15にまつわるエトセトラ Part2
今回のnote記事も前回に続き、「15」にまつわる話題を紹介したい。
#15事典 36【ホモ・サピエンスの台頭】
僕たちは現存する唯一の人類「ホモ・サピエンス」だ。そのホモ・サピエンスが世界規模に広がり始めたのはおおよそ15万年前だと考えられてる。今やホモ・サピエンスは地球において、多方面で強い影響を与えている。環境問題や乱獲などがその例だ。身近な例でも、アスファルトで覆われた地面や多くの建物が林立する風景を見るとハッとすることがある。
数年前に『サピエンス全史』という本が話題になった(読むのに苦労した覚えがある)。当該書では「虚構」を共有することによるホモ・サピエンスの台頭が描かれている。なるほどな、と思った。
ホモ・サピエンスはこれからどこに向かっていくのだろうか。
#15事典 40【組織加重係数】
次は組織加重係数の話。組織加重係数とは、放射線に被ばくしたときに、それぞれの臓器はどのくらい影響を受けるのかを表した指標だ。2011年の「3.11」で、日本でも放射線や被ばくに関する意識がぐんと上がったと思う(今はどうか分からないが)。
来月には「3.11」から11年が経過する。この11年で何が変わったのだろうか。何が変わらなかったのだろうか。自分自身にも問いかけたいと思う今日この頃だ。
#15事典 42【フードロス】
「15」を「いちご」に結び付けながら、インターネット検索したら「とちぎ食べきり15(いちご)運動」を見つけ(ちなみに僕は栃木県出身)。重要な問題に関する運動だったので、取り上げた。
食品ロス(フードロス)とは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことを指す。世の中には予想を超える食品ロスが出てしまっているようだ。自分の食生活でも食品ロスを極力なくしたいものだ。
食品ロス(フードロス)については、ACジャパンのCMでも良く見かけた。
#15事典 52【中性子の寿命】
続いて原子核の話。原子核を構成する中性子は単独では不安定で、15分ほどで崩壊してしまう。この不安定性は質量に関係している。
中性子の質量は、陽子の質量+電子の質量+反電子ニュートリノの質量(ただしニュートリノ質量はとても小さいので、ここではほぼ0みなして構わない)よりも大きい(重い)。より軽くなるために、単独の中性子は別の粒子たちに崩壊するのだ。
中性子よりも陽子+電子が軽い、という性質は水素原子が安定に存在する理由でもある。もし、陽子+電子が中性子よりも重い場合は、より軽くなるために、全ての水素原子(陽子+電子)が中性子へと姿を変えてしまう。
#15事典 55【地球のプレート枚数】
次は地球を覆う15枚のプレートの話。プレートはゆっくりと動いており、衝突し合ったり、離れたり、はたまたすれ違い合ったりしている。それらのプレート運動により、地震や火山活動が引き起こされる。この考えは「プレートテクトニクス」と呼ばれている。
プレートテクトニクスの考えに立脚すると、日本が地震・火山大国なのは、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレートの境界上に位置しているためだと理解できる。
#15事典 61【足尾銅山の始まり】
ネットサーフィンをしていたところ、足尾銅山の開始が慶長“15”年だと知ったので取り上げた。現代から見れば、足尾銅山と言ったら、足尾鉱毒事件、つまりは公害問題の文脈で取り上げられることがほとんどだ。
写真は学生のときに足尾銅山を訪れたときのもの。足尾の山々を散策すると、精錬所跡や人々の生活の跡を見ることができる。
足尾鉱毒事件では、廃村に追い込まれた谷中村や、抗議活動に命をかけた田中正造が有名だ。谷中村や田中正造について、より深く学ぶために、2019年の年末に旧谷中村跡(栃木県栃木市)、2020年の秋に田中正造記念館(群馬県館林市)に足を運んだ。以下はその訪問後のTweetだ。
今回はここまで。「15」紹介は次回へと続く。
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