ヒトはリズムが整うと快適に過ごせる
本記事は、ヒトはリズムが整うと快適に過ごせるをテーマにまとめています。
本記事は、1600文字程度です。
はじめに
ヒトには、概日リズム(サーカディアンリズム)という体内時計が存在しています。
体温、心拍、ホルモン分泌などの生理現象は、周期性を持っており、概日リズムの影響を受けています。
概日リズムの周期はどのくらいなの?
ヒトの体内時計は、24時間より長い(短い人も少数)と言われています。
つまり、リズムを合わせないと徐々に生活リズムが崩れていきます。
しかし、多くの人は、リズムが崩れずに生活できていると思います。
なぜなら、光刺激が体内時計をリセットしてくれるからです。
概日リズムの影響を受ける身体の機能
・睡眠-覚醒リズム
→朝目覚めて、夜眠くなるリズム
・体温
→夕方にかけて、上昇し、朝方にかけて低下していく
・自律神経
→起床時に交感神経の活動が高くなり、夜になると副交感神経の活動が高
まる。
・ホルモン分泌
→起床時は、覚醒のホルモンが分泌して、夜は眠くなるホルモンが分泌す
る。
・代謝系
→朝食後の熱産生率が一日の中で最も高いのに対して、夕食後は低いとい
った食事誘導熱産生率の概日リズムがある。
交感神経が活発な夕方の時間帯で、体脂肪の燃焼率が盛んで、副交感神
経の活動が優位な朝型や深夜は、低くなる。
など
このように、ヒトは、概日リズムの影響により生活が成り立っています。
概日リズムは、皆同じタイプではありません。
ヒトにより、異なります。
どんな概日リズムのタイプがあるかをみていきましょう。
朝型と夜型のタイプがある
朝型人間
→覚醒のピークが午前中にきて、夜の早い時間に眠くなる。
人口のおよそ40%。
夜型人間
→眠くなるのが遅く、起きてくるのも遅い。
人口のおよそ30%。
中間
→人口のおよそ30%。
このタイプは、ほぼ遺伝により決定しています。
一般的には、社会のリズムは朝型タイプの人に合わせて作られています。
その結果、夜型の人は、慢性的な睡眠不足の状態になりやすいです。
近年は、フレックス制度もあり、夜型の人も自分のリズムに合った働き方がしやすくなっています。
自分に合った概日リズムのタイプで生活ができると快適な生活を送りやすくなります。
しかし、現代社会では、概日リズムが崩れる要因がたくさんあります。
では、それらの要因をみていきましょう。
概日リズムを崩す要因
・パソコン、タブレット
→夜間にブルーライトを浴びることで、眠れるホルモンが減少してしまう
ため、寝つきが悪くなってしまいます。
・ライフスタイル(シフト制や不規則な勤務体系など)
→夜勤などで寝る時間や起きる時間が異なるとリズムが崩れてしまいま
す。
・ストレス
→ストレスが高まると交感神経が優位になってしまい、眠りを阻害してし
まいます。
など
このように、様々な要因によって、概日リズムがズレてしまうと身体に様々な症状が現れてきます。
概日リズムが乱れると現れる症状
・眠気
・頭痛
・倦怠感
・食欲不振
などの身体的な不調
このように、身体の不調を生じさせないためにも、概日リズムを整えることは大切になります。
では、概日リズムを整える方法をみていきましょう。
概日リズムをリセットする方法
・光
・食事
・運動
などがあります。
この中でも、最も強い同調因子は、光です。
朝、太陽の光を浴びることで、24時間より長い体内時計をリセットしてくれるのです。
逆に、夜間に光を浴びてしまうとリズムが乱れるため注意が必要になります。
まとめ
・ヒトには、概日リズムと呼ばれる体内時計がある。
・身体の機能は、概日リズムの影響を受けている。
・ヒトには、朝型と夜型タイプがある。
・概日リズムを乱す要因には、パソコンやタブレットなどのブルーライトを発する機器や不規則な勤務形態がある。
・概日リズムが乱れると、眠気、頭痛、倦怠感など様々な症状が観察される。
・概日リズムを整える方法には、光がある。
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参考・引用
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