睡眠の質を高めるのに必要な運動量はどれくらいか
今回は、睡眠の質を高めるのに必要な運動量がどれくらいかをテーマにまとめていきます。
下記の文献を参考に述べていきます。
参考文献
タイトル
Increased physical activity improves sleep and mood outcomes in inactive people with insomnia: a randomized controlled trial
著者
IULIANA HARTESCU
結論
睡眠の質を高めるための最低限の運動量(身体活動量)は、週に150分です。
つまり、1日30分、週5日の中等度~強度の活動が必要になります。
また、うつ症状、不安の軽減も認められています。
具体的な文献の内容
どんな人を対象にした研究なのか?
【適応基準】
・40歳以上の男女で、不眠症
・過去6か月の間で、中等度~強度の身体活動が週60分を超えてない
・歩くことができる
【除外基準】
・日中の過度の眠気、レストレスレッグス症候群の症状がある
・認知、神経障害、精神疾患の既往がある
・著しい抑うつ症状のある
・中強度の身体活動が禁忌とされる慢性疾患のある
・シフト勤務やその他不規則な睡眠スケジュールを自ら課している
・肥満度(BMI)>35kg㎡
・過去6ヶ月間の喫煙歴、1日300mg以上のカフェイン摂取がある
・女性では、閉経前または閉経後でエストロゲン補充療法を受けている
中等度の活動とは?
今回の研究では、早歩きです。
いつ運動をするのか?
今回の研究では、いつでも、自分の好きなタイミングで運動をしています。
どの程度継続するか?
今回の研究では、6か月間継続しています。
結論
40歳以上で不眠を抱えているで、これまで運動をしていない方は、1日30分早歩きをすると睡眠の質が高まるかもしれません。
この世代の方は、忙しくてなかなか別で時間が取れない方も多いと思います。そんなときは、普段の移動で早歩きをしてみてください。
日常生活に早歩きを取り入れることで継続しやすくなります。
是非、試してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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