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地頭力を鍛えるためには?〜普通ではない結果を出すために地頭力を鍛える〜

こんにちは。今回は巷で話題になっている「地頭力」について紹介していきます。基本的には私の知識や経験からまとめていこうと思います。

参考文献としては、私が読みやすいと感じた下記の二つからお話ししていきます。
・『地頭力を鍛える』32のキーワードで学ぶ思考法 細谷功著
・コンサル1年目が学ぶこと 大石哲之著

1.そもそも地頭力とは?

そもそも地頭力とは何かというところから説明していきます。

結論から言うと地頭力とは「自分の頭で考える能力です。
昨今、AIによって仕事が奪われると言うことが騒がれ、「令和時代」を生き残るにはAIを使う力や地頭力が大切であると言われています。

では、地頭力が高い人はどう言う人でしょうか?
コンサルでバリバリ働いている人ベンチャーで活躍している人を想像すると思います。また、頭の回転が早くて優秀な人といったところでしょうか。

ベンチャー企業やコンサルタント会社の募集ページにはしばしば
<必須要件>
・地頭がいい人
・論理的に物事を考えられる人

と書かれています。そういった人を見ると地頭と聞くと遺伝のように感じて「元から頭がいいからでしょ」「私なんかじゃ無理」と嘆く人がいると思います。

はっきり言うと元から頭の良い人は一定数います。この人たちには勝てません。Facebook創設者マークザッカーバーグ・Amazon創設者ジェフベゾス・・・など。
しかし、努力次第・思考法次第で地頭力が良い人になることができます。コンサル会社、ベンチャー企業、大手企業でバリバリ働く程度の人間には、なることができます。

皆さんも地頭力を鍛えて、このような普通ではない成果を出せるような人材になり、活躍しましょう。
それでは、地頭がいい人とそうでもない人の違いについて解説していきます。


地頭力がいい人は思考法が違う

地頭がいい人とそうでない人の大きな違いは「思考法」です。
では、どのように思考法が違うのか、細谷 功さんの著書の『地頭力を鍛える 32のキーワードで学ぶ思考法』から1部抜粋して説明していきます。
この記事を読んで気になった人は、下記から購入してみてください(ちなみにアフリエイトではありません。お金も一切もらっていません。)

戦略的思考

戦略的思考と聞いてピンとくる人は少ないと思います。簡単に説明すると戦略的思考とは視点を変えると言うことです。

例えば、満員電車に揺られて通勤することをイメージします。

満員電車は嫌ですよね。そこで多くの人は満員電車でどうすれば快適に過ごせるか考えます。
・もう一本後の電車に乗ればいいか
・電車を乗るときに好きな音楽を聴こう
・満員電車の時間を効率的に過ごすためにYouTubeでセミナーの動画をみよう など。。

戦略的思考は違います。

目的から考えて、「いかにして電車に乗らないか?」「いかにして快適に通勤するか?」「そもそも通勤は必要か?」を考えます。
本当の目的は何か、その本当の目的を達成するためには何をすればいいのか。と言うことを考えることができ、最善の答えを考え出すことができます。

前者の考えは、どうやったら勝てるのかを考える戦術的思考です。
後者の考えは、いかにして戦わないかを考える戦略的思考です。

ここで大切な思考法は、

「本当の目的を明確にする→本当の目的を達成するために様々な視点考える」

と言うプロセスです。こうして考えると次の会議やミーティングでも人とは違った意見を出して、本質的な課題を解決するような素晴らしい提案ができるようになるのではないでしょうか?


とはいっても、会議やミーティングで話し合われることは、満員電車の例のように単純なテーマではありません。瞬時に本質的な目的や課題を見つけるのは容易ではありません。
では、本当の目的を明確にするにはどのような思考法が必要なのでしょうか。次の章で解説していきます。


2.本当の目的を明確にするために必要なフレームワーク思考法

本当の目的・本質的な課題を見つけるために必要なフレームワーク思考について紹介していきます。
フレームワークを訳すと「枠や型」です。読んで字の如く、フレームワーク思考とは枠や型にはめて考えることです。

枠や型にはめると聞くと、マイナスなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、頭の良い人の思考法としてのフレームワーク思考は、まず型にはめて考えることです。

この型にはめて考えることの利点は、抜けなく、漏れがなく、重複なく考えられることです。(MICEとも言われます。)

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例えば、新商品を考える会議で、なぜ弊社の飲料が売れないのかを考えているとします。
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・Aさんの意見「友達に聞いたんだけどスーパーの置いてある場所が悪いから見向きもされないんじゃないかなぁ」
・Bさんの意見「いやいや、パッケージが地味すぎるから、もっと派手にしたら売れると思うよ」
・Cさんの意見「そもそも、ターゲットである若者の好みのではないのではないか?」

そして会議は進んでいき、2時間が過ぎた頃みんなが疲れた中で、

・Dさん「今の時代はSNSだ!SNSで宣伝すれば売れるぞ!」
と発言して、疲れて脳で判断し、この商品の次のアクションは、SNSで宣伝することに決まりました。

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この会議でダメだった部分はどこだったでしょうか?

答えは、「弊社の商品を売る」と言う目的は同じだが、本質的な課題を考えるための全員の視点が違っていたことです。


フレームワーク思考で本質に近づく

こんな時に活躍するのはフレームワーク思考(型にはめる思考)です。これらの意見を型にはめてみると
売り方の問題なのか(セールスや営業)
・味や見た目やターゲットなど製品の問題なのか(商品開発・企画)
・広告や宣伝の仕方の問題なのか(マーケティング)
に分けることができます。

型にはめて考えることで、建設的な議論を行って本質的な課題にたどり着けるでしょう。

会議の時に自分勝手に意見を言い合うのではなく、何について話しているのか前提を決めることが大切です。
このように型にはめて、考えていくことで抜けなく、漏れなく、重複なく考えられます。そうすれば、本質的な課題にたどり着くことができるでしょう。

フレームワーク思考の基本的な考え方は以上です。
フレームワーク思考をより実践的に使うために既存のフレームワークを使用することを有効です。

フレームワークの一例を挙げていきます。

・SWOT分析

こちらのフレームワークは企業分析や競合調査や選考など比較する時にに役立ちます。
相手の企業や人物を
・Strength(強み)
・Weakness (弱み)
・Opportunity (好機、状況)
・Tread (脅威、悪い状況)
に分けて考えることです。このように分けて考えることによって、企業や人などを適切に評価して、比較することができます。

社会人の人にはとても有効なフレームワークだと思います。
A社かB社どちらが良いのかを考える時に、
「ここはA社が勝っているが、比較してB社はここが良いから採用しよう」
インフレに陥った時にはB社は強みを発揮できず、反対にA社は強みを発揮することができる。インフレに対応するためにA社を採用しよう」  など

このように建設的なコミュニケーションをとることができれば、普通ではない結果を出せるようになると思います。

フレームワークには他にもたくさんあるので、目的にあったフレームワークを探してみましょう。

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今回は地頭力の紹介だったので、ここまでにします。
さて、地頭力を上げるためには何をすれば良いのでしょうか?
次の記事で地頭力を鍛えるための思考法実践的なテクニックを紹介していきます。








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