大丈夫、そばにいる。今夜はアマプラで人の温かさに浸ろう。
こんにちは、よすです。
やっと花金がきた!ということで、今から夜が楽しみですね。
円安や物価上昇の影響で贅沢しづらい日々が続きますが、現代ではそんなもの屁でもありません。あるじゃないですか、サブスクが。
というわけで、今回はAmazonプライムでいま見放題対象となっている映画の中から「これは今のうちに観ておきたい!」作品を厳選しました。
さらに、プチ情報として
Rotten Tomatoes(ロッテントマト)という映画評論サイトでの評価
作品を楽しむための豆知識
もあわせて紹介します。どの作品を見ようか迷ったときにでもご参考に。
今回紹介する映画のテーマは、「人とのつながり」です。
では、今夜「なにを観て過ごすか?」妄想を膨らませながらご覧ください!
もう一度人生を考える、『生きる LIVING』
あらすじ
ロッテントマトでの評価
映画評論サイト「ロッテントマト」では、批評家支持率96%、観客支持率91%という非常に高い評価を得ています。
批評家によるレビュー↓
「今日の紛争を乗り越えた、深く感情を揺さぶる映画は依然として稀であり、それが『LIVING』がとても新鮮である理由である。」(Wall Street Journal)
「この映画が大好きです。おそらく今年のお気に入りの映画の一つです。」(FilmWeek)
「最高の小説、たとえばイシグロの小説のように、この本は、読者が迷い込む小さな世界を作り出し、読者が自分の世界に戻った後も、その世界の人々の表情や影や太陽の光が読者とともにいつまでも残る。」(The Seattle Times)
観客によるレビュー↓
「感動的なストーリー、素晴らしい音楽と映像、そしてビル・ニギーの見事な演技。絶対に見逃せない!」
「本当に過小評価されている。とてもいい。絶望的に悲しく、そして本当に幸せ。いい人生を送りたいと思わせてくれる。」
「本当に見事でした。すぐに忘れることはなく、人生で本当に大切なものは何かについて考えさせられるでしょう。」
今作を楽しむための豆知識
「生きる LIVING」は、黒澤明監督の1952年の映画「生きる」が原作です。
脚本を書いたのは、小説家として有名なカズオ・イシグロ。彼は黒澤明監督の映画「生きる」に子どもの頃に衝撃を受け、そのメッセージに影響されて生きてきたと語っています。「私が小説の中で探求してきたテーマと、『生きる』で描かれているテーマが非常に近いことが、今回、脚本を書くことにした理由です。(中略)『生きる』のテーマは、人生の展望、大事なものとは何か、自分の人生をどう生きるか、ということです。そこにあるのは、狭い社会に閉じ込められながらも、その人生をなんとか意味あるものにしたいと奮闘する人たちの姿です。」(参考)
イシグロは、主演を務めたビリ・ナイについてこのように評しています。「ビル・ナイはやっぱり抑制した演技において、本物の匠だと思います。もちろん古今東西、表現力に長けた俳優は多く存在しますが、1950年代のイギリス紳士の流儀を表現するには技術が必要です。ビル・ナイはその技術をあまりにも自然に行使するので、観ている側はそれが演技だと気づかない、逆にカメラの前でなにもしてないように見える。でも、ほぼなにもしていないように振る舞いながら、彼はものすごく多くの感情を表現していて、そのことを観客に意識すらさせない。」(参考)
以下のリンクから無料で視聴できます。
過去への決別と、今まわりにあるものとの出会い『ノマドランド』
あらすじ
ロッテントマトでの評価
映画評論サイト「ロッテントマト」では、批評家支持率93%、観客支持率82%という高い評価を得ています。
批評家によるレビュー↓
「他に類を見ないロードムービー、『ノマドランド』は他に類を見ない控えめな傑作です。美しく飾り気のない、心を揺さぶるこの曲は、ゆったりとしながらも切迫感があり、哀歌と希望の中間のような独特の音色を持っています。」(Wall Street Journal)
「『ノマドランド』はヒューマニズムの傑作です...静かな映画ですが、決して退屈ではなく、心に響き続けるショットとテーマがあります」(Crooked Marquee)
「ノマドランドは、家という概念の意味と価値についての瞑想です。家は建物の中にあるのか?乗り物の中にあるのか?家族の中にあるのか?安心感と帰属意識の中にあるのか?」(Slate)
