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#友情小説
✳︎堕天使 ニース✳︎(19)
✳︎心が温かくなる堕天使と少年の物語です✳︎
19ページ✳︎
「寂しかったよ…、ニース。新しい友達ができて、もうここに来ないんじゃないかって…」
いつも感情を抑えていたルイが、初めて泣きながら訴えていた。
「僕は一緒に遊び回ることも出来ないし、いつまで生きていられるかもわからない… だけど、ニースにはずっと友達でいてほしい」
青白いルイの顔だったが、薄っすらと赤みを帯びた目頭浮かんだ涙の奥
✳︎堕天使 ニース✳︎(5)
✳︎心が温かくなる堕天使と少年の物語です✳︎
5ページ✳︎
。。。。。。。。。
その時、誰かの足音が近づいてきた。
ルームメイトが部屋に戻ってきたのだ。
「隠れて…」ルイが言うと、
「心配するな、他のやつには俺は見えていない」
ニースはそう言ったが、
ルイは心配でドキドキそわそわしていると、
ルームメイトが、3人でドタバタと部屋に入ってきた。
本当に見えていないのだろうか。
と不安そうな顔
✳︎堕天使 ニース✳︎(16)
✳︎心が温かくなる堕天使と少年の物語です✳︎
16ページ✳︎
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黙りこんでじっと空を見ているティモシーが気になったニースは声をかけた。
「おい、ティモシー!気分でも悪いのか?」
慌て声のニースに肩を揺さぶられ、ハッとすると、心配そうに顔を覗き込むニースがいた。
「なっ!何でもねーよ!」と、
軽く答えたが、心配そうに声を掛けてくれたニースの言葉がとても心地よく、温かな物に包