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アラサーになったら、すべてがうまくいくと思ってた


ぜんぜんそんなことなくて、ガッカリした。

23歳ごろのわたしは、このまま真面目に数年生きれば、アラサーになるころには仕事もプライベートもある程度の位置にまで行けるもんだと思ってたんだよね。

ある程度の位置、ってなんだよって感じだけど。



23歳が想像していたアラサー

仕事では中堅になって、若手の育成も任されつつ、社内ではそこそこの評価をされている。上司にも後輩にも頼られる存在。

転職をしつつ年収を上げていって、「自分にはこれだ!」みたいな適職と出会う。得意なことを仕事に、ってやつ。結果を出すことができるから、自信にも満ち溢れてる。毎日忙しいけど、すごく充実している。

忙しい時間の合間をぬって、週末の夜は友だちや恋人と過ごす。最近できたお店を開拓していくのが楽しい。

自分を磨くことも、もちろん大事。ジムに通いはじめてみたり、社会人のコミュニティに所属したり。暇な時間があるほうがもったいないから、ついつい毎日予定を詰め込んじゃう。


妄想があまりにもポジティブすぎる。ベタなドラマの設定?


23歳のわたしにはお伝えしにくいですが、アラサーのわたしはその後、適職に出会うどころか無職になりました。ごめんね。

友だちは本当に少ないし、恋人はいません。ジムは1ヶ月で辞めたし、社会人コミュニティだなんてこわくて近づけない。体力と気力がないのです。

真面目に生きてきたにも関わらず、想像と現実は真逆になってしまいました。多分これは想像の精度が悪かったのでは?どちらにせよ、原因はわたしにあります。




年齢を重ねたからって、人生が自動的にうまくいくことなんてない。何歳であろうが、挫折と回復とちょっとの成功をくり返して生きていくんだろうな。

いまはやっと働き始めて、人との交流も少しずつ増やせるようになってきたところ。ちょっとの成功体験が増えてきて、数年ぶりに「がんばろう」って思えるようになりました。


「世間のあたりまえ」みたいなものに当てはまらなきゃ!という衝動もたまにあるけれども。「そんなのどうでもいいよ」って言える自分でいたいな。

数十年後がどうなっているかわからないけど、並外れた妄想にとらわれず、でも自分を卑下せず、等身大で生きていけますように。

またね。



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