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【エッセイ】叱咤激励して下さい!

「叱咤激励」・・・大声で励まし、奮い立たせること。元気づけること。

先日、そば修行にと四日ほど福島県の会津地方に行ってきた。僕のそば師匠は会津にいて、修行はこれで3回目。

出会いは数年前の北海道・幌加内町。日本一のそばの産地で行われた「そば祭り」。北海道のみならず会津・越前・信州など全国の蕎麦処から蕎麦職人が集結し、ブースを数十も出し、おらが村のそばを競う。

そこで見つけたその方のそば打ちに感銘を受け(←「感銘を受ける」ってこうことなのね!)、名刺をいただき、「会いに行っていいですか!?」と言ったらどーぞどーぞと言うもんだから、会津まで何度も会いに行くんだから変ですよね(笑)

僕も37歳。アラフォー近くなってくると、どんどん「叱咤激励」してくれる人も減ってくる。

しかもこのコロナ禍なもんだから、大声出したらだめ、そもそも人と会っちゃだめ、というもんだから、よけいに「𠮟咤激励」の機会も減る。

それでも僕は叱咤激励(特に「激励」の方かな)をして欲しい。して欲しいなら機会は自分で作らなきゃ。

マスク越しでも「こらこら!そうじゃない!」とか「”切り”は大したもんだ。”のし”をもっと練習しなさい」とか「もう忘れたか!?今日できなくても明日までに必ずもう一度思い出すように!」とかそんなことを言ってくれた。

気付いたら僕にもいろんな後輩ができて、時にこれは叱咤激励する立ち回りなのかなと思う時もあるけど、最近はすっかりエコな生活様式に慣れてしまい、人にわざわざ大声を出して自分のエネルギーを削いでまで何か伝えようという気があまり起こらない(笑)。なまけものの先輩でごめんね。

でも、言いたいことは大声で言いますよ。特に大事な人ならね。

叱咤激励しに行くんじゃなく、してもらいに行く。

あと何回できるかな。

クスっと笑えたら100円!(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。