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先輩、新人、それぞれの思い

 最近、個々から出てくる言葉や、新人からの言葉とリンクすることが多くて、腑に落ちます。こうやって可視化して客観的に整理してみると、個々の言ってること、新人の子の不安もよく理解できると思いました。
 バイザーとして考えさせることをしたい先輩と、もっとマニュアルや地図が欲しい新人の子の悩みも理解できるような・・

コメントより

SWの経験を振り返るnoteを初めて書いた時に頂いたコメントです
先輩の思い、新人さんの思い、どちらも経験したけど
僕の新人の頃の経験と思いは、参考にならないかな・・( ・∇・)
そんなこともないか?
そう思いながら、可視化してみよう♪( ´θ`)ノ

先輩、新人の気持ちを想像して・・

経験値の違い、役割の違い、立場の違い
個性の違い、価値観の違い、能力の違い
ひとりひとりが違うことは知っている
けれども仕事なのだから
同じようにできるようになってほしい
同じように頑張ってほしい
できないなら人より努力してほしい
と「欲しい」が強くなっていく

求められる立場も
怒らずにわかってほしい
わかりやすく教えてほしい
出来るところは認めてほしい
出来ないところも認めて欲しい
不安なく安心させて欲しい
と「欲しい」が強くなっていく
そんなことなかっただろうか

先輩も新人も個性がある

先輩はできる人でなければならない
と言う人もいるかもしれない
僕はそんなことはないと思う
僕は出来ていないこともたくさんあったけど
先輩になり、指導者になり、管理職になった
苦手なことも、出来てないことも、反省することも
ずーーーーーっとあった
( ✌︎'ω')✌︎
後輩にも、お互いに成長だよと話すことは多かったと思う

先輩や新人の共通する傾向はあると思うけれど
先輩ってこうだ、新人ってこうだ、ではなく
〇〇さんはどうだろう、〇〇くんはどうだろう
先輩も新人もみんな個性がある
要領が良かったり、不器用だったり
それぞれのやる気スイッチも違う

いろんな考えの人がいて当たり前

だけれども適性はあると思う
その適性の基準は、人によって違うかもしれない
「自分は向いていないのではと悩む人は向いていると思う」
そんなことを僕はよく伝えていたと思う
それは、だた悩むのではなく
自分や相手や出来事を振り返ろうとできる人だから
当然、違う意見があって当たり前

困っていそうな新人さんに声をかけた時に
こんな言葉を聞いたことがある

「先輩から経験談をされても先輩の話だからよくわからない」
「困っていることについて教えてくれないと、わからないし効率悪い」

先輩の体験談から参考になることはあんまりない
先輩の話が始まると
「また始まった・・と聞いてるふりして聞いていない」
「先輩の伝えようとする雰囲気を感じるとシャッターが閉まる」
と話してくれるのですΣ('◉⌓◉’)

先輩にも聞いてみると
「うなづいたり返事はあるけど、伝わっていない」と
先輩も気づいています
どうやったら伝わるだろうと一生懸命に考えています

何故こんなことが起こるのだろうか
「先輩の体験談は参考にならない、効率が悪い」
そんな感覚をもつ人がいるんだな・・・
話せるように雰囲気はつくったものの
それを上司に話せてしまうんだな・・・

長い話はウザイ

メールの長文は読みたくない
LINEの長い文章には引いてしまう
そんな若者の言葉はよく耳にすることだと思う
先輩の経験談からヒントを掴んでほしいと言う思いも虚しく
話が長いのはウザイと思っている人もいる

僕は、指導してくれる先輩がいて
経験を話してくれるのは有難いと思っていた

30年前の僕が新人の時は
初めてのSWだから先輩もいなければ
部屋も席も書類も必要なものは何一つない
当然、認知もされていない
考えて行動して生み出すしかなかった
そんな話は化石なのだと思う

今の若者は・・と口にしやすいけれど
思い返してみれば
学生の頃、全体朝礼での校長先生の話に“長いなー”
社会人になってからも、行事の開会ご挨拶に“長いなー”
僕も心当たりはある
僕の周りにいた同級生も年上の方々も
あからさまにため息つく人は多かったよな・・(๑╹ω╹๑ )
長い話にウザイとなりやすいのは
若者だけではない
のだと思う

でも、仕事でしょ?

テストの点数は取れてしまうけれど
適性は国家試験の問題にはない
パソコンや病気だけみて人をみれないお医者さんがいる
と言う話もよく聞くように
いろんな個性や優れているところ、苦手なところをもった人が
資格をとり仕事についていくんだからね・・

新人の頃にマニュアルが欲しいのもわかる
色々と丁寧に教えて欲しいと思う
僕も今の社会環境で育っていたらそう思っただろう

それにしても、先輩が関わってくれて
ヒントを掴めるよう話してくれる環境でも
効率悪いとか、自分に合わせて教えて欲しいとか
そんな価値観も否定はできないけれど
人間関係を大事する仕事を選ぶ時代なのか?
と当時は不思議でなりませんでした

どう工夫すれば伝わりやすいのか

わからない(*゚▽゚*)
正解はない!という分かったような
よく分からない返事で逃げるしかないd( ̄  ̄)

社会も生活もある意味豊かになり
効率的でもあり多種多様な社会へと変化している
価値観も考え方も変わっていくのは当然
同じ時代に生きて一緒に働いていても
育った環境、受けてきた教育方針は少しずつ変化している
30年前と今を比較すれば大きく変化しているとわかるけれど
少しずつ非常識が常識になり、少数派が多数になって
問題視されながら受け入れていく社会になっている
そうした変化の中で
自分たちは変化できているのだろうか

SWは、個別化、受容、傾聴など、バイステックや技法を学ぶ
その意味は深いと思う
支援を必要とする対象の方に使う知識や技術で
一緒に働くスタッフに対しては使わない人が多いのでは?
と思うこともよくあったかな・・
「支援」と「教育・指導」の違いはあるけれど
関わる人には活用できる大事な知識と技術だと思う

note「経験を誠実に伝えよう」にも書いた
「何を感じ」②「何を思う」
「どう考え」④「どう行動するか」
①→②に向き合いキャッチボールし
何をアウトプットさせるか
そこにヒントはあるように思う


新人さんにとって
お手本になる先輩たちがいること
参考にしたいところは吸収できるように
参考にしない方がいいところがあるかもしれない
それも教わっていることの一つ
あなたがどんなSWになりたいか
どんな成長をしたいか
先輩に言葉で伝えていくことも大事

先輩にとって
吸収力の早い新人も、手のかかる新人さんも
大事な仲間となっていく
教えることで先輩たちも成長させてもらっている
そのことは忘れないように

新人さんと先輩がお互いの成長したいボール
どんなキャッチボールをしていくのか
どのように受け止めてどのように努力していくか
活かすも殺すも自分次第でもある

最後まで読んでいただいてありがとうございます
よろしければ、ご感想やご意見などコメントいただけると嬉しいです


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