【知床旅行】熊も鹿も、男は子育てしないよ。
旅行できないうっぷんばらしにと、貯まってたマイルをぶちこんで、夏のオホーツクまで行ってきた。
無知でしたが今は野生の熊(ヒグマ)が最も活発な【活動期:5月~7月】!!
ということで、ネイチャーガイドさんに大自然を案内してもらった。
これまでいろんなところでプロにお世話になった。
屋久島。西表島。そして知床。
世界遺産になっているところは特に観光客に厳しく(そりゃそうだ)、こうしてガイドさんについてもらわないと歩けないところも多い。大自然を前にヒトなんて簡単に死ぬ。(むしろキツツキの方が賢いんじゃないか?)
今回お世話になったツアー会社・シンラさん。
実は、、、ABC朝日放送の『相席食堂』ってご存じですかね?(僕の大好きな番組!千鳥ラブ♡)そこで今年の冬、極楽とんぼ山本(冬の知床でクリオネを探そう)の会に出演していたガイドさんに会えるかな~と思って、特に"ご指名"はしていなかったのにまさかの大当たり!!!
「相席食堂、見て来ました!」
僕が言うと、「え!?そんな人、初めてです!」とクマを見つけた時よりもビックリした表情で返された。(笑)
※どうやら北海道では放送されていないらしい・・・道内では吉本芸人よりTEAM NACS!
ツアーが一緒になった札幌夫婦もはてはて?といった表情だったので「Amazonプライムかネットフリックスで見れますよ!」とプッシュ!僕はいつからABCのまわしもの?
大自然はすごいよかった。ガイドさんもすごいよかった。
今回も自然のこと、沢山学んだ。つくづく、人間は本当に弱っちく、そしてわがまま。
どうやら熊は人間を敵とみなしていないらしい。どちらかといえば草食(鮭をほとんど食べない!)だし、鹿もあまり食べない。ましてや人間を食べ物だなんて全然思っていない。
ただ、人間が攻撃をしかける(=熊を脅す)と、それには反抗するし、人間があげた食べ物を「これはおいしい。」となれば、人間に興味なくても人間の”持っているもの”は欲しくなる(そりゃそうだ)。そして寄ってくる。
もともと、人間が”写真を撮りたい”程度のことで、食べ物をあげたことが発端なのに。
それでもヒトは熊をコロス。平気でコロス。
自分に危害を加えなくても、コロス。銃でシネーーーー!!!!
・・・どっちが邪悪なんでしょうね。
※ちなみに今年は道内で熊の出没率が相当高いらしい。札幌市内の住宅街でも先日大暴れした熊がいた。たまたま?それとも誰かのせい?
こうして自然界の熊も、鹿も、リスも、キツネもたくさん見たが、どの動物もオスは子育てをしない。
『雄は自分の強さを堅持して見せびらかし、自分の種を残す事しか考えていない。種を残せたら、あとは子育てなんか一切せず、また自然の中でのらりくらりと暮らすだけ。そしてたまに交尾・・・』
一応”オス”として耳が痛い。※とはいえ自分ゲイなんで、子育てどころか日本では結婚もできないんでわかりましぇ~ん(言い訳してドロン👻!)
全メスに言いたい・今回一番の学び。
『メスはオスに子育てを期待してはいけない。』
「熊は鮭を食べない」と書いたが、ガイドさん曰く『個体による』そうだ。つまり、熊による。人の好き嫌いと同じ。鮭を好んで食べる熊もいるし、そもそも鮭が”食卓”に出てこない熊ファミリー(母&子)もいる。
しかし『オスは子育てしない』は「個体による」ではなく『全熊に言える』そうだ。なんなら全鹿にも、全リスにも、全キツネにも!!!ヒト科ヒト族は・・・????
ガイドさんは言った。
「僕も子育てしないですもん!妻が全部やってくれてます。たまに子供と遊ぶくらい。二人とも自ら縁のない知床の地を選んだ夫婦なんで、それくらいは妻も理解しています。そして妻が僕に言うんです…
『あんた、熊だね』
と。
ワロタ。さすが人間。しゃべりは達者ね♂