Yoshio

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こんにちは。私のページをご覧いただきありがとうございます。映画ライターを目指しています。なので映画ライターになります!! お力をお貸しください!!アート・文学・旅行も大好きです。文章を書いたり読んだりすることが好きです。

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母の目に映るバスキア

まくらnote2日目です。 まだ使い方がよくわかっていません。 でも、すごく心地いい。だって、誰にも指図されないし、誰にも叩かれないし、怒られないし。 noteでは現実の知り合いとは誰ともつながっていません。 そもそもつながる気もないのです。SNSって、つながる(つなげられる=つなげさせられる)ツールとして意識すると、その途端に疲れるツールになってしまうので。 noteは「疲れない」ツールとして、自由に発信していこうと思っています。 でも、SNSはともかくとして、

    • 【レフンvs小津=冗長の美学】

      ニコラス・ウィンディング・レフン監督「ドライヴ」(2011年)元来、現実世界の人間って、必要以上に誰かとずっと会話したりなんかしないし、 日本の民放のドラマみたいに、不自然にテンポのいい「掛け合い」みたいな会話なんか、なおさらしないわけです。 当たり前だけど、一日のうち、人はしゃべってる時間より、沈黙してる時間の方がはるかに長い。 じゃ、沈黙してる時、人は何を考え、どんな表情をし、それが他人からはどう見えてるのか、ってことを、この映画では再確認させてくれるわけです。

      • グザヴィエ・ドラン監督「わたしはロランス」

        この映画でモチーフになったと思われる画家・絵画の一覧です。  マネ  モネ      ドガ     マティス ルノワール ユトリロ       バルテュス      ピカソ   ゴッホ   ロートレック   マグリット     デ・キリコ

        • ホアキン・フェニックス・ベスト10

          昨2019年は、DVD・ネット配信・劇場合わせ、映画を200本見ました。 その中で、ダントツでベスト1だったのは「ジョーカー」でした。 映画館で2回見ました。 予告だけなら、ネットで数十回は見てると思います。 主役のホアキン・フェニックスの演技に圧倒されまくりでした。 昔から彼の出演作は見てきましたが、この映画での彼の演技は、キャリア・ハイだと思いました。 でも「ほんとにキャリア・ハイかな」と思い、彼の出演作、全34本中33本を見ました(1987年の「ラスキーズ」

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        母の目に映るバスキア

          【オスカー総括!!】

          アカデミー賞、今年の予想的中率は、全24部門中17部門で7割超えでした。   それにしても、自分である程度予想しておきながら、実際「パラサイト」が作品賞まで取っちゃうと、さすがに驚きましたね。   これで今後、英語以外の言語の映画が作品賞を受賞することが続くようになるかもしれません。まさに壁を破る一点突破の役をパラサイトは果たしたわけです。   というか、外国語の作品が作品賞を獲る可能性が低いから、わざわざ「外国語映画賞(今年から国際長編映画賞)」という枠を作ったのに、もうこ

          【オスカー総括!!】

          第92回アカデミー賞全部門受賞予想!!

          1.作品賞『パラサイト 半地下の家族』 2.監督賞ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』 3.主演男優賞ホアキン・フェニックス『ジョーカー』 4.主演女優賞レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』 5.助演男優賞ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 6.助演女優賞ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』 7.脚色賞スティーヴン・ザイリアン『アイリッシュマン』 8.脚本賞ポン・ジュノ、ハン・ジンウォン『パラサイト 半地下の家族』

          第92回アカデミー賞全部門受賞予想!!

          オスカー作品賞考察

          まもなくアカデミー賞授賞式です。 当然、映画オタクとしてはここ1か月くらいずーーーっと受賞予想してます。いろんな映画評論家の予想見たり聞いたり、YouTuberたちの予想動画とか見まくってるんですが、作品賞の予想がですね、考えれば考えるほど、わからん!w 【作品賞ノミネート】 「フォードvsフェラーリ」 「アイリッシュマン」 「ジョジョ・ラビット」 「ジョーカー」 「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」 「マリッジ・ストーリー」 「1917 命をかけた伝令」

          オスカー作品賞考察

          ★アカデミー賞ノミネート発表!!

          OSCAR NOMINATIONS 2020 ■作品賞:BEST PICTURE①「フォードvsフェラーリ」/ FORD V FERRARI ②「アイリッシュマン」 / THE IRISHMAN ③「ジョジョ・ラビット」/ JOJO RABBIT ④「ジョーカー」/ JOKER ⑤「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」/ LITTLE WOMEN ⑥「マリッジ・ストーリー」/ MARRIAGE STORY ⑦「1917 命をかけた伝令」/ 1917

          ★アカデミー賞ノミネート発表!!

