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大好き愛してる

TERRA FORMARS (テラフォーマーズ)という作品をご存知だろうか。
映画化などで話題になったから、名前だけはなんとなく知っている方も多いだろう。

キモくてデカいゴキブリが出てくる作品だ。



僕はテラフォーマーズがめっっっっっっっっちゃくちゃ好きだ。
漫画が好きすぎて自分の頭の中で各キャラの声が出来上がり「他の声で再生されたくない」という理由で映画もアニメも観れていない。


この作品は今よりも600年ほど先の地球と火星を舞台に繰り広げられる戦争の話だ。
戦争と言っても戦車や飛行機でドンパチやるのではない。
昆虫をはじめとした他生物の能力を使える主人公達が、火星で異常進化した危険なゴキブリを倒しにいく話である。
(これだけ聞いてもわからないと思うので今すぐ貯金をおろして本屋に向かって欲しい)


今日は僕の愛してやまない作品の話をさせて欲しい。


①リアルなんだ。

たまに邦画で演技がちょっとアレな役者さんのせいで世界観が崩壊することがあるだろう。
リアルということは “現実に忠実” かどうかではなく “ツッコミどころがない” ことに宿ると思う。
テラフォーマーズという漫画は細部まで緻密に計算、構成されている。
説明文や任務中のお硬い台詞も多い。

だから、決めゼリフが上手に浮くのだ!

シン・ゴジラで主人公が思わず言い放った「すごい、まるで進化だ」と同じ現象である。


裏設定や伏線回収などとにかく読者を楽しませてくれる。
巨大ゴキブリ退治や昆虫の能力などのトンデモ設定も、このリアルさが支えてくれている。



②舞台設定がとんでもねぇ

戦いの場は火星だ。
つまり舞台としては密室と言っていい。
ただのバトル漫画とは違い、ミステリー要素が強い漫画だと思う。
陰謀と陰謀が複雑に絡み合っていて真相が全然見えないと思ったら、たったの一コマで全てが繋がる瞬間がある。

「ああああああああああああああああああそういうことだったのかあああああああああああ!」

となる。きっとあなたもなる。

③バトル、そして語り(モノローグ)

そして最大の魅力を生み出す圧巻のバトルシーン。
僕はバトルシーンに挟まれる回想がたまらなく好きなのだ。
モノローグが、たまらなく大好きなのだ(涙)。
自身の能力と、過去と、思いと、力と、運によって戦況は大きく動く。

カッコいい×感動だ。


こんな星にまで来て殴り合う戦士達は皆、何かしらの過去がある。
耐えられないような悲しみも、忘れらない痛みも、全部背負ってこの星に来たのだ。
仲間が死んでも、誰かに裏切られても、屈することをやめられなかった彼らの姿にあなたも魅了されて欲しい。



ここまで読んでいる人いるのだろうか。
解説も最後になったが
「個人的テラフォーマーズ愛が止まらないランキング」
各部門の優勝を発表したいと思う。



・回想美しすぎ、あなたのせいで涙が止まらない部門
【アドルフ(デンキウナギ)】

アドルフのこともっと知りたい。


・痺れる最高!あなたがずっと大好きです男の憧れ部門
【ジョセフ・G・ニュートン】

今まで読んだ作品の中で最も完璧でかっこいい。


・一生ついていきますだから絶対死なないでください理想の上司部門
【小町小吉】

マジで今の世界にはあなたが必要。


・お前らサイコーにイカしてるぜ!最高のチームはどこだ部門
【ロシア班】

あの大人達の背中をみて育ったイワンの成長はたまらん。


・君たちこそ黄金(ゴールデン)コンビ、誰もが好きになる相棒部門!
【ミッシェル×膝丸燈ー】

第二部の終わり方、あんだけの情報量と複雑なストーリーを最後の一言で全てまとめあげてくれたミッシェル。たまらん。


・もーー大好き♡この1戦こそ最高の、アツくシビれるタイマンだぜ!部門
【ミッシェル×パラポネラ】

この漫画の醍醐味とも言える要素が詰まってる。



・よくこの話を書いてくれた!

おかげでストーリー激厚、価値観でんぐり返し部門

【ジェット】

ジェットの想いがイッチバン大事!!物語に厚みと深さを足してくれた影の重要キャラ。ただ薄っぺらい正義じゃない。その悩みと訓練と想い、人生の上にだけ光る何かがある。






ここまでお付き合いいただきありがとう。
あと500記事書きたいが、皆さんに愛想を尽かされる前にやめておく。

ちなみに僕が好きなセリフは

言っただろう
『対人を想定している』と
『勝てる』と

どんなに『非人道的』でも
アネックスは渡さん


ねえ何してんの?


だ。


どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。