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心が楽になるコラム

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心理カウンセリングの考え方を使った心が楽になる方法をお伝えしています。
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#心理カウンセラー

誰かの一言に深く傷つかなくなる魔法の言葉

誰かに怒られたり否定されたりしたときに、深く傷つかなくなる魔法の言葉があります。 それは、「あなたはそう思うんですね」です。 人は誰かに言われた一言を世の中の総意と感じてしまうことがあります。 特に自分にとって影響力のある親や親友、恋人、直属の上司などの一言に対して「みんなもそう思っているんだ」と捉えてしまうものです。 誰だって世の中の人全員から否定されて怒られた気分になると深く傷きますよね。 でも「あなたはそう思うんですね」と言ってみるだけで、傷つく一言はたった一

嫉妬の正体

人は本当はしたいことや本当はできることを目の前で他人がやっていると、嫉妬心が出てくるものです。 それは「ずるい」「羨ましい」という気持ちの根っこには「わたしだってできるのに!」という確信と、「わたしだってやりたいのに!」という希望が隠されているからなんです。 誰かに嫉妬したときは自分の本音に気付けるチャンスが来たと思ってみてください。 本当はできること、本当はやりたいことを自分にさせてあげることで、人生はもっと充実していきます。 ただ本当はしたいことが分かったとしても

つらい・しんどい・悲しい気持ちは感じ切る

つらい、苦しい、悲しい…そんな気持ちをいますぐなくそうとするのは一旦やめてみてください。 ネガティブな気持ちでいっぱいな時は、「いつまでも元気じゃない自分でいちゃダメ」とか、「周りに心配をかけてはいけない」と思うかもしれません。 でも少しだけ踏ん張って、感情を感じ切ってほしいんです。 「つらいなぁ」 「しんどいなぁ」 「かなしいなぁ」 こんな風にちゃんと言葉に出していきます。 泣いてもいいし取り乱してもいいので表情や態度にも出していきます。 苦行になると思いま

夫婦喧嘩が減ったのは『買い物上手の奥様』を諦めたから

私は買い物が苦手です。 特に卵とお米の買うのがめちゃくちゃ苦手です。 品質と値段と消費スピードを考慮して買わないといけない卵とお米は、考えている間に頭がキャパオーバーになってしまいます。 何度卵売り場の前でフリーズしたことか。 そんな私とは正反対のしっかり者の夫は、瞬時に色々考えを巡らせてパパッと商品を選んでいきます。 しかも何曜日にどこのお店で何がお得か把握している強者です。なんで細部まで把握できるのか不思議。 結婚当初から夫に買い物を任せればうまくいくことは分

起業して分かった。やりたいこととやりたくないことの見分け方

自分らしく楽しく生きていくためにやりたくないことを辞めて、やりたいことをやろうとお伝えしてきました。 でも「やりたくないことを辞めて、やりたいことをやろう!」と言われても、真面目で一生懸命な人ほどやらなきゃいけないことや、やった方がいいことに意識が向いて結局何がやりたいことなのか、何がやりたくないことなのか判断するのが難しいと思います。 何を隠そう。私も何がやりたいことなのか、何がやりたくないことなのか分からなくなった一人です。 特に起業当初はやりたいこと迷子でした。

メンタルが不安定な自分も受け入れていける方法

ひどく落ち込んだり、ヒステリックに怒ったりする自分を変えようとしていませんか? 周りの人から嫌われないようにするために、社会で普通に生きていくために、頑張って気持ちをコントロールして常にメンタルを安定していようとしていませんか? その行動、実は逆効果なんです。 この世界で生きやすくなるために本当に必要なことは、メンタルが不安定な自分を否定せずに認めていくことだからです。 心が不安定になる度に自分を否定して責めていると、自分自身に対して常に「ちゃんとした人になるべきだ」

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「15」聞かないと「10」理解できない女の長所

みなさんは人の話をどの段階で理解できる人ですか? 「1」だけ聞いて「10」理解できる人ですか? 「3」くらい聞いて「10」理解できる人ですか? 「10」全部聞いて「10」理解できる人ですか? 私はですね、「15」聞かないと「10」が理解できない人なんです。 はい。意味わかんないですよね。「1」だけ聞けば全部分かる人にとっては謎の生き物くらいに思いますよね。 なんで「15」まで聞かないと分からないのかと言うと、イレギュラーなことが起こった時にどう対処すればいいのか分