          ゴールデングローブ賞結果でたー

          ゴールデングローブ賞(Golden Globe Awards) Golden Globe Winners 2020 【映画部門】■作品賞(ドラマ部門) Best Motion Picture - Drama 「1917 命をかけた伝令」 ■主演女優賞(ドラマ部門) Best Performance by an Actress in a Motion Picture - Drama レネー・ゼルヴィガー「ジュディ 虹の彼方に」 Renee Zellweger「Judy」 ■

          ゴールデングローブ賞結果でたー

          『容疑者、ホアキン・フェニックス』レビュー

          ーホアキン・フェニックスのフィルモグラフィーの中では、異質な作品ですね?異質というより、おふざけ系の珍品といったほうがいいでしょう。この作品は2010年製作ですからホアキンが36歳時です。キャリア的にもいよいよこれから、という時です。 彼のフィルモグラフィーの時系列でみると、本作が製作されたのはオスカーで初の主演候補になった『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』から5年後。 また、本作の直前に出たのが、何度もコンビを組んできたジェームズ・グレイ監督の『トゥー・ラバーズ』。

          『容疑者、ホアキン・フェニックス』レビュー

          ネットで話題になってること話すと「ネットとか見てんだーーネットとか信用しない方がいいよーーまぁ俺はネット見ないんだけどねーー」とかすぐ言ってくる人、「いろいろ思考停止してて恥ずかしいですよ」って心の中でさとしてあげてる。

          ネットで話題になってること話すと「ネットとか見てんだーーネットとか信用しない方がいいよーーまぁ俺はネット見ないんだけどねーー」とかすぐ言ってくる人、「いろいろ思考停止してて恥ずかしいですよ」って心の中でさとしてあげてる。

          「スタスキー&ハッチ」レビュー

          Q.2004年公開、トッド・フィリップス監督34歳時、長編5作目に当たります。 A.格段にテンポがよくなっていますね。それまでの「ロード・トリップ」や「 アダルト♂スクール」とは違い、下品な描写もなく、刑事アクションとしてよくまとまっています。 Q.ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、主役二人については。 A.日本ではどちらかというとベン・スティラーのほうが知名度があるかと思いますが、私はオーウェン・ウィルソンの良さもとてもよく出ていると思います。軽やかさを出しつつも

          「スタスキー&ハッチ」レビュー

          女子力の高いダークヒーロー

          シドニー・ルメット監督「狼たちの午後」 1975年作。アル・パチーノ主演作の中でもベスト1に挙げる人も多い本作。私もかなり久しぶりに再見しましたが、ベスト1かどうかはともかくとして、若き日のキレッキレのパチーノにまた会えて嬉しかったです。 ソニー&サル!ソニー(アル・パチーノ)とサル(ジョン・カザール)ともう一人の男の3人が銀行強盗するため押し入り、押し入ったはいいものの、いろいろトラブってすぐ引き上げられなくなります。なんせ3人目の男がチキっちゃってすぐ銀行から逃げてし

          女子力の高いダークヒーロー

          「ただ見る」ことの怖さ

          緒方貴臣監督「子宮に沈める」を見ました。 最近、こういう重い映画ばかり見ているような気がします。もともとこの種の、重くて、気が滅入ってしまう映画を見て、様々な事象について考えに耽ることが好きな性分なのだから仕方がないですね。 さて、本作は「シングルマザーの貧困、児童虐待、ネグレクト」がテーマです。実際にあった事件が元になっていますので、この種の問題に関心のある人以外は見ない方がいいです、トラウマになります。 この映画は一言で言うと 「ある家庭と子供2人が悲劇に陥ってい

          「ただ見る」ことの怖さ

          ジョーカーになり切れなかったアーサーたち

          【ネタバレあり】 和製ジョーカー橋口亮輔監督の「恋人たち」を見た。 この映画も、某映画評論家が「ジョーカーと映画の骨格が似ている」と言っていたからだ。 骨格というのは「社会的弱者が社会の不条理に追い詰められていく」という構図のこと。 その評論家は同類の作品として大森立嗣監督の「ぼっちゃん」も挙げていたが、私は「恋人たち」のほうが遥かにジョーカーと本質を共有していると思った。 橋口監督との出会い橋口監督というと、私が20歳前後の若かりし頃に見た「二十才の微熱」と「渚の

          ジョーカーになり切れなかったアーサーたち

          今日も電車内で、若いお母さんが小さな子供を、そこそこ大きな声で叱り続けている。子供は泣きそう。 「大丈夫だよ。お母さんはちょっといま機嫌が悪いけど、君の味方であることに変わりはないよ。そして僕ももちろん味方だよ」 と子供に話しかけてもいいよ券を発行してほしい。

          今日も電車内で、若いお母さんが小さな子供を、そこそこ大きな声で叱り続けている。子供は泣きそう。 「大丈夫だよ。お母さんはちょっといま機嫌が悪いけど、君の味方であることに変わりはないよ。そして僕ももちろん味方だよ」 と子供に話しかけてもいいよ券を発行してほしい。