ大学に通うイケメン大学生、大也。
彼らの言葉から発せられる、数多くの「普通」。
「正しい」って何だろう。
彼らが織りなす、普通の一般的な物語。
著者