見出し画像

組織の中で専門職の管理職とは

テーマのリクエストをいただきありがとうございます♪( ´θ`)ノ
今回は「組織の中で専門職の管理職とは」
もう一人の方から、このテーマに絡めて
「自分以外の人物アセスメントの大切さ」
というワードもリクエストがありました
経験を振り返りながら
思い浮かぶことを書き出してみようと思います

病院は面白い組織

組織はWikipediaでは

共通の目標を有し、目標達成のために協働を行う、何らかの手段で統制された複数の人々の行為やコミュニケーションによって構成されるシステム

Wikipedia

「病院という組織の特徴」として
基礎学問が異なる国家資格をもった多くの専門職で構成する組織
協調、協力、協働できることでやり甲斐を感じるけれど
個々の専門性の主張が強く、協調、協力、協働に苦労する事も多い
「医学モデル」「生活モデル」視点の違いを相対する関係ではなく
協力し合える関係にするためにどうしたらいいだろうとか
30年も組織に属していると、理不尽を感じる経験はもちろん多い
その度に、どうすれば協働できるのか悩まされた

医師がクリニックを開業する人が増えたように
社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格を持つ職種も
フリーランスになる人も増えつつある

とはいえ圧倒的に組織に属して活躍している専門職が多い
初めは専門職としての視点で成長したいと努力する
理想通りにいかない経験を繰り返し葛藤しながら
組織に属して実践することの悩みを感じる
「矛盾」「限界」「無力感」「何のために専門職になったのか」
組織で続ける理由を考える事もある
「妥協なのか?」「出世したいのか」「経験を積みたいからか」
「広い視野で未来を見据える事ができるようになったからか」
経験を重ね成長すれば、組織の中での役職として期待されるようになる
やがては管理職として広い視野での業務遂行を求められる
「専門職としての視点」と「管理職としての視点」
言い換えれば
「専門職でありたい自分」と「管理職としての自分」
この二つのバランスに悩むようになる
自分の中でこの二つがどのように重なるのか

管理職、マネージャー、リーダーなど似ているようで
職員の中でも求めていることが違ったりするようにも思う
noteでこんな記事を見つけ面白いと思ったので
以下にリンクを貼らせていただいた

管理職として、リーダーとして両方の役割を担っている
そんな職場はとても多いと思う
専門職として学んで成長を望みながら
リーダー役を経験しながら管理職へとなると
「ビジネスモデル」の視点も必要になってくる
そんなことは専門職として学んでないよΣ('◉⌓◉’)
幸いに僕は20〜30代で経営コンサルタントの方々との交流があり
色々と学ばせてもらった
この経験は管理職になるにあたってとてもいい経験だったと思う

管理職の自覚が足りなかった反省

SWひとり職場から始まり
早い時期に役職としての役割を意識するようになり
育成に力を入れたり、開拓や変革に力を入れたり
管理職としては手探りで
とにかく能動的に新しい風を求めていた
2000年を過ぎた頃に
フィッシュ!という本をたまたま手にした
一気に読んだ
目から鱗な衝撃があった
真面目に専門職として考えすぎていた自分を感じた
管理をガチガチにすることではないと考えさせられた
遊び心が足りないと反省した
そんなことを思い出します
今は100円ほどで買えるんだなΣ('◉⌓◉’)

組織の利益も大事と思うように・・

専門職を意識しすぎて独りよがりになっていた事もあった
役職をいただき管理職としての役割を考えるようになると
組織は利益がなければ倒産する
老朽化する設備を新しく整えたり
人材を採用して給料や手当を見直してもらったり
発展的な取り組みを実践してワクワクしたり
そんな事ができなくなる

そんなことを実感する壁にぶち当たる

個々も成長し、組織も発展する事は
患者さんや利用していただく方にも
時代が変わっていっても発展的に
より良い医療やリハビリやサービス提供できる事も大事

患者さんの満足度、専門職の満足度を高めても
組織の利益にならなければ認めてもらえない
一瞬取り組めても継続できない
やがては必要とされなくなる
具体的な診療報酬の目的と条件と点数と
専門職としてできる役割と患者さんにとってのメリット
それによって月にどれくらいの利益が見込める
具体的なビシネスモデル視点も持って
専門性を活かすバランスも大事に
なってくる