観客によるレビュー↓
「ノマドランドは、出演者全員の演技が素晴らしく、非常に考えさせられる映画です。感情を深く掘り下げ、人生が私たちにどのような影響を与えるかを描いています。とはいえ、映画は決してだらだらせず、撮影は美しく行われています。」
「考えさせられる、本物の遊牧民を含む優れた演技、美しい撮影と音楽」
「素晴らしい人物描写、完全に信じられる。これは旅行映画のようなものかと思っていたが、もっと奥深い作品だ。」
今作を楽しむための豆知識
主演のフランシス・マクドーマンドがプロデューサーも務めており、監督のクロエ・ジャオを直接スカウトしたことが映画製作のきっかけとなったようです。マクドーマンドはジャオの長編デビュー作「ザ・ライダー」を映画祭で観て「クロエジャオって誰なの!?」と叫んだくらい衝撃を受けたようです。(参考)
主人公ファーンを演じたマクドーマンドと、ファーンと心を通わせるノマドのデイブ役を演じたデビッド・ストラザーン以外の車上生活者(=ノマド)たちは実際の車上生活者とのこと。(参考)
映画のストーリーの背景になっているのが、ジャーナリストのジェシカ・ブルーダーによるノンフィクション作品 "Nomadland: Surviving America in the Twenty-First Century" です。ブルーダーは現代アメリカにおける高齢者の貧困と苦境を取材し、車上生活者たちの実態を明らかにしました。(参考)
なぜ、彼は危険を冒してユダヤ人を救うことにしたのかーー『シンドラーのリスト』
あらすじ
ロッテントマトでの評価
言わずと知れた名作ですが、映画評論サイト「ロッテントマト」では、批評家支持率98%、観客支持率97%という非常に高い評価を得ています。
批評家によるレビュー↓
「ごくまれに、映画があなたの意識に深く入り込み、代理体験ではなく直接体験を提供してくれることがあります。スティーブン・スピルバーグ監督の心のこもった記念碑的な作品『シンドラーのリスト』はまさにそのような映画です。」(Detroit Free Press)
「この映画は、歴史の悲惨な一章を蘇らせるだけでなく、自己中心的で未熟な男が統合され責任感を持つようになる過程を細かく描写することにも成功している。」(Orange County Register)
「『シンドラーのリスト』は、偉大な目的を果たした素晴らしい映画です。一人の男の良心を描いたこの壮大な物語は、集団の狂気に直面した一人の人間が英雄として立ち上がることで、状況を変えることができるということを世界に思い出させます。」(Arizona Republic)
観客によるレビュー↓
「スティーブン・スピルバーグの最高傑作のひとつ。この映画を見て心の中で泣きました。強くお勧めします。」
「地球上でこれまでに作られた最高の映画です! 地球上でこれまでに作られた最も衝撃的な映画です! この壮大な作品はマスターピースという言葉では言い表せません!!! 死ぬ前にこの映画を見ないのは犯罪です!!!」
「恐ろしく悲惨な体験が、スクリーンに映し出されたどの作品よりも見事に再現されています。最後の 45 分間は、本当に素晴らしいです。」
今作を楽しむための豆知識
監督のスティーブン・スピルバーグは、ユダヤ人であるにも関わらず長年ホロコーストを描く作品を避けてきましたが、本作に取り組むことを決意したきっかけは、ホロコースト生存者との出会いでした。(参考)
白黒映像で知られる本作だが、唯一カラーで描かれたのが「赤いコートの少女」のシーンである。彼女の服だけがカラーである理由について、一説によればシンドラーの心変わりのきっかけを表現しているようですが、正解は分かりません。考えながら観るとおもしろいかもしれませんね。なお、この少女役を演じた女性は、ウクライナ難民の支援活動に従事していたようです。(参考)
本作の製作にあたっては、ポーランドのクラクフ近郊にあるクラクフ・プワシュフ強制収容所の跡地が使用されたようです。ここはかつてナチスがユダヤ人を収容していた場所で、1944年夏には2万4000人以上も捕らえられていました。(参考)
今回は以上の3つです!良い週末を
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