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読書記録No.2 人のことは気にしない


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対人関係について、哲学と心理学で解いていくこの本。

哲人と青年の会話形式で、内容が進行していくのですが、この青年が面倒くさい男で、考え方や器が小さい、人のことを気にしすぎ人間なんです。哲人に対しての態度は酷いし、最後の章まで哲人の考えに納得せず、反論していたかと思えば、結局哲人を信じることにする。心の情緒どうなってるんだと思いながら読み終わりました。


生きていたら、必ず人間関係って出てくるじゃないですか。私は小学生時代から、人間関係って難しいなと思っていました。

ある人と仲良くすると、それを気に食わない人がいて、自分が仲間外れにされたり、今度それを見てまた違う人が他の人に嘘の噂を流したり、学校でしか自分の居場所がない人は権力を握ろうと必死になったりするんですよね。

でも外の世界のコミュニティがあることに気が付くとそんなことどうでもよくなる。

学校、職場、家に引きこもりの人、対人関係面倒くさいな思っているのは自分だけではないし、みんなそう思って今を生きていると思いますよ。だから自分だけ不幸とか、なんでじぶんだけ………とか思わない方が絶対良い。

アドラー心理学については、この本について初めて知ったのですが、なんだか人の心理の裏の裏まで読まれている感覚になり、共感できることが多く感じました。

哲学って難しいと思われがちですが、人間を知ることに通じているような気がしました。

哲人の悟りを開いたお言葉にも勇気をいただける一冊です。


気になる方はチェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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