見出し画像

昆虫食普及のためのデザインとは


先日、ファミリーマートに食用コオロギを使ったプロテインバーと
クッキーが登場しました。驚いたのは、そのパッケージのデザインです。
とてもおしゃれで、昆虫食も見た目が大切だなぁと思いました。

そんな昨今でありまして、昆虫食デザイナーの新井将人さんに昆虫食
デザイナーから見た昆虫食について、インタビューさせて頂きました。
新井さんは、セミたまさんのロゴマークや、昆虫食活動家のかずきさん
のコオロギ餃子のパッケージをデザインするなど昆虫食に携わって
いらっしゃいます。お聞きしたご意見を3回に分けて掲載する予定です。
今回は、昆虫食普及のためのデザインについてお話を伺いました。
(掲載予定でした内山先生の記事は、後日掲載させて頂きます)


美味しさを伝えられるようなデザインを

新井将人さんへのインタビュー


ひと昔前は、昆虫食という認識がなかった人が多かったのですが、
最近は本当に広まってきた、と実感しています。UHA味覚糖や
無印良品といった大手企業が、SDGsに絡んで昆虫食に参入してきた
こともあると思いますが、時代に合わせて昆虫食という認識も、
変わっているように思います。最近では薬局やオンラインショップなどで、
昆虫食を目にする機会が増えましたが、まだ違和感があるように思います。

昆虫食のデザインは
1,ファッション性の高いデザイン
2,昆虫を全面にアピールしたデザイン
3,イラストを使ったかわいい感じのデザイン
の3種類に分かれると思いますが、目を引いて興味を持たせるコミュケーションが多いな、と感じています。

今後の昆虫食のデザインとしては、もっと多くの人に食べてもらうために、
美味しさを伝えるようなデザインがもっとでてきたらいいな
と感じています。と、言うのも前職では、食品・飲料のパッケージデザインを手掛けていましたが、日本人は何が入っているのか、どういった味がするのかを求めている人が多いと感じました。美味しさとか、食べることによって、どういう機能があるのかといったことをコミュケーションが取れるようなデザインが重要視されると感じています。
そのため、もっと昆虫食が世間に出ていくためには、美味しさや機能を
どう伝えていくかが重要になってくると思います。確かにおしゃれだから、
おもしろそうだから試してみようというのも大切ですが今後は、
美味しそうだから試してみようというアクションを起こしてもらえるような
デザインが大切かな、と思っています。

今後は、品も数も増えてくると思われる昆虫食。そのデザインにもきっと
注目が集まると思います。
次回の新井さんへのインタビューは
今後の昆虫食について取り上げたいと思います。
新井さんありがとうございました。      yosino








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?