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駆け出しエンジニアが考える未来予想図

こんばんは、ヨシモトです。

新しい会社ではまだ研修期間中なのですが、たまに座学があったりします。
座学といっても情報共有の場であったり色々ですが、今日はそこで学んだことを元にお話できればと思います。

VR・自動運転・ドローン・3Dプリンタ・自動運転・ブロックチェーン・5G・MR・ロボット・AI・IoT・クラウド

近年よく耳にする先端技術ですが、今後私たちの未来はどのように変化していくいのでしょうか?

少し歴史を日本目線で振り返ってみましょう。


1940年代(コンピューターの登場)

この頃に電子コンピューターが登場しました。当時のコンピューターは計算をすることがメインで、今ほど色々な処理はできませんでした。
暗号化もしくは暗号解読や原子力爆弾の開発など、軍事利用するために開発され発展してきた技術でした。当時のコンピューターはハードウェア(コンピューター本体)とソフトウェア(プログラム)が一体化しており、プログラムを書き換える度にハードウェアの電子回路も繋ぎ換える必要があり、使い勝手の悪い物だったそうです。

この非効率さを改善させたのがノイマンアランチューリングで、ハードウェアとソフトウェアを分離することに成功しました。ハードウェアにソフトウェアをインストールすることでコンピュータが動作するこのモデルのコンピューターを「ノイマン型コンピューター」と呼び、今現在利用しているPCもノイマン型コンピュータです。

1950年代(プログラムの基礎理論ができる)

ノイマン型コンピュータは汎用コンピュータとも呼ばれ軍事利用から民間企業にも徐々に普及していきます。
この頃に「プログラムの基礎理論」が確立され第一次AIブームが訪れます。この頃の基礎理論は現在利用しているIT技術の基礎となっており、今も利用されています。また、AI技術に関しては当時のコンピューターの性能では演算処理が追いつかず、研究半ばで破綻してしまうのですが、AI技術の考えも実はこの頃からあったそうです。
当時のAIは人間がAIとコミュニケーションを取った時に、AIだと気付かなくなった時、AI時術は確立されたと考えられていました。最近ではチャットボットがあり、コンピューターとコミュニケーションを取る機会はありますが、まだまだ機械的な返答です。コンピューターの性能がかなりパワーアップした現在、再びAIブームになりました。時代が技術に追いついた感じですね。

1960年代(OSとコンピューター言語の発展)

この頃により優れたOSUNIX*)が登場し、コンパイラ言語COBOL)が登場します。この頃の言語はマシン語(2進数)に近く人間が理解するにはまだまだ難しい言語でした。
また、この頃にインターネットが登場しました。当時はアメリカが軍事利用で開発したもので、軍と大学、政府をネットワークで繋ぎ連絡を取り合うために使用されていました。
*UNIXは現在利用されているWindowsやIOSなどの基となるOSです。

1970年代(コンピューターの性能が上がり、分散処理・仮想化技術が生まれる)

CPU(中央演算処理装置)とメモリ(記憶装置)が分かれるようになり、コンピューターの性能と共に小型化が進みます。そしてC言語(コンパイラ言語)が登場します。またC言語はJavaの基となる言語で、より英語に近い言葉でコンピュータ言語を扱える様になります。この技術のおかげでさらに研究が進みます。
そしてこの頃に分散処理技術仮想化技術(クラウドの基となる技術)が生まれます。

1980年代(第一次パソコンブーム)

OSの発展により、いよいよ民間にもコンピューターが普及し始めます。
第一次パソコンブーム到来です。そして同時期にファミコンブームも訪れます。
当時のパソコンやファミコンの値段は高く、ゲームをしたくても買えなかった人が雑誌を購入し、自分でコードを書きゲームを自作して遊んでいたそうです。
ゲームをしたいという遊び心がパソコンの普及を後押しします。

1990年代(第二次パソコンブーム)

WWW(World Wide Web)やHTML(HyperText Markup Language)といった技術の登場に伴い、民間にもインターネットが普及していきます。この頃に登場したOS(LinuxやWindows95)がGUI(Graphical User Interface)を搭載することでより使いやすくなり、パソコンが急速に一般家庭に普及し始めます。
この頃のインターネットはLANケーブルではなくまだ電話回線を利用していましたが、同時期に2G携帯が登場することで、家庭用固定電話の需要が少し減り、このことがインターネット普及を後押しします。

2000年代(インターネットの拡大、Webシステムの発展)

この頃になるとGoogleやAmazonといった今では誰でも知っている最大手IT企業が出てきます。そしてこの頃にブロードバンドが生まれADSLや光回線が普及し、さらにインターネットが世界中に繋がるようになりました。Webシステムが発展し、オープンソースが生まれました。

2010年代(スマートフォンとクラウドの登場)

