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昆虫食デザイナーさんの       昆虫食普及への願い

今回は前回に続き、昆虫食デザイナーの新井将人さんへの
インタビューになります。新井さんの好きな昆虫は、
カブトムシとクワガタなのだそうです。
(新井さん談)
「実家の周りに車屋さんがあって、夏の夜、8時くらいに
店の明かりに集まるカブトムシとクワガタを採ったり、友達と
森の中に入って採っていました。盆地で山に囲まれ、身近に
カブトムシやクワガタがいる環境で過ごしたので
好きになったんじゃないのかなと思います。」と教えてくださいました。
又、(新井さん談)
「昆虫って自然の中で適応した体つきになっていたり、何億年も前から
生きていたっていうバックグラウンドがあるので、神秘的な生き物だな
って思っています。」と、昆虫への思いも教えてくださいました。
そんな新井さんへの質問は、今後の昆虫食普及への願いとはです。

”好きだから食べる”昆虫食へ向けて
新井将人さんへのインタビュー

(新井さん談)
「今は昆虫食というのがSDGsなどの流行に乗っかっているところで、
最近になってやっと昆虫食が認識された状態です。今後は、
昆虫食っておいしいよねという認識が広まってほしいと思っています。
「なんでこれ食べるか?」って聞かれたら、美味しいから好きだって
いうのがあると思いますが、そこの”おいしい””好き”っていうのに昆虫食が
だんだんあてはまってきてほしいという願いがあります。昆虫食がその、
好きっていうカテゴリーに入っていけば、一気に広まる可能性は大きいかな
と思っています。ですからまずやはり昆虫食っておいしいよねっていう
認識を広げたりとか、体験したりすることが必要になってくるのではないか
と思います。なので、昆虫食の中でもコオロギチップやお菓子などのわりとライトなものから入っていってゆくゆくは食卓に並ぶような感じで、そうしたイベントが開かれたりしたらいいなと思います。

スーパーなんかに行くと、お総菜コーナーがあるじゃないですか。
そういったお総菜とかにゆくゆくは昆虫食が並んでいくんじゃないか、
なってほしいな、と思います。お総菜のコーナーで並ぶようになって
ようやく”皆に食べてもらえているよね”って思ってもらえるんじゃないか
と思っています。」(新井さん談ここまで)

昆虫食が寄食や罰ゲームではなく、美味しいものとして当たり前に
食卓に並ぶようになるためにも、そのデザインはとても重要な役割を
担っていると思います。次回の新井さんへのインタビューは
昆虫食、昆虫食デザインについて考えていらっしゃること
今後の展望について取り上げたいと思います。
新井さん、ありがとうございました。        yosino








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