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吉○三さんのヒット曲を思わせるような、ど田舎に住んでいます。虫が好きなので、最近注目を…

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吉○三さんのヒット曲を思わせるような、ど田舎に住んでいます。虫が好きなので、最近注目を浴びている、昆虫食について、虫さんのお話から、世界の動きまで、私もお話したいと思います。

最近の記事

「ホトボリ」が冷めた頃に…。

チキンでごめん…。  しばらくお休みしていた理由は、昆虫食についてバッシング的な意見が 吹き荒れていたから…。びっくりしましたね。 なんでこんなに嫌がられちゃうのかな?私だって(昆虫食を絶対食べろ、食べない奴は地球の未来を考えていない奴だ)なんて思っていないわけで…。 虫が気持ち悪いから、昆虫食を食べないって思うことは普通だと思うのよ。 ただ、昆虫食の設備投資に〇〇億円が税金から使われることになったとか、 そんな根も葉もないデタラメを発信したり、給食に昆虫食を導入したことに

    • ゲテモノが恋のキューピッドに…

      昆虫のチョコレートを贈るとしたら…  「千葉スズキ販売株式会社」(以下スズキさん)さんと「BUG TIME(バグタイム)富士ファーム」(以下バグタイムさん)が、バレンタイン用の 昆虫食を販売しました(資料参考)。どれだけ売れたかは分かりませんが、 昆虫食が様々な場所に進出することは良いことだと思います。 買った、贈った、という方は誰にどんな目的で活用したのか気になります。 残念ながら私個人では、チョコを贈る人がいない淋しいバレンタインだった のですが…。そこで、もしバレ

      • やっぱり嫌い? 避けられてる?

         今月の19日に、『ホットペッパーグルメ食総研』が開催した 「トレンド座談会レポート」にて発表されたレポートが気になったので、 それについて個人的な意見を綴っていこうと思います。 「避ける」と思われる食品・食品技術発表  このレポートは「避ける」と思われる食品・食品技術発表!と題され、 食に関するアンケートの結果が掲載されていました。以下はアンケートに ついて記します。 ◎ 「避ける」と思われる食品・食品技術についてのレポート ◎ 20代から60代の男女1035人のアン

        • 年の初めは昆虫食で…

           寒中お見舞い申し上げます。 今年も頑張って昆虫食について触れていきたいと思います。 皆さん、お正月はいかがお過ごしでたか? 初詣、お年玉、帰省… おせち、食べましたか? 最近は作る派がめっきり減ったおせちですが、 高級料亭監修のものからスーパーのものまで、種類や値段など バラエティー溢れるものになっています。今回は、そんなおせちと 昆虫食にまつわる記事を記したいと思います。 虫おせちでお正月を祝おう  少し前の記事になりますが、2020年に昆虫料理研究家の 内山昭一先生

        「ホトボリ」が冷めた頃に…。

          昆虫食と給食

          まず、凄いなって思ったんです  英国の学校で給食のメニューに「昆虫食」を試験導入する計画が 始まろうとしているそうです(2022年12月8日SPUTNIKより)。 先月の終わりに、徳島県の県立高校で試験的に「食用コオロギ」の 粉末を用いたメニューが給食に提供されたニュースを知りました。 私は、昆虫食があまり普及していない(失礼)のに、どうして 給食のメニューとして提供することができたのか気になりました。 そこで、この高校と昆虫食のつながりについて調べてみました。 すると、こ

          昆虫食と給食

          和菓子と昆虫はお好きですか?

          先日、昆虫料理研究家の内山昭一先生のインタビューがYOU TUBEで 撮影、配信されました。インタビュアーのだいまりこさんには、 小さいお子様がいらっしゃるようでした。そんなこともあり、 小さいお子様と一緒に取り組む昆虫食について、とても楽しく 分かりやすい内容でした。 昆虫食を子供と一緒に取り組む方法として、一緒に昆虫を捕ったり 観察したりすることが挙げられますが、昆虫を一緒に料理することも アリだと思います。先月"コオロギレシピグランプリ2022”が 開催されました。

          和菓子と昆虫はお好きですか?

          コオロギのレシピを考えてみた

          秋といえばコオロギ お盆を過ぎた頃から、朝起きるとコオロギの鳴き声を 耳にするようになりました。夏から秋への季節の変わり目は、 本当に淋しいですね。この鳴き声も、秋が深まるにつれて、 日増しに大きくなっていくのかな。ますます淋しい…。 でも、昆虫食にハマっている方でしたら、どうやったら 捕獲できるかとか、どう調理しようかとか、お考えに なるかもしれません。私はまだ甘いなぁ…。 でも、そんな私ですが”コオロギレシピグランプリ2022”に 参加させて頂きました。実は、昆虫食の

          コオロギのレシピを考えてみた

          ミズアブは昆虫食界の大谷選手?

          前回の記事では、昆虫食としてのアメリカミズアブ(以下ミズアブと記す) について否定的なことを記してしまったので、今回はその魅力について 記したいと思います。 ムーンショット型研究開発制度という制度を知っていますか? この制度が作られたのには、日本の少子高齢化、大規模自然破壊など の多くの困難な課題に取り組むためには、日本発の大胆かつ挑戦的な 研究開発が必要になるという背景があります。そしてその制度の中で、 ムーンショット型農林水産研究開発事業という事業が挙げられています。

          ミズアブは昆虫食界の大谷選手?

