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中途半端に優しい日本人(Weekly OCHIAIの感想)

新潟市では桜が満開になる今日この頃

毎週水曜日に、Newspicksで放送されている、『Weekly Ochiai』を見ました。まぁ、毎週のように見ていて、しかしだいたい一週間遅れで見ています。つまり、今日新たな会が放送されますが、今日先週分を見た次第です笑

今回のお題は、「チームをアップデートせよ」。先週発売開始された、「THE TEAM」の著者、麻野耕司さんをゲストに、どのようにチームをアップデートしていくかについて議論していました。

僕は、麻野さんの本をまだ読んでいませんが、どうやら、素晴らしい本には違いないみたいです。

麻野さんは、コンサル会社の株式会社リンクアンドモチベーションの取締役として、様々な会社のコンサルを行い、成果を上げてきたそう。また、株式会社Vokers副取締役としても働いていらっしゃいます。

そんな麻野さんだからこそ、「チーム」をどう良い方向に変えていくかというミクロな視点で、本を書いたとのことでした。

落合さんが5分くらいで読み終わった感想と、麻野さんからの解説を聞く限り、チームの4P(Privillege, Person, Philosophy and Profession)など、「おお!これを意欲のある人が、ボトムアップでもトップダウンでも改革していけそう!日本万歳!」と思っていました。

しかし

そんな簡単に行くことはありませんでした。

中盤に差し掛かる頃、話題に上がったのは、『昇格に興味がない、成長に対するモチベがないなどの、「いるだけ社員問題」でした。

その話が出て来始めてから、麻野さんがしどろもどろしているように思えました。(あくまで個人的観点です)しかし実際に、そのような社員を、どうモチベートしたり、チームの中で活かしていくかということに対しての問いは、後半戦かけても解ききれない問題となってしまいました。


僕は、この姿を見たときに、日本人の優しさや、他人を思いやり気持ちを垣間見た気がします。なんとか集団の中に入れてやろう、活躍させてやろうという、取り組みをしてみる人柄を持つ人が多いですよね。

でも、元号が変わるこの時代が、変換点になってほしいと思うのです。変な言い方をすると、「中途半端な優しさはいらない」ということです。

つまり、麻野さんが主張する、「チームと個人は対義語ではなく、共存するものである」という趣旨の発言の元に、そのようなチームで活かされ、チームを活かす個人でなくてはならない、むしろ、そういう個人であったほうがこれからの時代では楽ができるという、社会レベルでの思考の転換が必要だと感じます。

だって、これまでの社会では、「終身雇用で年功序列制」が根底にあったおかげで、今のような余裕で平成30年を失うような時代が出来上がってしまい、僕たち若者には、負債が山積みなんです。

そんな時代に生きてれば、どれだけ生きることに苦労しているかは一目瞭然であり、これから税金は払うわりに生活は一向に改善しないっていう最悪のループに入りかねません。

だから、今働ける人でモチベが無い人は、損しかしません。仕事を失っても「生活保護」で生活はできますが、それがいつまで続くか、東京五輪、大阪万博後の日本経済を予想するだけでゾッとします。

また、AIに仕事を奪われるという話もよく聞きますが、その発言をした張本人が、その発言をアップデートし、「AI仕事は奪われず、むしろ多様化し、かつ専門的になっていく」と述べています。

つまり、何か自分のスキルや性格など、何かしらの長所・特性を理解し、それを活かせる環境にいようとすることで、人生はヌルゲーになっていくと思います。これまでの、「ずっと同じ会社に勤め上げる」なんて慣習もないですしね。

今や、もっと個性を「出せる」時代になっています。チームの中で、どこぞの副大臣のように忖度ばっかりする必要はありません。かつ、それを受け入れ、会社という組織を多様なものにしていく努力をしていくのが経営者に求められるんだなと思いました。


僕のレベルで周りに広めようと思うことは、「自分を見つめる時間を増やして、それをアウトプットしろ」と「世界にでろ」ですね。

自分の中にあるものを吐き出すような形で、考えをアウトプットしていくことで、どんどん自分が何者なのかということが見えてきます。

世界に出ることで、自分は何を本当に求め、本当に自分が生きる道を見つけるヒントを手に入れることができます。

合わせることで、自分の本質的な部分が見えてきます。つまり「自己分析」の完了です。


最低限これらをしてから社会に出て欲しいと思います。

それすらできていない人たちは、日本人の中途半端な優しさに甘んじて、苦しい人生を送ることになるんじゃないでしょうか。

自分自身への啓発でもあります。みなさん頑張りましょ。


それでは!








エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。