夫婦が分かり合えない本当の理由と具体的な解決策

パートナーと分かり合えないときや自分の気持ちを分かってもらえないときに、「私のこと好きじゃないんだ」と自分を責めたり、「最低な男だ」と相手を否定したりするかもしれません。 でもそれは大間違いなんです。 分かり合えない本当の理由は、お互いの『普通』が違うだけなんです。 例えば旦那さんが、「夫婦は誕生日にプレゼントを贈り合わないのが普通」と思っていたとします。 でも奥さんは「夫婦は誕生部プレゼントを贈り合うのが普通」と思っていたら、誕生日にプレゼントがもらえなかったらビッ

完璧主義をときどき手放して時代の波に乗っていく方法

熱心に丁寧に時間を掛けて取り組むことよりも効率的であることが求められる現代は、完璧主義の人にとって生きにくい時代かもしれません。 完璧主義が時代に求められない能力なら完全に手放すべきなのかというと、そんなこともないと思っています。 細部まで目が行き届き、丁寧にきっちりと最後までやり遂げられることは、間違いなく才能です。 ただ『コスパ』や『タイパ』なんて言葉が飛び交う時代を楽に生きていくためには、ときどき完璧主義を手放していく必要はあります。 ここでは完璧主義を手放して

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苦労話に共感しなくていい

数年前に知人の学生時代の苦労話を聞いていた時のことです。 「私の気持ち分かる?!」 うんうんと聞いていた私に、急に質問が飛んできました。 …気持ち分かるかな? …同じような経験あったかな? …全くないわ。 私の学生時代をいくら振り替えっても、知人の苦労話に共感できる出来事がなかったのです。 「ごめん!分からないや」 嘘をつくこともできましたが、なんとなくその時は素直に伝えた方がいい気がしていました。 「そっか…分からないかぁ」 ボソッと知人がつぶやいたそ

夫婦喧嘩で見えた発想のその先

新婚当初、私は掃除に料理に色々頑張っていました。なぜかって、そりゃ褒めてもらいたかったからです。 良い奥さんでいたかったし、これでもかというくらいヨシヨシしてもらいたかったんです。 家事が得意でも好きでもないのに頑張ろうと思った理由は、ただそれだけでした。 こうすれば褒めてくれるに違いない!と思いながら色々頑張る日々は続きましたが、予想に反して現実は希望通りにいきません。 まず頑張っていることに夫が気付かないのです。 男性は鈍感だとよく聞くから仕方がないことにして、

誰かに好かれるために頑張るのはやめよう

今の自分がすごく嫌で、理想的な自分になりたいと思っていると「理想的な自分になればもっと好きになってもらえるんじゃないか」と考えることがあるかもしれません。 でも、それは完全に思い込みです。 美人になっても性格がよくなっても、好かれる人には好かれるし、嫌われる人には嫌われるものなんですよね。 本当にそういうものなんだと思います。 でも「今のあなたがいい!」という人が必ずいるはずなんです。それも案外すぐ近くに。 誰かに好かれるために頑張る必要なんてそもそもなくて、そのま

メンタルに不調がある自分を嫌いにならない考え方

落ち込みやすい、怒りやすい、パニックになりやすいなどメンタルに何らかの問題を抱えている時、自分に厳しいルールを課しているかもしれません。 厳しいルールとは、 ・元気じゃなきゃいけない ・迷惑をかけちゃいけない ・心配をかけちゃいけない ・ちゃんとしてなきゃいけない などのルールです。 これらのルールは幼い頃に周りの大人に認められるため、愛されるため、可愛がってもらうために自分に課すことがあります。 子どもの頃に考え抜いた生きる術とも言えます。 自分に課したル

悩みは頭の中の5歳の子に聞いてもらう

いま悩んでいることがあったら、難しく複雑に考えるのを一度やめてみてください。 そして5歳の子に説明できるくらいシンプルに現状を整理して、同じく5歳の子が理解できる言葉で解決策を考えてみると簡単に悩みの答えに辿り着けます。 悩みを持つと、長い時間をかけて考えてたくさんの人に相談した方が最善策にたどり着ける気がするかもしれませんが、実際には答えに辿り着くまでに長い時間を要してしまいます。 悩みは考える時間が長くなるほど、不安を掻き立てる妄想が膨らんで『いまの自分はどうしたい