          アメリカミズアブの思い出

          夏休みがやってきました。 家の近くにちょっとした広場があって、夏休みには朝、児童たちが ラジオ体操をしていたのですが、いつの頃からかその姿は 見られなくなってしまいました(そもそもラジオ体操、 やっているのかしら?)。 それでも虫達は、すべてではないんだけど、ミンミン鳴いたり、 ひらひら飛んだり、卵を産んだり、エサを食べたりして、 姿を見せてくれます。いつまでも一緒にいてくださいね。 そんな夏の昆虫の思い出と昆虫食について、記したいと思います。 アメリカミズアブって知ってい

          アメリカミズアブの思い出

          昆虫食の課題と可能性

          いよいよ夏休みです。昆虫や昆虫食をテーマにしたイベントが 各地で開催されると思われます。それに伴い、親子で昆虫食を食べたり、 昆虫食について考えたりする機会が増えると思われます。 昆虫食を開発する側も、コオロギ以外の昆虫に前向けたり、販売する側も、 コンビニエンスストアで昆虫食を販売したりと、SDGsとか難しいことは 除いて、昆虫食は様々な場所で浸透してきたように思われます。 しかしまだ、元々昆虫や昆虫食が好きな人には深い関心がもたれていますが、そうでない人にはまだまだのよ

          昆虫食の課題と可能性

          宇宙で蚕のさなぎを食べる?

          宇宙食としての昆虫食  先日(6月28日)、JAXAは、宇宙飛行士の選抜試験について205人が 第0次選抜に合格したと発表しました。昨年、13年ぶりに募集した 宇宙飛行士候補者には、過去最多の4127人が応募したとのことで、 宇宙への関心が沢山の人に注がれていることが分かる応募数となりました。 最終試験に合格された方々は、宇宙でどんなミッションを遂行されるのか、 気になりますね。又、昨年の12月には、実業家の前澤友作さんが、日本の 民間人として、初めて国際宇宙ステーションに滞

          宇宙で蚕のさなぎを食べる?

          昆虫食デザイナーさんの今後の展望

          いよいよ昆虫達が商品のポップに飾られるようになりました。 あ、誤解しないでください。残念ながら昆虫と言っても 昆虫食の昆虫ではなく”害虫”です。ハエとかカの駆除のグッズが お店に並ぶシーズンになったってことです。 でも、近い将来スーパーのお総菜のコーナーに、昆虫食とともに 昆虫が描かれたポップやグッズが並ぶ時が来るかもしえません。 そんな時が来たら、昆虫たちはどんな感じで描かれるのでしょうか? 昆虫食のデザインが、とても楽しみです。 今回も前回に引き続き、昆虫食デザイナーの

          昆虫食デザイナーさんの今後の展望

          昆虫食デザイナーさんの       昆虫食普及への願い

          今回は前回に続き、昆虫食デザイナーの新井将人さんへの インタビューになります。新井さんの好きな昆虫は、 カブトムシとクワガタなのだそうです。 (新井さん談) 「実家の周りに車屋さんがあって、夏の夜、8時くらいに 店の明かりに集まるカブトムシとクワガタを採ったり、友達と 森の中に入って採っていました。盆地で山に囲まれ、身近に カブトムシやクワガタがいる環境で過ごしたので 好きになったんじゃないのかなと思います。」と教えてくださいました。 又、(新井さん談) 「昆虫って自然の中で

          昆虫食デザイナーさんの       昆虫食普及への願い

          昆虫食普及のためのデザインとは

          先日、ファミリーマートに食用コオロギを使ったプロテインバーと クッキーが登場しました。驚いたのは、そのパッケージのデザインです。 とてもおしゃれで、昆虫食も見た目が大切だなぁと思いました。 そんな昨今でありまして、昆虫食デザイナーの新井将人さんに昆虫食 デザイナーから見た昆虫食について、インタビューさせて頂きました。 新井さんは、セミたまさんのロゴマークや、昆虫食活動家のかずきさん のコオロギ餃子のパッケージをデザインするなど昆虫食に携わって いらっしゃいます。お聞きしたご

          昆虫食普及のためのデザインとは

          昆虫料理研究会(現NPO法人昆虫食普及ネットワーク)を発足した理由とは

          内山昭一先生へインタビュー 幼少の頃から昆虫食に親しんでいらっしゃった先生ですが、 はじめは昆虫食を美味しいものとは思っていなかったそうです。 そんな先生が、昆虫料理研究家として活動していらっしゃる 動機は何だったのでしょうか。 昆虫の美味しさを知る喜びを分かち合う未来のために 先生が幼少の頃食べていらっしゃった昆虫食は、蚕のさなぎの佃煮 だったそうです。不飽和脂肪酸が含まれ、体の良いものと分かっていながらも、当時の蚕のさなぎの佃煮として調理されたさなぎは、生糸を取った

          昆虫料理研究会(現NPO法人昆虫食普及ネットワーク)を発足した理由とは

          「食べられる虫ハンドブック」    出版への思い            

          内山昭一先生へインタビュー 「食べられる虫ハンドブック」という本をご存じでしょうか。 先生が監修された本で、日本でも捕ることができる昆虫が、 132種類載せられた、日本で初の昆虫食のハンドブックです。 ハンドブックということで、11㎝×18㎝の大きさで、 持ち運びやすいように小さくてコンパクトです。 内容は、先生イチオシ昆虫や、クッキングガイドなどが載せられ、 普通の昆虫が、昆虫食として親しみやすいように編集されています。 私は、昆虫食として「コオロギ」や「カイコ」などが

          「食べられる虫ハンドブック」    出版への思い