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昨日、「資料間の整合性が取れていないと無駄に評価が下がる」という記事をアップしました。


今日はその続きとして、リファレンスミスを防ぐ具体的な方法を紹介します!


✅1.資料内の場合

まずは資料内(例えばエクセル内やスライド内)のリファレンスミスを防ぐ方法を紹介します。

今回は、売上の元データ(P2)をもとにサマリー情報(P1)を作るケースを想定しています。


1−1.関数を飛ばす

まずは仕組みで防ぐ方法です。
大抵のリファレンスミスは更新漏れ、つまり自動更新されないことが原因です。

P2の各種合計値をP1のサマリー情報に載せるときに、関数で引っ張ってきましょう。
(例えば、P1のC4セルはP2から引っ張ってきている)


「P2 元データ」シート
「P1 サマリー情報」シート

こうすることで、P2の元データの数値が変わってもP1も自動更新されるので、更新漏れを防げます。

基本的ですが確実な方法です。


1−2.リファレンスされていることを明示する

1−1は基本的なことですが、こちらは監査法人時代にやっていたことです(監査法人出身者ならやっているはず)

先ほどの資料にこんな感じで一手間加えます。

「P2 元データ」シート
「P1 サマリー情報」シート

" /P1 "は「P1へ飛ばしている」、” P2/ ”は「P2から飛んできている」という意味になります。

これにより、どこから数値が飛んできてるかがパッとわかります。
また、仮にマニュアルで数字を入力していた場合も、「これP2の数値と合わないな」とわかりやすくなります。


ここまで読んでわかった方もいると思いますが、作成するときのポイントが3つあります。

1.シートにページ番号をつける(P1,P2など)
2.大きい情報(木)をP1にして、細かい情報(森)P2,3…とする。
3.数値は細かい情報から大きい情報に飛ばす(∵細かい情報を集約したものが大きい情報だから)

これをするだけでかなりミスが減ります。
(自分で気付けるようになる)


✅2.資料間の場合

つづいて、資料間のリファレンスミスを防ぐ方法です。

エクセル内は自動連携させたけど、スライドに転記するときに更新漏れた(自動連携できない)というのもあるあるです。
大抵のリファレンスミスはここで発生します。


2−1.数値のところは見直す

これを防ぐために数値は必ず見直しましょう。

ポイントは次の2つです。

・その数値が他のスライド(またはエクセル)と整合しているか
・縦計、横計があっているか(電卓叩く)

これをするだけでほとんどのリファレンスミスは防げます。
(逆にミスのほとんどはこれ)

リファレンスされていない資料はあなたの評価を下げる」で書いたスライド内、スライド間のミスはこれの2つをチェックしていれば防げています。

文章のミス(誤字脱字など)はパッと見てわかりやすいですが、数値のミスは意識しない見落としがちなので注意しましょう。


2−2.ちなみに

1−1ではブック内の自動連携を紹介しましたが、別ブックでも自動連携することができます。


Googleスプレッドシートでも同じです。

これらに加えて1−2で書いたリファレンスの明示もセットでやると確実です。


✅3.まとめ

以上、リファレンスミスを防ぐ方法をまとめました!

今後も毎日投稿を継続しますので、よければ他の記事も見ていただけると嬉しいです!

また次の記事でお会いしましょう!



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