専門職としての成長は続く

国家資格を取得しても不安だらけの人は多いだろう
先輩たちの継続的な育成も大事だし
SW自身の継続的な努力と向上心も大事

2018年に上記2枚のスライドを作って
パソコンやスマホで時々見ていた
失敗させないようにサポートしすぎていないか
根気強く成長を見守る覚悟があるか

そしてそんな自分は
ビジネスモデル視点に偏っていないか
今、どこに軸足があるだろう
今、特にどこをみているのだろう
俯瞰できているだろうか

職員の一人一人の特徴や個性や強みや
いろんな角度から見れているだろうか
専門職意識が高い人は、仕事をこなしている人に不満を持ちやすい
その逆も然り
組織で頑張る理由も様々
経験を積み成長したい人もいる
生活のために給料をもらうためが一番の人もいる
家庭もあれば努力や勉強にかける時間はない人もいる
みんないろんな事情を抱えながら
できる役割を担ってくれている
皆が同じようでないと不満を持つ人もいるけれど
皆が同じになるはずもない
だからそれでいいのです
違う価値観を尊重できる事を大事にできる専門職です
そんなことを思っていたことを思い出します


患者さん以外にもアセスメント

もう一つのリクエストテーマに
「自分以外の人物アセスメントの大切さ」があった
前回書いた「先輩、新人、それぞれの思い」
ここにも少し書かせていただいたけれど
SWが学ぶ知識や技術は患者さんや障害を持ったかたなど
支援を求めている人だけに使えるものではない
「医師など他の職種」「同じ部署のSW」「経営の立場」
「行政や事業所などの関係者」「一般の方」
しっかりアセスメントできないと協働できないものです

「専門職としてしっかり主張して理解を求めている」けれど
「相手を尊重して意見に耳を傾ける態度でいるか」が足りない
そんな場面にはよく遭遇します
「ちゃんと報告した」「ちゃんと伝えた」「ちゃんと教えた」
ちゃんとできていないことをどう気づかせるか
注意してすぐに指導する場合もあるかもしれない
自分で気づいてもらおうとすると時間がかかるかもしれない

経営者からは利益優先を求められる
医師から医学的な判断で期限を求められる
そんなことも当然であるけれど
穏やかに求められる場合もあれば
かなりの圧を感じる場合もある
感情的に受け止めて焦ってしまう場面もよくある
学んだ知識と技術を活かそう
アセスメントしていればこそ対策も考えられる


視野も広くもつ

・患者さんや職員や関係者など個別化してよく見る視点
・自分の内面や人から見た自分など俯瞰できる視点
・部署の人材や業務のバランスをみる視点
・各養成校や学生さんの傾向など人材への視点
・組織のビジョンや他の部署との協力関係のバランスをみる視点
・地域との関係や地域の中での組織の役割をみる視点
・都道府県や日本が目指す医療や障害福祉をみる視点
・社会全体が医療や福祉に与える影響をみる視点
・職能団体が目指している資格の将来性をみる視点
・世界の医療や福祉やソーシャルワークの動きをみる視点
・過去から学び、現状の全体像をみる視点
・半年後、1年後、3年後、5年後、10年後をみる視点

こんなことをよく考えていたなぁ
これだけ気にしすぎると疲れちゃうからね
ほどほどに時々チェックして
人、物、社会、世界、世の中の動き、未来
全体像と将来像の地図を描くことを楽しむ

描き方は自由にその時に気になったことを書き込んで
そんなこともやってたっけな_φ( ̄ー ̄ )
例えばこんな感じだったり↓


葛藤できるから探求できる

管理職も悩むことが増えるのです
散々悩まされました@(・●・)@
ヒントが欲しくて相談したり
フィッシュのように本に刺激を受けたり
葛藤できる力を鍛えられました
情報に偏りがないか、適切にアセスメントできているか
プランの見直しが必要か、実践のタイミングは・・
などなど
ポジティブにやっていかなければ
ネガティブになっている暇はない
そんな風に思っている時に読んで刺激を受けた本
ネガティブケイパビリティ

退職した後にも読んで刺激を受けた本
わかりあえないを超える

管理職だって悩むし
退職したって人生に悩むけど
こうして人の言葉に刺激を受けました
未熟さを再認識したり
気づいて成長できることを楽しめたり
人に悩まされるけど人に助けられて
有難いと感謝して葛藤しましょう♪( ´▽`)

noteの続きがまだあった↓ϵ( 'Θ' )϶↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?