元素周期表は陽子の数が少ない順に並んでいる
スイヘー、リーベー、ボクノフネ…。1番が水素(H)、2番がヘリウム(He)、3番がリチウム(Li)…といった具合に、周期表に並ぶ元素には“順番”がある。この順番はどのように決められているのか?
元素の順番は原子番号と呼ばれる。元素とは原子の種類なので、納得の名称だ。原子番号はいわば、元素の背番号と言えるだろう。「1番は水素」「2番はヘリウム」と決まっているのだ。
この原子番号の正体は、陽子の数だ。陽子とは、原子の中心にある原子核の構成要素の一つだ。原子核は陽子と中性子の集合体だ。つまり「陽子を1個持つ原子核を中心に据えた原子が水素」となる。
ヘリウム(He)の原子核には陽子が2個含まれる。2016年11月に、周期表に追加された日本初の新元素・ニホニウム(Nh)の原子核には陽子が113個含まれている。
ニホニウムについては、113番元素特設ページを参照してほしい。
また、拙サイトにも関係情報をまとめてある。
このように、元素は陽子の数(原子番号)で区別される。元素周期表にまとめられた元素(原子の種類)は、1個の陽子を持つ原子(=水素 H)から、118個の陽子を持つ原子(=オガネソン Og)まで、陽子の数(原子番号)が少ない順に並んでいる。
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