分散処理仮想化技術グリッドコンピューティングという技術を使い、クラウド技術が誕生します。グリットコンピューティングで複数のパソコンを繋ぎ仮想化して1台の高性能なパソコンとして存在させます。その仮想化(ソフトウェア上でハードウェアを存在させる技術)したパソコン上でアプリケーションを動作させ、分散して処理を行うことで、複数の処理を高速で行うことができるようになりました。この技術の凄いところはハードウェアとソフトウェアを”分離”させたことです。一部のハードウェアが壊れても、その他の連結しているハードウェアで処理を行い、ソフトウェアは稼働し続けることができる(大きな被害が出ない)ことです。1台のパソコンが壊れたら壊れたパソコンを交換したら解決で、容量を増やしたければ繋ぐパソコンの台数を増やせば解決することができます。個別にデータセンタなどでサーバー等を所持すると維持費(高額)がかかる上、機械トラブルに弱いといったデメリットがありますが、クラウドを利用するとでこの全てを解決することができる様になりました。
この技術で有名なのがAWS(Amazon Web Servise)です。Amazonは2000年代当初、ECサイトとして発展してきましたが、その頃からこの技術の開発を行ってきました。自社で巨大なクラウドを開発・使用して、空いた領域をサービスとして提供しビジネスに発展しました。

そして現在に続きます。

まとめると、

・1940年代、コンピューターが登場し、軍事利用目的で研究開発されてきた。
・1950年代、プログラムの基礎理論が出来上がり、この頃にAI技術の研究も行われていた。
・1960年代、性能のいいOSと使いやすいコンパイラ言語が登場する。
・1970年代、コンピューターの性能がUPし、分散処理と仮想化技術が登場する。
・1980年代、民間にコンピューターが普及し、ファミコンの登場によってプログラミングも注目を浴び始める。
・1990年代、WWWやHTMLの登場によってインターネットの普及を後押しする。
・2000年代、インターネットが拡大しWebシステムが発展する。
・2010年代、クラウド技術が拡大しスマートフォンが登場。


ITの基礎技術が整いインターネットで世界中が繋がり、オープンソースのおかげで劇的に研究が進み、最新技術を無料で利用できる様になり、スマートフォンの普及によって小型のパソコンを個人が一つ持ち歩く時代となりました。そしてSNSの利用によってより多くの情報のやりとりが行われる様になりました。
そしてインターネットやクラウドサービスを利用することによって、大量のデータがインターネット上に蓄積していきます。
ネット上に存在する膨大なデータ(ビッグデータ)を分析(マーケティング)するために人力では非効率なので、AI技術が利用される様になってきました。
さらにデータを集約する為に、物をインターネットに繋ぐIoTが生まれました。医療を目的としてですが、次は生き物をインターネットに繋ぐIoB(nternet of Bodies)が誕生しようとしています。
より多くのデータを集めるために、”物”の次は”視覚”VRAR)、”聴覚”スマートスピーカー)に訴える技術が次々に登場しています。各分野でより顧客を獲得した企業がこの先の世界を取っていくのでしょう。

ビジネスの観点から見ると戦略的で少し怖さを感じますが、
要はより”効率的”により”快適”に暮らせる社会スマートシティ)に向かっているわけです。
スマートシティに関する情報は総務省などからも発表されています。

直近の変化でいうと、5Gの導入です。
5Gが導入され通信速度が著しく改善されると、さらに容量の大きな通信が行われれるようになります。そうするとより高度な処理が必要になってきます。
分散処理技術をさらに応用し、どこまでの処理を端末側で行い、どこからサーバー側で行うのかが重要になってくるのでしょう。

今後新たな画期的な技術が生まれて来るというよりは、
「今ある技術をいかにして応用することで新たなサービスを生み出すか」になってくると思います。現にクラウド技術は分散処理技術と仮想化技術、グリッドコンピューティング技術の掛け合わせで生まれました。

例えば、AI×ビッグテータ×犯罪
AIによるデータ分析で、犯罪の多い地域を特定しさらに共通項目などを洗い出すと、犯罪を犯しそうな人を事前に特定できるかもしれません。
現にAIによる分析で犯罪の多い地域を特定し、警察がパトロールすることで犯罪件数が減ったという話もあるそうです。

インターネット上の個人アカウントを分析し、現実の個人を特定し、危険な思想を持った人を取り締まる事もできるかもしれません。
いじめ問題の抑止力となる技術が生まれるかもしれません。

想像は無限です。

新しい技術が登場し仕事が効率化されるに伴って、一部の仕事はITに置き換わるかもしれませんが、その他の部分で新たなビジネスが生まれてくるでしょう。
そして今後はより人間的な仕事が重要になってくると思います。

・どの様に物事を捉え考えるか(ロジカルシンキング)
・どの様に今ある技術を利用し応用していくか
・そしてそれらを使ってどう考え行動するか(判断能力)

皆さんはどの様な未来を思い描きますか?



今日はここまでです。

もし参考になれば”スキ”をお願いします。

引き続き宜しくお願い致します。


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